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2010年02月12日

Elliot Minor / Elliot Minor -2008-

 01. Time After Time ★
 02. Parallel Worlds ★
 03. The White One Is Evil ★
 04. The Liar Is You
 05. Lucky Star ★
 06. Jessica ★
 07. The Broken Minor ★
 08. Still Figuring Out ★
 09. Silently
 10. Running Away
 11. Last Call To New York

イギリス出身のメロディック・エモ・バンド、2008年デビュー作。
僕は全くと言っていいほどエモというジャンルに明るくないのであまり知ったような口は利けないのですが、
このバンドは単純に一聴して僕の趣味に合う「こっち側」のバンドだなぁと感じました。
メンバー全員がクラシックの教養があるということから音楽性にもそれが多分に反映されており、
ドラマティックな曲展開、キーボーディストによる繊細なピアノ・ストリングスアレンジ、
哀愁ただようキャッチーなメロディ、ツインボーカルという持ち味を生かしたハーモニーなどなど、
エモ云々というよりむしろメロディック・ハード、ハード・ポップ、そして誤解を恐れずに言えば
メロディック・スピード・メタル、シンフォニック・メタルのリスナーにすらアピールするのではないでしょうか。
("Parallel Worlds"なんてまるでSonata Arcticaみたい。)
アルバム前半にシングルカットされたキラーチューンが多いため相対的に見ると若干後半ダレますが
それでも楽曲の質は粒ぞろいで今後が楽しみなバンド。日系のメンバーもいるようですし応援したいですね。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 05:27 [ アルバム紹介 ]

2010年02月01日

Amorphis / Silent Waters -2007-

 01. Weaving the Incantation ★
 02. A Servant ★
 03. Silent Waters ★
 04. Towards and Against ★
 05. I of Crimson Blood ★
 06. Her Alone ★
 07. Enigma ★
 08. Shaman ★
 09. The White Swan ★
 10. Black River ★

僕の大好きなフィンランドメタルの雄、Amorphisの大傑作8thアルバム。
ブルータルデスメタル→メロディックデスメタル→サイケデリックメタルと、デビューから様々に方向性を変えつつ
常に高いクオリティの作品を発表し続けてきた彼らですが、前作「Eclipce」からエモーショナルなクリーンヴォイスと
野獣の咆吼の如きアグレッシヴなデスヴォイスを完璧に使い分ける名シンガー トミ・ヨーツセンが加入したことにより
バンドとしてさらに高みに到達した感があります。Amorphisは過去のものと考えるリスナーも多かったようですが、
そんな彼らの耳をもう一度引き戻し、そして新たなファンを数多く獲得することにも成功したようです。

過去のデスメタル時代のアグレッション、そして彼らがルーツに持つサイケデリック・トラッド要素を
高い次元で融合させた「Eclipce」も傑作でしたが、この「Silent Waters」も同路線を押し進め、
等しく高いクオリティを維持することに成功した素晴らしいアルバムになりました。
"Silent Waters"、"The White Swan"、"Black River"と言ったSentencedにも匹敵する慟哭の名曲では
悲哀・憂いの感情を高い表現力で歌い上げ、対して初期のようなヘヴィネスさを持った"Weaving the Incantation"、
"Towards and Against"では地鳴りのようなグロウルで聴き手を熱くさせるトミ・ヨーツセンの力量には脱帽。
楽曲的に見ても捨て曲など一切なく、過去の作品群から得た経験を活かして更に成長を続ける今の彼らを
絶頂期であると断言しても過言ではないと思います。個人的には一生聴き続けるであろうアルバム。
望む、単独来日公演!

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 21:19 [ アルバム紹介 ]

2010年01月17日

A.C.T / Imaginary Friends -2001-

 01. Take It Easy ★
 02. Hippest Flop ★
 03. A Supposed Tour ★
 04. Biggest Mistake ★
 05. Imaginary Friends ★
 06. She / Male ★
 Relationships (The Long One 7-13)
 07. At the Altar ★
 08. Svetlana ★
 09. No Perspective ★
 10. Second Thoughts ★
 11. Mr. Unfaithful ★
 12. Gamophobia ★
 13. Little Beauty ★

スウェーデン出身のプログレポップ・メタルバンドによる2ndアルバム。
往年のKansas、New England、It Bitesを思わせる叙情的なプログレハードをベースにDream Theaterばりの
ヘヴィでテクニカルな演奏・変拍子バリバリの複雑な曲展開を繰り広げながらも、それをQueen、ELO、Jellyfish、
Valensia、Valentineからの影響をモロに受けたポップでカラフルなメロディで違和感なく聴かせる凄腕のバンドです。
↑で挙げたバンドの殆どがフェイバリットである僕からすればこのA.C.Tは本当にツボどストライクなバンドでして、
同じ趣味をもつ方々にもぜひ聴いてもらって一緒に感動を分かち合いたいな、と思う今日この頃です。
この2ndアルバムを取り上げたのは単に僕が一番好きなアルバムだからであって、これまで4thまで出ている
彼らのアルバムは全て全力でお薦めなのですが、もしかすると入門としては1stの「Today's Report」、
3rdの「Last Epic」の方がとっつきやすいかもしれません。(4th「Silence」もスルメ盤で非常に素晴らしいのですが!)
極上のメロディ、ドラマティックなアレンジ、さりげない超絶技巧、どれをとっても100点満点。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 12:32 [ アルバム紹介 ]

2010年01月14日

Status Quo / Just Supposin' -1980-

 01. What You're Proposing ★
 02. Run To Mummy ★
 03. Don't Drive My Car ★
 04. Lies ★
 05. Over The Edge ★
 06. The Wild Ones ★
 07. Name Of The Game
 08. Coming And Going
 09. Rock 'N' Roll ★

Status Quoというバンドは70年代のハードブギー時代が黄金期と言われていて、その後はパッとしないながらも
頑にハードブギーを演り続けているベテランバンド…という認識がロックファンの間では一般的ですけども、
いやいや何をおっしゃいますやら。ゴリゴリのハードブギーであった時代は意外にも短く、
70年代後期頃からブギを基調とはしつつともハードポップとも言える音楽性にシフトチェンジ。
今日にいたるまでそのポップでキャッチー、ノリの良いブギーサウンドで未だ活動中です。
(現時点での最新作は2007年の「In Search of the Fourth Chord」)
両手両足の指を使っても数え足らないくらい作品が出ていますが、その中でも僕が特に大好きなのがこのアルバム。
前述したハード・ポップ・ブギーに方向性を変えてからの作品では1,2を争う完成度だと思います。
とにかく全曲キャッチーで非常に聴きやすく、"What You're Proposing"や"Lies"など、
思わずメロディを口ずさみながら小躍りしてしまう名曲が揃っています。
そして特筆すべきがラストトラック"Rock 'N' Roll"。曲名から受ける印象とは真逆の、本当に暖かく、
彼らStatus Quoというバンドがロックをいかに愛しているのか伝わってくる感動のバラードで、
僕がこのバンドに最大級の愛着・親しみを感じる理由が全て詰まっている名曲です。
70年代の彼らしか知らないロックを愛する皆さんにぜひ聴いてもらいたいアルバム。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 01:34 [ アルバム紹介 ]

2006年04月26日

Astral Doors / Astralism -2006-

  01. EVP ★
  02. Black Rain ★
  03. London Caves ★
  04. From Satan With Love ★
  05. Fire In Our House ★
  06. Israel
  07. Raiders Of The Ark ★
  08. Tears From A Titan ★
  09. Oliver Twist ★
  10. Vendetta ★
  11. The Green Mile
  12. In Rock We Trust ★
  13. Apocalypse Revealed

2003年デビュー、気鋭のスウェーデン産ハードロックバンドAstral Doorsの新作です。
音楽性はずばりRainbow、Dio路線を踏襲した
正統派様式美ハードロックなんですが、しかし北欧のバンドにありがちなネオクラ系ではなく
ひたすらレトロで暑苦しい骨太のハードロックを演奏しております。とても2006年の新譜とは
思えない古臭いハモンドの音色を聴けばマニアは一撃ノックアウトでしょうが驚くのはまだ早い。

このバンドの中心的人物はVoのニルス・パトリック・ヨハンソンという人物なのですが
この人がもう一級品なんてもんじゃないほど素晴らしく、ロニー・ジェイムス・ディオと
トニー・マーティンを足して2で割り、更に人見元基風味を振りかけたような熱過ぎるVoは
最近の若手では飛びぬけている…どころか、これはもう本気でロニーの後継者になり得ますよ。

1st・2ndは、質は高いながらあと一歩という印象のアルバムでしたがこの3rdで完全開花。
サビがあまりにも衝撃的過ぎる1曲目"EVP"に「ヒロシマの黒い雨」を歌った"Black Rain"、
先行ミニアルバムで披露された"Raiders Of The Ark"、怒涛の畳み掛けを見せる"Vendetta"、
曲名見て一瞬Stryperかと思った"In Rock We Trust"など枚挙に暇が無いほど名曲多し。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 22:47 [ アルバム紹介 ]

2006年02月09日

Various Artists / Velvet Tinmine -2003-

01. Iron Virgin - Rebels Rule
02. Hello - Another School Day
03. Warwick - Let's Get The Party Going
04. The Damned - Morning Bird
05. Sisters - Kick Your Boots Off
06. Flame - Big Wheel Turning
07. Arrows - Toughen Up
08. Crunch - Let's Do It Again
09. Bearded Lady - Rock Star
10. Simon Turner - (Baby) I Gotta Go
11. Brett Smiley - Va Va Va Voom
12. Shakane - Love Machine
13. Washington Flyers - The Comets Are Coming
14. Stavely Makepeace - Slippery Rock 70s
15. The Plod - Neo City
16. Ricky Wilde - I Wanna Go To A Disco
17. Tartan Horde - Bay City Rollers We Love You
18. Big Wheel - Shake A Tail
19. Fancy - Wild Thing
20. Tubthumper - Kick Out The Jams

このアルバムについては以前書いたはずなんですけど、何故か行方不明になってるのでもう一度。

「Velvet Goldmine」というデヴィッド・ボウイをモデルにしたグラムロックの映画がありましたけど、
このアルバムは「Velvet Tin(ブリキ)mine」、つまりB級・C級グラムのコンピレーションです。
HelloやArrowsなんかは比較的知名度ありますけど、それ以外はほんとあんた誰?というメンツですね。
まず1#の"Iron Virgin"からしてバッタモン臭い匂いが漂ってますけど(笑)実はこっちの方が遥かに先です。
(まぁ60年代にはすでにIron Maidenというそのまんまの同名別バンドがおりますけどね)
素敵な写真で一杯の公式?ページがあります。曲自体は骨太かつポップなハードロックの佳曲。
4#のThe Damnedも残念ながら同名別バンド。全然パンクじゃないです。
11#Brett SmileyはフワフワしたVoが魅力のニューヨーク美形グラムロッカー。
数年前にスティーヴ・マリオット参加の幻のソロアルバムがCD化されてますね。
そして17#は僕がこの1曲のためだけに買ったという"Tartan Horde - Bay City Rollers We Love You"。
Rollers旋風が巻き起こっていた当時、何と「Rollers賛歌」的レコードが正体不明のバンドから
いくつかリリースされておりこれもそのうちの一つなんですが、実はこのTartan Hordeなるバンド、
何とあのパブロックの重鎮ニック・ロウが覆面でやっているんですね。現在では完全に黒歴史、
よほどのファンでも知らない事実ですが、曲自体は流石ポップでキャッチーな名曲なので
ヒドい歌詞には目をつぶってでも、是非とも多くの人に聴いてもらいたいですね。
(ちなみに「ニック・ロウはRollersのゴーストライターだった」という噂が存在しますが、
僕はこの「Rollers賛歌を歌った」という事実に背ひれ尾ひれが付いたものだと解釈しています。
いや、この曲は「俺はRollersのゴーストだったんだ!」という遠回しすぎるアピールなのかも(笑)

名盤:★★★☆☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 22:45 [ アルバム紹介 ]

2006年01月26日

Beagle Hat / Magical Hat -2006-

  01. Casgabarl ! ★
  02. My Secret Holiday ★
  03. After The Typhoon ★
  04. On My Way ★
  05. Half Invisible Man ★
  06. Goldmine ★
  07. Indoor Swimming Pool
  08. Wrecker Pulls Away ★
  09. Hide And Seek ★
  10. Under A Blue Moon
  11. Look For Another Submarine ★
  12. A Wandering Penguin ★
  13. Fairyland ★
  14. Casgabarl ! (When I Was A Little Boy)

まずはこのBeagle Hatなるバンドについて説明をせねばなりませんね。
BeatlesやQueen、10ccにELOといったブリティッシュ・ポップ・ロックに影響を受けた
音楽性を持ち既にインディーズで2枚のアルバムを発表、「NHKみんなのうた」で使用された
"白いスピッツ"が大きな反響を呼び、またFair Warningのスカイギターじゃない方の人のバンド
Last Autum's Dreamに楽曲をカバーされるなど国内外で評価の高まる日本のバンドであります。
このたび満を持して(何故かメタル系レーベルのMarquee/Avalonから)メジャーデビューするにあたって
レーベルの計らいで迎え入れられたボーカリストが、何と我らがPilotのデイヴィッド・ペイトン!!
ライナーにも書いてありますがほんとズルいと言えばズルい。元々日本人離れしたメロディセンスを持つ
Beagle Hatの音楽にあの伝説的ブリティッシュ・ポップバンドの血が混ざる、と想像しただけで
僕のような熱狂的ファンはもう興奮して鼻息荒くせずにいられませんよ。
当然中身もPilotと比較せざるを得ないのですが、もう1曲目のキャッチーなポップチューン
"Casgabarl !"にのっけからやられてしまいましたね。他にも同じくポップな"Wrecker Pulls Away"に
"Fairyland"、比較的ロック色の強い"My Secret Holiday"や"Look For Another Submarine"、
夏の日本の夕暮れ時を思わせる切ないバラード"Hide And Seek"、何とPilotの未発表曲という
"Goldmine"などなど、まさに日英の職人芸によるブリティッシュポップの名曲が並びます。
しかし決してPilotの後をなぞるだけではなく前述したBeatlesやQueenなどの音楽性も消化した上で
しっかり「Beagle Hat」のオリジナリティを確立しているところが素晴らしい。
おそらくパーマネントなメンバーではないであろうデイヴィッドも完全にバンドに馴染んでおり、
その歌声はとても50を過ぎたおっさんとは思えないほど(失礼)甘く若々しいあの"Pilot"の声。
在り来たりな表現ですがこの音を聴いてとても日本のバンドだとは思えないでしょう。
Pilotのファンはもう問答無用で購入決定ですが、それ以外にもブリティッシュ好きなら
間違いなく気に入ってもらえる名盤だと思います。日本人としてこの音を世界に誇りましょう。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 23:07 [ アルバム紹介 ]

2006年01月17日

Status Quo / Riffs -2003-

  01. Caroline (2003)
  02. I Fought The Law
  03. Born To Be Wild
  04. Takin' Care Of Business
  05. Wild One
  06. On The Road Again
  07. Tobacco Road
  08. Centerfold
  09. All Day And All Of The Night
  10. Don't Bring Me Down
  11. Juniors Wailing (2003)
  12. Pump It Up
  13. Down The Dustpipe (2003)
  14. Whatever You Want (2003)
  15. Rockin' All Over The World (2003)

ついこの間出たばかりの新譜をサクっとスルーして、こんな(失礼)アルバムの紹介文を
せっせと書いているという相変わらずのゴーイングマイウェイ振りには自分でも呆れますが…
そんなことは置いといて本作、2003年に出たStatus Quo通産…何枚目かはもう知りませんが
2006年現在2番目に新しいアルバムとなる有名曲&セルフのカバー曲集であります。
ざっと曲目を見てもCricketsの"I Fought The Law"にSteppenwolfの"Born To Be Wild"、
さらにはJ.Giles Bandの"Centerfold"などなど本当に誰もが知ってるような名曲が名を連ねます。
普通彼らのようなベテランバンドがカバーアルバムを出すとなると、もうしっかり年季の入った
おっさんしか喜ばないような先祖還りのオールディーズカバーがズラリ…となるのが常ですが、
そうではなく老若男女楽しめる有名曲のカバーを楽しく聴かせてくれるあたり流石我らがQuoだな、
と強く実感しますね。(や、実はコテコテのオールディーズカバー集もしっかり出してるんですけど)
そしてセルフカバーの方も、これまた"Caroline"や"Whatever You Want"にトドメの
"Rockin' All Over The World"(まぁこれは正確には"セルフ"カバーじゃないけど)など
彼らの代表曲をこれでもかと聴かせてくれ、…まぁ演奏の方は笑うほどオリジナルに忠実なんですが、
それでも2003年の音で名曲が蘇るんですからファンにとってこれほど有難いことはありません。
そしてまだファンではない人にとっても有名曲のカバーとQuoの代表曲が一度に楽しめる
このアルバムは、そんじょそこらに転がってる熱心なファンが喜ぶ程度のカバーアルバムより
遥かに面白く聞けるんじゃないかと僕は思いますハイ。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 20:04 [ アルバム紹介 ]

2005年12月24日

Waltari / Blood Sample -2005-

  
PART 1
  01. Helsinki ★
  02. Not Enough ★
  03. Too Much Emptiness ★
  04. Never ★
  05. New York ★
  06. I'm In Pain ★
  07. All Roads Will Lead To Rome ★
  08. Digging Inside

PART 2
  09. Fly Into The Light ★
  10. Shades To Grace ★
  11. Aching Eyes
  12. Back To The Audio ★
  13. Pigeons ★
  14. Exterminator Warheads ★
  15. Darling Boy ★
  16. Wide Awake ★
  17. Julia ★

現在僕が溺愛するフィンランドの変態ノリノリミクスチャーメタルバンドの2005年新作。
数えてみたらこれで10作目、確か活動開始は1986年からだから…えー!もう結構なベテランですなぁ。
そんだけ活動しててもここ日本での知名度たるや未だ「悲惨」としか言いようがない状況で、
この「Blood Sample」も非常に入手に手間取りまして。初めはもう一聴する事すら諦めてたんですが、
何と我らが救世主、HMV様が取り扱いを開始して下さいましてですね!もう喜び勇んで速攻予約。
しかし何か様子がおかしい。メシアHMV様から送られてくるのは「出荷延期のお知らせ」というメールばかり。
そんな非情にも耐えて僕は健気に待ち続け、気が付けば当初の出荷予定日から3週間ですよ。
「ああもうだめだキャンセルしてレコードでも買おうそして死のう」と諦めかけた瞬間に
発送メールが来たのには笑いましたが。待たせやがってクソッタレHMV!愛してるぜ!!

話が反れました。2004年の前作「Rare Species」はゴシック的なアプローチをかけた
いかにも北欧のバンドらしいメロディ重視のアルバムで、完成度自体はやはり高いながらも
Waltari本来の持ち味である変態ごった煮振りがあまり生かされてない作風だったので
個人的に残念に思っていたのですが、今作はもう、一度聴いただけで思わず笑みがこぼれましたね。
パンクありのデスメタルありのラップありのダンスミュージックありのインダストリアルありの…
心の中で「Waltariが帰ってきた!」の叫びとともに勢いよくガッツポーズ!ですよ。
そうそう、やっぱりWaltariはこうでなくちゃ!

さて中身の方ですが、今回は「ヨーロッパの各都市を描いたコンセプトアルバム」ということで
Part1とPart2に分けられた2部構成となっています。合わせて78分の大ボリューム。
まずは彼らの故郷を描いた"Helsinki"、チープなシンセ音から始まり重厚なギターリフに乗せて
フィンランド語を呪文のように呟くあたりはRammsteinを思わせますが、僕の荒みきった心を
紙やすりでこすりあげるような哀愁漂うサビのメロディにはいきなりやられてしまいました。
もうここまでくれば演歌級。彼らの6th「Space Avenue」収録の"Stars"に匹敵する名曲です。
と思えば間奏ではデスヴォイスをかまし、その直後ラップが飛び出してくるあたりやっぱWaltariですね~。
次はシングル曲の"Not Enough"。良い意味で「いかにも売れそうな」ノリノリ系ゴシックという感じ。
実際フィンランドではチャート3位を獲得しているそうです。評判良くないけど僕はかなり好きだなぁ。
その他も拳を突き上げての「ヘイヘイヘイ!」が楽しいパンキッシュな"Too Much Emptiness"、
ファミコンみたいな電子音で始まる疾走曲"Never"、あれ?ヨーロッパじゃなかったっけ?と
思わずにはいられないスラッシュメタル"New York"、ドイツのアウトバーンを表現したという
ツーバスドコドコパンクの"All Roads Will Lead To Rome"など、キャッチーな疾走曲が続く
Part1は僕のお気に入りですね。心臓の鼓動音のようなスローナンバー"Digging Inside"から
若干の無音部を間に挟んでPart2へ。正直この間は邪魔くさいですな。

Part2の幕開けは、ダンサブルなリズムマシーンとヘヴィなギターリフのミスマッチが面白い
"Fly Into The Light"。踊り疲れたらメロディアスなバラード"Shades To Grace"で一休みです。
人をおちょくったようなユーモラスなダンスミュージック"Back To The Audio"の次は
スペインを表したという"Pigeons"。アラビアンな男性ボーカルが印象的な民謡風楽曲です。
このバンド、ギタリストが二人いるのに当然のようにソロが無かったり、新加入したばかりの
ドラマー(Helloween好き)を差し置いて平気で打ち込みを多用するなんてことをやるもんですから
あまりテクニック面で語られることはないんですけど、この"Pigeons"で聴けるアコギ速弾きソロでは
インギーかヌーノ・ベッテンコートかってくらいのテクニックを披露してくれてますよ。
お次は今作で一番激しい(ていうかうるさい/笑)デスメタル"Exterminator Warheads"。
そんな曲でも間にマヌケなボーカルパートを入れずにはいられないWaltariが大好き。
ラスト手前はフランスを表現したという"Wide Awake"。キャッチーかつ壮大で哀愁を帯びた名曲です。
最後はご存知Beatlesのカバー"Julia"。もちろんイギリスの象徴です。この人らは1st「Monk Punk」で
"Help!"をデスメタルにしてしまったという前科があるのですが(笑)今回は割と素直なカバーをやって
しっとりと聴かせます。さすがに原曲通り、アコギ弾き語りだけではないですけど。
(…Beatlesに疎い僕は原曲が思い出せず、1stから順に探しまくったというのは内緒の話)

というわけで今作はWaltariらしい遊び心がふんだんに詰まった素晴らしいアルバムとなった訳ですけど
しかし決して前作「Rare Species」は無駄となったのではなく、このアルバムがあったからこそ今作での
北欧らしい哀愁漂うメロディが生きてきたのではないかと思います。今作のジャケットの隅にこっそり、
「Rare Species」のジャケで登場したカメレオンが姿を見せているというのが何よりの証拠でしょう。
もう12月も終わりですが、個人的05年ベスト登場です。あれ、去年も似たようなパターンだったような…?

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 21:34 [ アルバム紹介 ]

2005年12月04日

MAGMA / Wurdah Itah -1974-

  
  01. Malawelekaahm
  02. Bradia Da Zimehn Iegah
  03. Maneh Fur Da Zess
  04. Fur Dihhel Kobaia
  05. Blum Tendiwa
  06. Wohldunt Mem Deweless
  07. Wainsaht !!!
  08. Wlasik Steuhn Kobaia
  09. Sehnnteht Dros Wurdah Sums
  10. C'est La Vie Qui Les A Menes La !
  11. Ek Sun Da Zess
  12. De Zeuhl Undazir

ロシア語、ドイツ語ときたらもうこれしかありません、コバイア語の登場です!(ヤケ)
正確にはこのアルバム、MAGMAではなく「Cristian Vander」名義のソロ作品なんですが、
この組曲が「Theusz Hamtaahk」の第二章に位置づけられていること、そして誰の目にも明らかな
このジャケットからして完全にMAGMAの作品だと言い切ってしまっても文句は無いでしょう。
音も前作「Mekanik Destruktiw Kommandoh」を踏襲した完全なるMAGMAサウンドなんですが、
何が凄いってこのアルバム、クロース・ブラスキス(Vo)ヤニック・トップ(Ba)ステラ・ヴァンデ(Vo)
そして御大クリスチャン・ヴァンデ(Dr.Key.Vo.)という何とたったの4人編成で録音されているのです。
それでいてこの演奏、まさにマグマというバンド名に相応しい血肉沸き踊る脅威のテンション、
全くもってただただ恐れ入るばかりです。このアルバム、「MAGMA初心者用」的ニュアンスで
紹介されることが多いように思いますが、確かに二枚組の大作「MAGMA Live !」よりは
メンバー構成的にも(良い意味で)あっさりしており初めてでも聴き易いと思います。
好き嫌いはともかく、この得体の知れない物凄いパワーだけは感じ取って頂けるのではないかと。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 14:00 [ アルバム紹介 ]

2005年12月03日

Rammstein / Rosenrot -2005-

  
01. Benzin ★
02. Mann Gegen Mann ★
03. Rosenrot ★
04. Spring ★
05. Wo Bist Du ★
06. Stirb Nicht Vor Mir // Don't Die Before I Do ★
07. Zerstoren ★
08. Hilf Mir
09. Te Quiero Puta ! ★
10. Feuer Und Wasser
11. Ein Lied

ロシア語の次はドイツ語、何かTOPページがどんどん難解な言語で埋め尽くされていっておりますが…
カイ・ハンセン曰く「ドイツ語で歌って唯一成功しているバンド」であるRammsteinの2005年新作です。
ジャンルで言えばインダストリアルメタルに区分されるであろうこのバンドですが、もうね、
この音聴けばそんなジャンルがどうとかケツの穴の小さいことはどうでもよくなってきますよ。
間違いなく現在「世界最強」の音を出すバンドです。最強なんていうと誤解が生じるかもしれませんが
音楽性の優劣云々といった次元の低い意味合いでなくただ単純、音の持つ破壊力が並でないということ。
デビュー時からまったく変わらない、重厚かつ鋭いギターリフを基調としたミドルテンポの楽曲に
バリトンのドイツ語演説調ボーカルが乗っかる「軍隊」的世界観は是非とも体験してほしいです。
軍隊といっても「突撃ィィィィィ!!」というフットワークの軽い攻撃的なものではなく、
「冷酷非情な恐怖の鬼軍曹」といった感じの音です。すんませんアホな例えしか出来なくて。
まさにこのジャケット通りの世界です。仮にAcceptを戦車とするなら、Rammsteinは戦艦ですよ。
あまりにもクセのある音楽なので慣れるのには時間がかかると思いますが(僕も最近ようやくハマりました)
とりあえずこのアルバムの1曲目、「べんじ~~ん!」で今までにない衝撃をお約束致します。
まぁ入門には2001年の「Mutter」の方がいいかもしれませんが、このアルバムも間違いなく傑作。
ライブでのパイロ使いまくりド派手パフォーマンスも必見ですよ。もう一回来日しないかなぁ。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 22:17 [ アルバム紹介 ]

2005年11月26日

Бони НЕМ / День Победы -2003-

  
  01. Увезу тебя я в тундру ★
  02. Нас не догонят ★
  03. Сука-любовь ★
  04. Ты скажи ★
  05. Песня первоклассника
  06. Без тебя ★
  07. Беги по небу
  08. Только этого мало
  09. Чито-грито-маргалито ★
  10. Пропала собака
  11. Пропала собака-2
  12. Без тебя (слат Remix) ★
  13. Только этого мало
  14. День Победы (Radio Edit) ★

ようやく、ようやく聴く事が出来ました。このБони НЕМというバンドはですね、HR/HMに限らず
世界中のありとあらゆる名曲を(やたらクオリティの高い)デスメタルでカバーしまくるという
ロシアという国に対する見方まで変わってしまいそうな強烈アホバンドなんですけれども、
そのБони НЕМが2003年、満を持してリリースしたデビュー8年目にして初のオリジナルアルバムがこれ。
まずこの人をおちょくりきったジャケットに僕の変態心は大変そそられたのですが(マサルさんみたいだ…)
その中身が何とまぁ、インダストリアル風味も覗かせる2003年最先端エキストリームメタル!
なんですから腰を抜かしましたよ。特に1曲目、これはシンフォニックブラックメタルとでも
呼べばいいんでしょうか、アルバム初めのご挨拶にしては何とも強烈過ぎる素晴らしい名曲です。
その次、この曲だけはカバーなんですが、何と同郷最大のアイドルt.A.T.u.をやってくれちゃってます。
原曲は日本では(多分)2番目に有名な"Not Gonna Get Us"という曲なんですけど、しかしまぁ
このバンドのアレンジの才能にはほんとつくづく感心させられますわ。このカバーは反則ですよ。
他にも6曲目なんかRammstein顔負けのかっちょいいインダストリアルメタルですし、9曲目は
「Chito-Glito-Malgarito」という、まるで子供の言葉遊びみたいなFinntroll級の童謡・民謡メタル。
14曲目にしてやっと登場のタイトル曲は、「勝利の日」という意味の曲名通りに勇ましい名曲なんですが、
"Radio Edit"と銘打って何とたったの20秒で終わりやがります。最後の最後でアホバンドの真髄発揮…
何とも強烈としか言いようがないデスヴォイスのボーカルが人によってはネックになるかもしれませんが
しかしまた、人によっては一生もんの経験になるかもしれない「物凄い」バンドですよこれは。

追記:どうやらやっぱりこれもカバー集っぽいです。Ariaとかやってるそうなんですけど、
何せ情報が少なすぎて何が何だか分かりませんわ…ほんとすみません。

名盤:★★★☆☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 14:17 [ アルバム紹介 ]

2005年11月25日

Ария / Игра с Огнем -1989-

  
  01. Что Вы Сделали с Вашей Мечтой ? ★
  02. Раскачаем Этот Мир ★
  03. Раб Страха ★
  04. Искушение ★
  05. Игра С Огнем ★
  06. Бой Продолжается ★
  07. Дай Жару ! ★

うん、やっぱりこっちも書いておかねば気が済まない。ロシアを代表する正統派メタルバンド、
Ariaの名作と名高い4thアルバムです。まぁ正直、路線的には先に紹介した5thとまったく同じなので
特に書くことは無いんですが…5thの紹介では「こっちのが好み」と書きましたが、それはあくまで
曲単位の話であってアルバム全体としてみた場合の完成度はやはりこちらに軍配が上がりますね。
「Iron Maidenみたいだ」とは聴いた誰もが思うことだと思いますが、決して物まね・ただのフォロワーではなく
「風格」そのものも完全にMaidenに並んでいると僕は断言いたします。正直僕はAriaのほうが好きです。
だってロシアのクラウス・マイネ、Vo.ヴァレリー・キプロフがめちゃくちゃ格好いいんですもん。
どこかのページでチラ見したことなんですが(場所忘れましたすみません)、ロシア語では
英語の「I(私)」に相当する言葉を「ヤー」と言うそうなんですね。これをメタル風に言ったらば
「ヤ"ァァァァァァァッァアアアアア!!!!!!!!」ですよ。ただ「私」って言うだけで。
クラウス・マイネにこんな絶叫されたら誰だって失禁しますやん。失禁しますやん岡村さん。

何か知名度が低いことをいいことに、あること無いことホラ吹いてると思われるかもしれませんが
まぁいいから、時間は取らせないからちょっとAriaの公式ページで1曲目だけでも試聴してきてくださいよ。
ロシア語で場所が分からない?じゃあいっちょ直リンしたるかこれですよ。2分も聞けます良心的。
正統派メタル・ハードロックファンでこのバンドを知らないのはほんともったいない。世界は広いなぁ。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 23:59 [ アルバム紹介 ]

2005年11月21日

Ария / Кровь за Кровь -1992-

  
  01. Прощай, Норфолк ! ★
  02. Зомби ★
  03. Антихрист
  04. Не хочешь, не верь мне ★
  05. Кровь за кровь ★
  06. Бесы ★
  07. Всё, что было
  08. Следуй за мной ★

ロシア語です。読めません。バンド名はアルファベットでAriaと表記するそうです。
本国のみならずヨーロッパでも高い人気を誇る大御所の正統派メタルバンドなんですが、
こと日本においての知名度はこんなもんなんですから何とも悲しいことですなぁ。
音のほうはツインリードの美しいメロディアスな正統派メタルで、ScorpionsやRainbow、
Iron Maidenなんかの影響色濃いことは一聴きで明らかなのですが、じゃあ似たバンドは?
と言われるとどうにも思いつかない、地味なのに個性的という面白い音を出しています。
特にクラウス・マイネ似のボーカリストが非常に実力者でして、ロシア語の独特の凄みまで加わる
その歌唱には心底惚れました。久し振りに本気で格好いいと思うボーカリストに出会いましたよ。
このアルバムは5作目で、一般的に(どこの一般だ)傑作といわれるのは4作目なのですが
個人的には80年代後期Maidenの翔け上がるような疾走感に破壊力も備わった本作の方が好みです。
ジャケットが酷いなんてもんじゃないほど酷いのが残念ですが、音はこんなに腐れていません。
ていうか1曲目のイントロ、何だか妙にデジャヴを感じたのでよくよく思い出してみれば
Maidenの"Deja Vu"に似てるような気がするけど格好いいからそんなこと気にしない。
(デジャヴと"Deja Vu"をかけて上手いこと言ってやった言ってやった!)

しかしまぁ毎度のことながら、これだけ書き散らしてもCDは入手困難なんですよね。
国内じゃ某天国で取り扱ってるくらいですか、この状況はニンともカンともしがたいですなぁ。
ソ連時代ならまだしも、現在ではしっかりロシアとの流通ルートも確保されてるはずなので、
我が国においてロシアンメタルの知名度が低いこの現状は、頑なにCDを入荷しないショップ
そしてこういうバンドをことごとく無視する雑誌のせいじゃ!なんて悪口も言いたくなりますわ。
(まぁWaltariでもそうですけど、バンド自身に海外・日本へ出ていく気持ちが無いんだろうなぁ)

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 23:45 [ アルバム紹介 ]

2005年11月11日

Bullet For My Valentine / The Poison -2005-

  
01. Intro
02. Her Voice Resides
03. 4 Words (to Choke Upon)
04. Tears Don't Fall
05. Suffocating Under Words Of Sorrow (What Can I Do)
06. Hit the Floor
07. All These Things I Hate (Revolve Around Me)
08. Hand of Blood
09. Room 409
10. The Poison
11. 10 Years Today
12. Cries in Vain
13. The End

現在雑誌で大プッシュ、巷でも話題沸騰のイギリス産メタルバンドのデビュー作。
新人?前にもこんなバンドいなかったっけ?と思えばあれはMy Bloody Valentineでした。ややこしい。
何故か僕は「新人とは思えない完成度!」なんて煽り文句でプッシュされるバンドに限って
気に食わないことが多いんですが、このバンドは素直にカッコいいと思いましたですよ。
ジャンルで言えばエモコア?スクリーモ?まったくもって僕のよう知らん世界のバンドなんですが
本人たちが思いっきり公言するとおりIron MaidenやMetallicaといったオールドメタルバンドに
影響を受けたその音はまさに2005年版NWOBHMと呼んでしまって差し支えないものかと。
ボーカルこそデス声一歩手前のハードコアシャウト&今風の若者クリーンボイスというツイン体制ですが
ツインリードのハーモニーで畳み掛ける構成はまさにMaidenやメロデス勢なんかを彷彿とさせます。
全編同じ調子でとことん突っ走るので全部同じような曲に聞こえるのが難点といえば難点ですが
ただ単純「カッコよさ」を前にして、個人的にはその点に文句を付ける気はさらさらありません。
オールドファンがMaiden云々と評判を聞いて懐古趣味で買うととんだしっぺ返しをくらいますが、
昔のバンドも最高だけど今の音楽も好んで聴くぜ!というリスナーには名盤となるでしょうね。

何か1月に来日するんだって?たまにはフレッシュなバンドも見に行ってみようかな。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 23:20 [ アルバム紹介 ]

2005年10月10日

Gorky Park / Gorky Park -1989-

  
  01. Bang ★
  02. Try to Find Me ★
  03. Hit Me With the News ★
  04. Sometimes at Night
  05. Peace in Our Time ★
  06. My Generation ★
  07. Within Your Eyes
  08. Child of the Wind ★
  09. Fortress
  10. Danger ★
  11. Action

Bon Joviの全面バックアップを受けてメジャーデビューしたロシア産ハードロックバンドの1st。
ロシア産と聞いて思い浮かぶような胡散臭いイメージは全く無く、例えるならBon Jovi+KISS、
つまるところ「メジャーアメリカンハードロック!」という音です。(若干湿っぽいけど)
1曲目など、KISSの何とかいう曲にちょっと似てますがツカミには最適のパワフルな名曲ですよ。
他にも"Peace in Our Time"とか"Danger"あたりもHR好きなら聴いておけ!と言いたいですが
一番インパクトあるのが6曲目"My Generation"でしょう。曲名でピンと来る方も多いと思いますが
言わずと知れたThe Whoのカバー。しかしまぁこれ、原曲の面影が全くもってありません。
ノリノリロックンロールの名曲が、何とズッシリしたミドルテンポの様式美HRになってます。
歌詞以外共通点無いんじゃないかというカバーですが、決して原曲をおちょくるものではなく
非常に格好いい仕上がりになっているのでこれは是非とも数多くの人に聴いてもらいたいですね。
あ、残念ながら最後の曲はSweetのカバーじゃないですよ。(どうしても一言言わずにはいられない…)

結局ロシア産HR/HMバンドとしてメジャーに躍り出たのはこのGorky Parkくらいでしたが
実際もっともっと面白いバンドがロシアにはうじゃうじゃしてるので何かきっかけさえあれば
フィンランドメタルに次ぐ一大ブームが起こりそうな気がします。そのうち紹介したいですが
Бони Немなんてバンドは色んな意味で物凄いですよ。ほんと腹がよじれます。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 02:46 [ アルバム紹介 ]

2005年10月05日

【ベスト盤】 Bay City Rollers / Souvenirs Of Youth-Early Collection -1975/1978-

01. Keep On Dancing (Original) *
02. Alright *
03. We Can Make Music *
04. Jenny *
05. Manana *
06. Because I Love You *
07. Saturday Night (Original) *
08. Hey! C.B. *
09. Remember Sha La La (Original) *
10. Bye Bye Barbara *
11. Shang-A-Lang
12. Are You Ready For That Rock & Roll *
13. Summerlove Sensation
14. Bringing Back The Good Times *
15. All Of Me Loves All Of You *
16. The Bump *
17. Bye Bye Baby
18. It's For You *
19. Maryanne *
20. Give A Little Love
21. She'll Be Crying Over You *
22. Keep On Dancing
23. The Disco Kid
24. Angel Baby
25. My Teenage Heart
26. Mama Li *

さてまず始めに断っておきますが今回はアルバム紹介なんてするつもり毛頭ありません。
100%僕がウンチク垂れたいだけです。てかCD化されてないんで聴けといっても難しいですし。
おそらくここ見てる人の9割8分は興味ないと思いますけど少々お付き合いください。

んでこのアルバム、Bay City Rollersデビューの1971年から1975年までのシングル
A面B面を全て集めたファン垂涎、日本独自の2枚組ベストアルバムであります。
オリジナルアルバム未収録曲に*印を付けてみたら付いてないのを探す方が難しいという
状態になってしまいましたが、そういうわけで以前からファンの間でCD化が望まれています。
(去年くらいに再発されたオリジナルアルバムのCDにはボーナストラックとして
このアルバムからの音源がちょろちょろ入ってますけど)

タイトルやジャケが面倒なことになっていますが、実はこれ1975年にCBSソニーから出た
「Souvenirs Of Youth」(上)と、1978年に東芝EMIから出た「Early Collection」(下)の2種類があるんですよね。
邦題はどっちも「青春の記念碑」で紛らわしいことこの上ないんですが、この二つには決定的な違いが。
前者「Souvenirs Of Youth」では、7曲目"Saturday Night"と9曲目"Remember Sha La La"が
オリジナルのノビー・クラークVoではなくレスリー・マッコーエンVoのバージョンになっています。
これでは「歴代シングルA面B面」というこのベストアルバムの趣旨に大きく反するので、
苦情が相次いだのかは知りませんが「Early Collection」の方ではしっかりオリジナルが収録。
逆に言えばその点とジャケット・タイトル以外違うところはないのですが、変態の僕は
しっかり前者をLP、後者をブートCDで持っていたりします。完全にマニヤの領域ですね…

曲紹介に入りますと、まず1曲目から10曲目までが初代Voノビー・クラークが歌う曲。
まぁ何というか、Deep Purpleで言えばロッド・エヴァンス的位置づけにある人ですね。
デビュー曲"Keep On Dancing"こそスマッシュヒットしましたが、その後は悲しいほどに
さっぱり売れなかったこれらの曲、個人的には非常に大好きです。(正直古臭いポップスですけど)
特に誰もが知ってる"Saturday Night"、後に2代目レスリー・マッコーエンが爽やかに歌って
全米1位の大ヒットを記録しましたがこの名曲のオリジナルはこの人のVoなんですよ。
そういうわけで曲自体には十分売れる要素があったにもかかわらず、それでも売れなかったのは…
死ぬほど有名なあの「S.A.T.U.R.D.A.Y.NIGHT!」の掛け声が重いというか怖いというかせいではないかと。
レスリーVoの焼き直しバージョンにてお馴染みの爽やかな掛け声に変えたのは大正解ですね。
同じ曲でも弄りようによって月とスッポンほどの差になるという非常に良い例だと思います。
ちなみに4曲目"Manana"には、本国イギリスではさっぱり売れなかったのに何故かイスラエルで
ゴールドディスクを獲得しているという珍事実があります。ひたすらマニャニャ言ってる変な曲なんですけど。

そんで11曲目からが2代目レスリー・マッコーエン時代の曲です。一般的にRollersと言えばこの人ですね。
このあたりからオリジナルアルバムに収録されてる曲もちょろちょろ混じってるのに加え、
未収録の曲もあまり大した出来ではないのであまり面白くありませんが、しかしその中で
19曲目"Maryanne"と26曲目"Mama Li"に限ってはほんと飛びぬけて素晴らしい曲です。
特に"Maryanne"はシングルB面という位置に収まってるのが本当にもったいない稀代の名曲。
せめてオリジナルアルバムには入れておいても良かったんじゃないかなぁ。ああもったいない。

しかしまぁ、未だこのバンドについてこれだけ語れる自分に驚きを禁じ得ません。
ここ1年くらい全然聴いてなかったんだけど…やっぱマジで好きなんだなぁとしみじみ。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★★☆

投稿者 suma : 22:27 [ アルバム紹介 ]

2005年10月02日

Heathen / Breaking The Silence -1987-

  
  01. Death by Hanging ★
  02. Goblins Blade ★
  03. Open the Grave
  04. Pray for Death ★
  05. Set Me Free ★
  06. Breaking the Silence ★
  07. World's End ★
  08. Save the Skull ★
  09. Heathen

サンフランシスコ出身のベイエリアスラッシュメタルバンドHeathenの1stアルバム。
安物スピーカーはぶっ壊れるんじゃないかってほどの重低音ブリブリな音質でかき鳴らされる
ベイエリアスラッシャーお得意のザクザククランチリフが非常に気持ちいいですが、
それだけでなく初期Helloweenにも通じるメロディアスさをも持っているところが個性的ですね。
マイナー丸出しの下手糞ボーカルにはやや難がありますが我慢すれば聴けない事はありません。
まぁ正直2005年にわざわざ聴くべき音楽ではないと思いますけど、温故知新精神に溢れた
勉強熱心なスラッシャーは絶対に押さえておくべきですよ。こんなバンド居そうで居ませんから。
(そうそう、ギタリストのリー・アルタスは後にあのDie Kruppsに加入します。マジで。)

5曲目"Set Me Free"は我らがSweetの名曲のカバー。スラッシュメタルバンドによるSweet…?
と誰もが最初は思いますが、案外普通というか無難なカバーです。(Voは見劣りするけど)
ていうか原曲自体がスラッシュにしても違和感のないほど十分にヘヴィーなんですよね。
むしろ1974年にあの音を出していたSweetをもっと評価すべきである!ウギャー!
…というのはSweetファンの妄言ですけども。

しかしこれ、なんとプロデューサーがかのロニー・モントローズ!
と言って一体何人の人が信じてくれるのでしょうか。嘘じゃないですよマジですよ。
アメリカンハードの伝説的ギタリストがマイナースラッシュメタルのプロデュース…
全くイメージが結びつきませんが、そう言われて改めて聴くと、このザクザクリフの内面に
何となくMontroseの血が感じ取れるような気がしてくるから人間の思い込みって面白いですね

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 19:38 [ アルバム紹介 ]

2005年08月23日

Waltari / So Fine ! -1994-

  
  01. The Beginning Song ★
  02. Mad Boy ★
  03. So Fine ★
  04. A Forest ★
  05. 4S ★
  06. Celtic Funk ★
  07. (Your) Nature Is Wild
  08. To Give
  09. Piggy In The Middle ★
  10. Freddie Laker
  11. Autumn ★
  12. Rhythm Is A Cancer ★
  13. Misty Man ★
  14. Mysterious ★

現在僕が本命級に愛するバンドですが、しかしもう一体これは何なんでしょうね。
彼らのディスコグラフィーの中でも「最ごった煮作」となるのがこのアルバムでしょう。
極端なところを挙げますが3.と5.と6.と9.と12.と13.が同じアルバムに収録されているという事実、
そしてその全てが非常に高いレベルで完成されているという事実が全くもって有り得ません。
まず1曲目"The Beginning Song"、イントロがほんの一瞬バキバキのデスメタルですが
すぐにポップなメロディの乗る爽やかな疾走曲に。続く"Mad Boy"もダンサブルなポップスです。
明るい女性Voをフィーチュアした"So Fine"は北欧民俗音楽とダンスミュージックを融合させた名曲。
"A Forest"はゴス・オルタナバンド(よく知らん)The Cureのカバー。僕にはWaltariにしか聞こえません。
マリリン・モンローが歌ってそうなバラード"4S"の次は曲名そのまま、スイスの極悪大魔王
Celtic Flostとファンクを融合させてしまったという稀代のアホ曲"Celtic Funk"へ。
Flost知ってる人ならこの唸り声を聞いただけで爆笑は必至ですが、そうでなくとも
アホ曲なのに物凄いクオリテイを持つこの曲の素晴らしさに何かしら感動できるはず。
チャカポコしたリズムが可愛らしい"Piggy In The Middle"は所謂ポルカってやつでしょうか。
一転"Rhythm Is A Cancer"はドゥーミーなリフから激烈デスメタルに展開する収録曲中最も激しい曲。
そんな曲の次にシングルカットもされた最もポップな曲"Misty Man"を持ってきて本編は終了。
12分ある"Mysterious"は隠しトラック扱い。始めはメロディアスなボーカルパートが聴けますが
8分過ぎた辺りからバキバキゴリゴリドカドカゲボゲボのグラインドコアになります。
「俺は雑食リスナーだ」という自負がある人に是非とも聴いていただきたいアルバムですね。
相変わらず入手困難ですがジャケクリックから飛べる独Amazonで全曲試聴できるのでどうぞ。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 00:00 [ アルバム紹介 ]

2005年08月08日

Megadeth / Killing is My Business...And Business is Good ! -1985-

  
  01. Last Rites/Loved to Death ★
  02. Killing is My Business...And Business is Good ! ★
  03. The Skull Beneath the Skin
  04. Rattlehead ★
  05. Chosen Ones ★
  06. Looking Down the Cross
  07. Mechanix ★
  08. These Boots ★

デビュー前のMetallicaを素行不良でクビになったデイヴ・ムステインが、Metallica憎しと
新たに結成したスラッシュ四天王の異端児Megadethの、記念すべき1stアルバム。
とは言ってもこのアルバム、熱心なMegadethファンほど無かった事にしたがるようですが…
その理由の一つはこの作品がMegadethで唯一「スラッシュメタル」してるアルバムであること。
Megadethは90年代以降、現在ではボビー・オロゴンに続く面白外人タレントとしての
境地をここ日本で開拓しつつあるギタリスト、マーティ・フリードマンの加入によって
テクニカル且つメロディアスなメタルでメジャーに躍り出てごっそりファンを獲得した訳で、
一般的にもその時期が黄金期とされており、やはりこのマイナー臭丸出しの1stは無視されがち。
そもそも音楽的に普通のスラッシュならまだ受け入れられ易かったのでしょうけども、
これがとにかくMetallica憎しの狂気に満ち溢れたド変態スラッシュと来てますから…
Megadethの特徴といえば「インテレクチュアル・スラッシュ」なる呼び名でもおなじみの
複雑な展開を見せる楽曲なのですが、この1stはもう複雑とかそんな次元じゃありません。
「ノリ」なんて完全無視の奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用変態リズムに
デイヴによるリアルでイッちゃってるスネオ爬虫類ブチキレVoが乗るんですからね。
それに加えて音質までマイナー丸出しのヘッポコサウンドときてますから評価されないのも当然。
しかし数年前、見まごう(聴きまごう?)ほどクリアに生まれ変わったリマスター版が発表され、
それに伴い再評価が進んでいるようです。僕自身それを初めに聴きましたから音質に関しての問題は無し。
マーティ加入後のMegadethはどうもギターキッズ御用達といった感じで敷居を感じてしまうのですが
そのイメージを引きずったままこの作品を聴いたときはただただ曲の変態さ・格好よさに
度肝を抜かれてましたね。ガンズ風リフから突如疾走し倒すタイトル曲はMegadeth一の名曲だと思います。
いやー、こんなアルバムがあるだけでMegadethに対するイメージが変わりますわ。もう大好き。

ちなみに前述したリマスターに伴いジャケが変わってますが、ここでは旧ジャケを掲載しときます。
個人的にこっちのがB級臭い雰囲気で好きですので。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 14:21 [ アルバム紹介 ]

2005年07月26日

Queen / Hot Space -1982-

  
  01. Staying Power ★
  02. Dancer ★
  03. Back Chat ★
  04. Body Language
  05. Action This Day ★
  06. Put Out The Fire ★
  07. Life Is Real (Song For Lennon) ★
  08. Calling All Girls ★
  09. Las Palabras De Amor ★
  10. Cool Cat
  11. Under Pressure ★

さて、(Flash Gordon抜かして)Queen最大の問題作として名高い?この「Hot Space」。
かく言う僕も世間の評価を鵜呑みにしてかなり後回しで聴いたアルバムなんですけど…
いやいやもう、1曲目"Staying Power"を聴いた瞬間に名作認定でしたね。格好良過ぎですもん。
そりゃ「Queenらしくない!」と怒る人の気持ちも分かりますけど、そもそもQueenというバンドは
ジャンル分け不可能の強烈な個性を発揮してるバンドですからこういうのも全然アリだと僕は思います。
ていうか"Life Is Real"や"Las Palabras De Amor"なんて普通にQueenバラードの名曲じゃないですか。
色々偏屈言う人もデヴィッド・ボウイとのデュエット"Under Pressure"には文句無しでしょう。
個人的には曲調もPVもヘンテコ、でも何故か中毒性のある"Calling All Girls"が一番好きです。
まぁ僕の場合、始めにベスト盤を穴が開くほど聴きこんでいるので、ベストに殆ど収録されてない
この「Hot Space」や1st,2ndなどは「新鮮味」という点でどうしても高評価にならざるを得ない…
というオチなんですけどもね。逆に「The Game」や「The Miracle」あたりは未だにダメっす。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 22:35 [ アルバム紹介 ]

2005年07月24日

Celtic Frost / To Mega Therion -1985-

  
  01. Innocence and Wrath
  02. The Usurper ★
  03. Jewel Throne ★
  04. Dawn of Megiddo
  05. Eternal Summer ★
  06. Circle of the Tyrants ★
  07. (Beyond the)North Winds ★
  08. Fainted Eyes
  09. Tears in a Prophet's Dream
  10. Necromantical Screams ★

スイスの極悪大魔王としてその名を轟かせ、現在のブラックメタル勢に大きな影響を与えた
このCeltic Frost。音楽的にはMoterhead辺りから派生してきた時代相応のスラッシュメタルであって
今の激烈音楽に慣れている人にとっては物足りないかもしれませんけど、しかしほんの少しでも
そっち系の趣味があるのなら是非とも聴いておいてほしいバンドです。普通の人にはお勧めしません。
まさにホラー映画的な仰々しいオーケストラを導入した恐怖のイントロからなだれ込む2曲目
"The Usurper"を聴いた時点で完全にハマる人とダメな人、綺麗に分かれると思います。
僕はこのVo独特の「ヴッ」という唸り声を聴いた時点でもう痺れまくりましたが…
激しいリズムチェンジで走り倒す疾走曲とドゥーミーで陰鬱な曲が半々で収録されており
パターン的にはちょっと乏しいかなという気もしないではないですがこの雰囲気だけで十分。
リアリティのあるグロではなくホラー、エンターテイメントとしての恐怖がここにあります。
ジャケもお馴染みH.R.ギーガーですし。てか僕が幾ら駄文を書き散らしたところで
気に入る人はそれこそ信者化するしダメな人はもう悪夢に出るというアルバムなので…
ここまで書いてようやくチョイスを間違えたことに気付きましたけど勿体無いので載せときます

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 21:17 [ アルバム紹介 ]

2005年07月22日

Van Der Graaf Generator / Still Life -1976-

  
  01. Pilgrims ★
  02. Still Life ★
  03. Rossa ★
  04. My Room (Waiting for Wonderland)
  05. Childlike Faith in Childhood's End ★

ブリティッシュプログレとしては4大バンドの次に来るぐらいの大御所なのですが、
どこかマニア・通受け止まりで、「孤高」とも評される存在感を放っているこのVDGG。
先日何度目かの再結成をして新譜も発表したことが話題になりましたね。(聴いてないですけど)
音楽性としては繊細で暗く、且つヘヴィでドラマティックなシンフォニックロックでして
「一体どんな変態バンドなんだ」と思っていた僕は肩透かしを食らってしまったのですが…
じゃあ似たようなバンドを挙げてみろと言われるとちょっと困ってしまいます。
サックスとかEast of Edenっぽいなとは思いましたけど流石にこれは的外れもいいとこですし…
まぁ兎にも角にも、そんなVDGGを「孤高」たらしめているのはやっぱりカリスマボーカリスト
ピーター・ハミルによる所が大きいですね。(ってか殆どこの人のワンマンバンドなんですけど)
時に繊細なファルセットボイスで静かに囁き、また力強く吐き捨てるように歌い上げる
この人の歌声のそりゃあもう格好良いこと。特別巧いわけではありませんが、
技術を補って尚有り余るその表現力には気を抜くと呑み込まれそうになります。
てか、この人の力んだ声ってロブ・ハルフォード(中低音域)にそっくりじゃないですか?
初めて聴いた時からずっと思ってたんですけど、探しても同意見の方を見つけられないので
おそらく僕の耳がおかしいのでしょう。ま、あんまり引っ張ると怒られるのでこの辺で…
彼らの代表作としては前期「Pawn Hearts」や後期「World Record」あたりが挙げられますけど
僕としてはこの最高傑作とも名高く、静と動の対比が感動的なこの「Still Life」をお勧めします。
ハミルのある意味プログレボーカリストらしからぬ荒々しい歌声は必聴。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 19:41 [ アルバム紹介 ]

2005年07月14日

Primus / Antipop -1999-

  
  01. Intro
  02. Electric Uncle Sam ★
  03. Natural Joe ★
  04. Lacquer Head
  05. Antipop ★
  06. Eclectic Electric
  07. Greet the Scared Cow ★
  08. Mama Didn't Raise No Fool ★
  09. Dirty Drowning Man ★
  10. Ballad of Bodacious ★
  11. Power Mad ★
  12. Final Voyage of the Liquid Sky
  13. Coattails of a Dead Man

88年にアルバムを1枚出したのみで消えたBlind IllusionというB級スラッシュメタルバンドが
いるのですが、そのバンドのベースとギターが中心となって結成されたのがこのPrimus。
Screaming Headless TorsosやWaltari、Nomeansnoなんかと共に「変態ミクスチャー四天王」と
(僕だけに)呼ばれている通り、その音楽性は言葉では説明できない独自の世界観を築き上げています。
敢えて他のバンドに例えれば「ザッパ流変態前衛ユーモアセンスを持ったやたらファンキーなRUSH」
といった感じでしょうか…?まぁRUSHの名前を出したのは、彼らが同じ編成のトリオだというのと
自身影響を受けたと公言しパロディーもやってる、というだけで実際は全然違う音楽ですけども。
あらゆるジャンルを吸収した「ミクスチャー」と言えど、やはりバンドごとに根底にあるものは違うわけで
たとえばWaltariならポップメタルになるのでしょうが、このPrimusの場合はファンクとプログレだと思います。
変拍子バリバリのドラムに実はジョー・サトリアーニ門下生だったりするザッパフリークギター、
そこへ全編に渡ってスラップをかます目立ちまくりのバカテクベースが絡むこの変態音楽に
一度ハマったらもう抜け出せません。ミュージシャンの間でも非常に人気が高く、この作品には
Metallicaのジェイムス・ヘットフィールド、元Policeのスチュワート・コープランド、トム・ウェイツ、
Rage Against The Machineのトム・モレロにLimpbizkitのフレッド・ダーストなど豪華ゲストが参加。
タイトルこそ「アンチポップ」ですが、実は彼らの中で一番聴きやすいというこの作品から
変態世界に入門するのが良いでしょう。特に、ベーシストならずともベース好きなら必聴です。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 15:01 [ アルバム紹介 ]

2005年07月09日

Waltari / Torcha ! -1992-

  
  01. Lights On ★
  02. The Lie Of The Zombie ★
  03. I Held You So Long
  04. Dedicated To The Flyers ★
  05. Lust Of Life
  06. Vogue ★
  07. Till The Music Nation ★
  08. Fool's Gold ★
  09. You Know Better
  10. Dance Electric ★
  11. Jukolauta
  12. Death Party ★
  13. I'm A Believer ★
  14. Fuckadelican Garden
  15. Waltari-Lapio ★

「Big Bang」や「Yeah! Yeah! Die! Die!~」を聴いた時の衝撃も半端なもんじゃなかったですけど、
このアルバムを聴いて僕は完全にWaltariというバンドに惚れました。フィンランドって凄いよ。
まぁ相変わらず、ごった煮の変てこサウンドですね。オープニングはクラブでかかってても違和感無い
ファンキーなダンスチューン、続く2曲目も似たようなコミカル且つファンキーでノリノリな曲です。
すると4曲目でひたすらFuck連発のパンキッシュな疾走曲""Dedicated To The Flyers""が飛び出し、
かと思えばディスクスクラッチとともにYOYO言っちゃってる"Dance Electric"~"Jukolauta"が登場、
そのままTestamentとMegadethを足して2で割ったような激烈スラッシュ"Death Party"に雪崩れ込み、
最後は大合唱間違いなしのキャッチーなWaltariテーマ曲"Waltari-lapio"でシメる、という感じで
こう文章にしてみればしっちゃかめっちゃかで散漫な印象しか伝わってこないでしょうけども…
全ての曲がWaltari印の極上ポップメタルで味付けされているので、まったく違和感がないんですよほんと。
その極みは何とマドンナのカバー"Vogue"。所々デス声で吼えるわ、サビではヘヴィなギターリフ炸裂だわで
さぞめちゃくちゃにアレンジされてるんだろなと思いつつ、原曲未聴の僕はネットで試聴したんですけど…
腰抜かしました。その、デス声とギターリフ抜かしたら殆どが完コピなんです。十分原曲の面影ありますもん。
あのマドンナを、アルバム内でまったく浮かせず且つ原曲とも離れすぎないアレンジでカバーできる
メタルバンドなんてこのWaltariしかいないと思います。正直初めは地味な曲だと思ってましたけど、
原曲聴いて印象ガラッと変わりましたね。まったく凄いバンドです。フィンランドメタルブームの日本で
このバンドが完全無視されている現状は理解に苦しみます。レコード会社何やってんだ!(2回目)

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 00:13 [ アルバム紹介 ]

2005年07月07日

Mr. BIG (UK) / Sweet Silence -1975-

  
  01. Time Base ★
  02. Wonderful Creation ★
  03. Golden Lights
  04. Uncle John'B' ★
  05. I Ain't Bin A Man
  06. Sweet Silence ★
  07. Zambia ★
  08. Enjoy It ★
  09. Violet May
  10. For The Fun To Find ★
  11. Appeared A Shining Throne
  12. Throne Second Amendment

70年代、第2のQueenとして騒がれ華々しくデビューを飾った彼ら。この1stのジャケ写真は
かのミック・ロックによるものだというからその期待の大きさは半端では無かったはずです。
しかし蓋を開けてみればこの1stと2nd収録の"Romeo"がスマッシュヒットした程度で、
結局2枚のアルバムを残すのみで解散してしまいました。(数年前幻の3rdがCD化されましたが)
さらに追い討ちをかけるように、90年代のアメリカからあの超有名な同名バンドが出現。
オリジナルは紛れもなく彼らだというのに、ケツに(UK)と付けなければ別バンドと認識してもらえない
何とも惨めな状況に追い込まれてしまっているこのMr. BIG (UK) でありますが…
「ではアルバムは駄作なのか?」と聞かれれば、はっきりNO!と答えてやります。
何というか非常に摩訶不思議なポップHRで、カントリー風も出てくれば北欧民謡風も出てくる個性派。
その極めつけは"Zambia"の中華風HRです。中国と聞いてイメージするあんな感じの音楽が
思いっきりHRになっております。1度聞いたら絶対に忘れられない名(迷)曲ですよ。
でも確かザンビアってアフリカの国ですよね…。イギリス人の考えることはよく分からん。
あとこのバンドのもう1つの特徴にドラマーが2人いる「ツインドラム体制」というのがありますが、
1st、2ndとアルバム聞く限り「どこが?」という感想を持ってしまうのが正直なところです。
僕の想像としては、メインドラムの人が別楽器担当してる時にサブの人が叩いてるんじゃないかと…
いや、案外ライブなんかでは本当にドラムキット2つ横に並べていたのかもしれません。見たことないけど。

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 18:00 [ アルバム紹介 ]

2005年06月28日

England / Garden Shed -1977-

  
  01. Midnight Madness
  02. All Alone (Introducing)
  03. Three Piece Suite
  04. Paraffinalea
  05. Yellow
  06. Poisoned Youth

ついでにこちらもご紹介いたします。先日紹介したPilotだけではHMVの送料無料にならないってのと
いかにも僕好みの英国風味なジャケに惹かれて軽い気持ちで購入したんですけど、やはり素晴らしい。
このEnglandなるバンド、プログレ衰退期の77年と言う時期にこの名作「Garden Shed」を発表し
そのまま解散してしまった言わば伝説のバンドとしてその筋のマニアに非常に評価が高いのです。
まんま名前を拝借してしまった「Garden Shed」という東京の有名プログレショップもあるほど。
んで内容的には、ややピーガブな繊細Voにぶりぶり五月蝿いBa、トニー・バンクスっぽいKeyや
所々ブラフォー先生を思い出させるDrなどYesとGenesisを合わせた様な…という世間の評価まんまですね。
非常に完成度の高い、しかしどこか漂うB級臭さが魅力的なシンフォニックロックの名盤です。
メロディはポップで聴きやすいですし、この手のプログレが好きな人には諸手を挙げてお勧めします。
個性が無いとかオリジナリティに欠けるとか「England」っぽさがないとか(全部同じか)は禁句。

しかしこれもK2 24bitマスタリングによる音質がすんばらしいですね。
ライナーでも触れられている通り以前の再発CDとはケタ違いだそうですから是非とも買い換えましょう。
ボーナストラックで幻のシングルB面曲"Nanagram"も入ってますし。(CD化は初めてじゃないけど)
またこれはライナーではシカトですけど、実は97年にメンバー監修のリマスターが出てるのですが
それは波形編集で歪みを消してあるなど色々と突っ込んで手を加えてあるのに対して
この紙ジャケ盤では出来る限りLPの英オリジナル盤に忠実なマスタリングがしてある…そうです。
英オリジナル盤ってこんなに音良いのか…クソ高くて買えたもんじゃないですけど。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 14:19 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

2005年06月26日

Pilot / Two's A Crowd -1977-

  
  01. Get Up And Go ★
  02. Library Door ★
  03. Creeping Round At Midnight ★
  04. One Good Reason Why ★
  05. There's A Place ★
  06. The Other Side ★
  07. Monday Tuesday ★
  08. Ten Feet Tall ★
  09. Evil Eye ★
  10. Mr. Do Or Die ★
  11. Big Screen Kill ★

というわけで満を持して書かせていただきます。まず中身の前に薀蓄を垂れさせて頂きますと…
これ、権利の関係でCD化が不可能と言われていたまさに幻のアルバムなんですね。
Pilotは2002年に何と25年ぶりの再結成アルバム「Blue Yonder」を出してるんですけど、
実はそのアルバムの収録曲の8割がこの「Two's A Crowd」収録曲の再録音でして、
とどのつまりが「オリジナルがCD化できねぇなら再録音して発表してやる」というわけで
Pilotメンバー自身もすっかり諦めてしまっていた本当に奇跡の初CD化なんです。
LP盤の値段も高騰してしまっており、僕など一生聴く機会のない作品だと思ってましたが…
再発にあたって尽力してくださった関係者の方には心からお礼を言いたい気分であります。

それでは中身について。前作「Morin Heights」はPilotにしてはハードな仕上がりとなり
当時はやはり賛否両論が起こったようで、その反省から本作は1st,2ndでも担当した
アラン・パーソンズをプロデュ-スに迎え録音もアビーロードスタジオで行うなど
「原点回帰」をテーマに製作が行われたということで、1曲目からPilotらしさ満点の
素晴らしきブリティッシュポップの世界が楽しめます。二人の腕利き音楽職人による、
まさに完全無欠、捨て曲無しの大名盤と言い切ってしまっていいでしょう。
イアン・ベアンソンのギターワークなんて、もうブライアン・メイあたり超えてますよ。
時間的にはほんと短いですけど、僕は"Evil Eye"のソロが一番素晴らしいと思います。
ブリティッシュファン、Beatlesとりわけポール・マッカトニーのファンには心からお勧め。
曲調云々ではなく、内容の素晴らしさ自体に感涙できることを保障いたします。
悲しいことに限定盤ですから、マニアにアホな値段付けられる前に買っときましょう。
K2 24bitマスタリングによる音質も飛びぬけて素晴らしいですし、絶対損させませんよ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 20:30 [ アルバム紹介 ]

2005年06月22日

Avenged Sevenfold / City of Evil -2005-

  
  01. Beast and the Harlot
  02. Burn It Down
  03. Blinded in Chains
  04. Bat Country
  05. Trashed and Scattered
  06. Seize the Day
  07. Sidewinder
  08. Wicked End
  09. Strength of the World
  10. Betrayed
  11. M.I.A.

所謂「メロコア」と呼ばれる作品を紹介するたび、アホの僕はメタルだメタルだと騒いでおりましたが…
さてこのAvenged Sevenfold、巷ではメタルコアなんて呼ばれてるらしいですけど
今時のジャンル分けに疎い僕にはどうでもいいことで、ただ単に他所で拝見した
「MegadethとGreen Dayを足して2で割らない音」というレビューを読んで速攻で入手しました。
何といいましょうか、メロスピとGN'R系LAメタルとメロコアが一緒くたになったような
素晴らしく面白い音です。僕のようにメロコアに非常に親近感を覚えるメタラーの方は
絶対の絶対に気に入るアルバムだと断言できます。"Blinded in Chains"は必聴ですよ。
日本盤出てないのに伊藤政則がラジオでプッシュしてると言う話を聞いてちょっと驚きましたが
この質なら納得。何度も言いますがメロコアも聴くメタラーには夢のようなアルバムです。
敢えて苦言を呈させてもらえば、1曲1曲が妙に長いこととボーカリストの力量でしょうか。
元々ハードコアに吐き捨てるタイプの人だったらしいんですけど、このアルバムでは
普通にしっとり歌ってらっしゃいましてまだちょっと慣れてないかな?といった感触ですね。

しかし6月はどうなってるんでしょうか。新譜が素晴らしすぎて全然旧譜に手が回りません。
ちらっと予告ですが「スイスのBon Jovi」Gotthardも物凄い格好良さですよ。
年末の個人的ランキングがまったく読めなくなってきました。

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 20:51 [ アルバム紹介 ]

2005年06月16日

High On Fire / Blessed Black Wings -2005-

  
  01. Devilution
  02. Face Of Oblivion
  03. Brother Of The Wind
  04. Cometh Down Hessian
  05. Blessed Black Wings
  06. Annointing Of Steel
  07. To Cross The Bridge
  08. Silverback
  09. Sons Of Thunder

いやーもう、これは単純に凄く格好良いです。元Sleepというメンバーの経歴からか
ドゥームとかストーナーとかそういったジャンルに分類されるこのHigh On Fire 、
3rdにあたるこの新作ではブリブリバリバリの暴走ロックンロールメタルを聞かせてくれます。
単純に言えばSabbath+Motorhead+Venomですね。めちゃくちゃ攻撃的で、且つヘヴィ。
疾走感と重量感ってのはどうしても相反してしまうものですが、これが見事に両立してます。
F1並のスピードで疾走し倒す戦車、といった印象の音。凄すぎて言葉が出てきません。
唖然呆然、ほんとSabbathがあの重量感を持ってしてこちらに襲い掛かってくるような…。
これ、意外でしょうがオールドハードロックファンにこそ聴いてほしいアルバムです。
いやせめて初期Sabbathファンには聴いてほしい。音が、というより存在感威圧感がまさに同じです。
ヤクザな歌に慣れるのに僕は少々時間かかりましたけど、マジで凄すぎますよ。素晴らしい!

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 19:27 [ アルバム紹介 ]

2005年06月14日

Helloween / Walls of Jericho -1985-

  
  01. Starlight ★
  02. Murderer ★
  03. Warrior ★
  04. Victim Of Fate ★
  05. Cry for Freedom ★
  06. Walls Of Jericho
  07. Ride The Sky ★
  08. Reptile ★
  09. Guardians ★
  10. Phantoms Of Death ★
  11. Metal Invaders ★
  12. Gorgar ★
  13. Heavy Metal (Is The Law) ★
  14. How Many Tears ★
  15. Judas ★

タイトルとか発表年とか迷うところなんですけど、とりあえずメインに合わせておきます。
デビューミニアルバムの「Helloween」(1~5)、デビューフル「Walls of Jericho」(6~14)、
シングル「Judas」(15)を一まとめにセットしたお徳用CDです。Voはカイ・ハンセン。
音質悪いわ演奏荒いわ物凄い奇声だわでとてもシラフじゃ聴いてられない代物ですけど
僕のように慣れてくれば、むしろそれが快感になってきますのでご安心を。
実際未だ人気の名曲が多数収録されてますしHelloweenを語るには絶対に外せない名盤です。
今のようにメロディックスピードメタルというジャンルが確立していなかった当時は
スラッシュメタルの亜流として扱われていたそうですが確かにこの荒々しさはスラッシュ的。
曲もひたすら疾走しまくっており一本調子ですが曲の良さで決して飽きさせることがありません。
問題はカイのVoですけど…レコーディング当時風邪引いてたと言い訳しているとおり
これだけでダメな人も多いとは思いますが頑張って聴いて下さい、としか言えませんね(汗
何かダメなところばっかり書いてるような気もしますがこのB級臭さがこの時期の魅力。
何度も言うようですが曲は本当に良いので僕はこいつを最高傑作としたいです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 23:13 [ アルバム紹介 ]

2005年06月09日

Dream Theater / Octavarium -2005-

  
  01. Root Of All Evil
  02. Answer Lies Within
  03. These Walls
  04. I Walk Beside You
  05. Panic Attack ★
  06. Never Enough ★
  07. Sacrificed Sons
  08. Octavarium ★

ドリ虫の新譜が思ったより格好良かった件について。

散々目の敵にしときながらちゃっかり買ってる僕は何なんだと言われるでしょうが…
超名盤と言われるI&Wでは2曲目の甘ったるいバラードで睡魔に襲われ、
超超名盤と言われるMP2では冒頭のチクタクいってるところで睡魔に襲われる僕ですけど
さてこのヒプノシスみたいなジャケの新譜、まず思ったのが「ラブリエ上手くなってるじゃん」でした。
彼の頑張りすぎなハイトーンが大嫌いだった僕ですが流石にこれは見直しましたよ。
1~4曲目は明らかにI&W辺りを意識したどうにも甘ったるい歌モノですけども
5曲目"Panic Attack"、これめちゃくちゃ格好良いじゃないですか。彼らの曲で1番。
んで24分に及ぶタイトル曲。露骨過ぎる70年代プログレの影が鼻につく人もいそうですが
僕がプログレメタルと呼ばれる彼らに期待してたのがまさにこんな感じの曲だったのです。
まぁでもこれ気に入った人は元ネタ(と言ってしまおう)であるGenesisの"Supper's Ready"、
ELPの"Tarkus"、"Karn Evil #9"あたりも聴いてあげて下さいな。更なる感動をお約束します。

しかしこれ、案の定ファンには評判悪いみたいですね。つくづく相性の悪いバンドですわ。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 16:04 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

2005年06月05日

The Offspring / Americana -1998-

  
  01. Welcome
  02. Have You Ever ★
  03. Staring at the Sun ★
  04. Pretty Fly (For a White Guy) ★
  05. Kids Aren't Alright ★
  06. Feelings ★
  07. She's Got Issues ★
  08. Walla Walla ★
  09. End of the Line
  10. No Brakes ★
  11. Why Don't You Get a Job ? ★
  12. Americana
  13. Pay the Man

SUM41を紹介しといてこのバンドに触れないのはIl Balletto Di Bronzoに触れて
Osannaに触れないようなものですので(違う)せっかくですから書いておきましょう。
メロコアの代表格、メタルラヴなところも含めてまったくSUM41の師匠的サウンドです。
まぁこのジャケットで拒否反応が出るような人は聴かなくていいとは思いますが(笑)、
ピチピチの若者である僕は嫌いじゃありません。ていうか若いうちじゃないと聴けませんし。
パクリというにはあまりにも露骨すぎる、BeatlesやDef Lepperdのパロディにもニヤリとさせられますが
やはり一番の聴きモノは最有名曲らしい(僕は知らんかった)"Pretty Fly"でしょうか。
あまりのアホっぷりに日本の某蜜柑バンドを思い出して初めこそ眉をしかめておりましたが、
この「アハー!アハァー!」という物凄いコーラスには麻薬のような中毒性があります。
メタル耳で聴けば、2,5,10曲目あたりの疾走曲なんかめちゃくちゃ格好いいですよ。
このジャンルでは殆ど重要視されませんが、この人何気に歌上手いし。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 12:46 [ アルバム紹介 ]

2005年06月04日

Sentenced / The Funeral Album -2005-

  
  01. May Today Become the Day ★
  02. Ever-Frost ★
  03. We Are But Falling Leaves ★
  04. Her Last 5 Minutes ★
  05. Where Waters Fall Frozen ★
  06. Despair-Ridden Hearts ★
  07. Vengeance Is Mine ★
  08. A Long Way To Nowhere
  09. Consider Us Dead
  10. Lower The Flags ★
  11. Drain Me ★
  12. Karu
  13. End of the Road ★

残念ながら先日解散を発表した、フィンランドのゴシックメタルバンドSentencedの最終作。
巷では「自殺メタル」なんて呼ばれる彼ら、本作のタイトルも「葬式アルバム」ということで
いったいどれほどの陰鬱ワールドが繰り広げられるのか…?なんて思いましたが、何とこれが
意外や意外、非常に力強い明るいメタルサウンドなのですよ。「明るい」とは言っても
LAメタルみたいに能天気にハジけてるわけではなく、人間的な温かみを感じる希望に満ち溢れた音。
どこかで見かけた非常に的確な表現をお借りしますが、今までが絶望の底を覗いているのなら
本作はそのドン底から光の差し込む天を仰いでいるかのような…もし「解散」の報を聞いて
本当に自殺を考えているファンがいたとしたら、これを聴けば絶対に思いとどまることと思います。
「メランコリック」なんて言葉には全然ピンとこない僕ですが、本作には心底感動しました。
1曲、デスラッシュ時代の彼らを思わせるインストナンバーが入ってますがこれも格好良い。
ゴシックメタルを退屈な陰鬱メタルと考えている人、本作を聴けば印象変わりますよ。
まだ6月ですけど、個人的2005年度ベストアルバム候補登場です。Korpiklaani?何ですかそれ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 22:10 [ アルバム紹介 ]

2005年05月25日

Def Lepperd / Pyromania -1983-

  
  01. Rock Rock (Till You Drop) ★
  02. Photograph ★
  03. Stagefright ★
  04. Too Late For Love ★
  05. Die Hard The Hunter ★
  06. Foolin' ★
  07. Rock Of Ages ★
  08. Comin' Under Fire ★
  09. Action! Not Words ★
  10. Billy's Got A Gun ★

Def Lepperdの最高傑作が「Hysteria」だというのは捻くれものの僕でも認めざるを得ませんが
イコール一番好きな作品、ではないわけでそんな僕のイチオシはこの「Pyromania」です。
しかし不思議なバンドですね。NWOBHMの代表格なのに音は全然イギリスっぽくないし、
HR/HMなのに全然走る曲がなく、演奏は置いといて曲だけを見れば「一般洋楽的」に高品質な
ポップソングばかり。まぁこのあたりはジョー・エリオットの独壇場なのでしょうけど。
んでこのアルバム、1stで見せたようなストレートなハードロックバンドとしてのLepsと
「Hysteria」のようなオーバープロダクションによるキャッチーなLeps、どちらも楽しめる名盤だと思います。
前者の典型は1曲目"Rock Rock (Till You Drop)"。モロAC/DC…というよりは同時期に出た
オーストラリアのHeavenにそっくりな曲がありましたが、どちらが先なのでしょうか。
ちなみにここでのジョー・エリオットの声はCinderellaのトム・キーファーそっくり。
そして後者は、シングルカットもされた"Photograph"、"Foolin'"あたりでしょう。
「Hysteria」に入っていても違和感の無い、完成されたいかにも売れそうな名曲です。
血気盛んなメタルファンにはウケの悪いバンドだと思いますが、一度じっくり聴き込んでみて下さい。
僕はこのバンドに、ミッドテンポの素晴らしさを教えてもらいました。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 18:04 [ アルバム紹介 ]

2005年05月24日

Queensryche / Operation: Mindcrime -1988-

  
  01. I Remember Now
  02. Anarchy-X ★
  03. Revolution Calling ★
  04. Operation: Mindcrime ★
  05. Speak ★
  06. Spreading the Disease ★
  07. Mission ★
  08. Suite Sister Mary ★
  09. Needle Lies ★
  10. Electric Requiem
  11. Breaking the Silence ★
  12. I Don't Believe in Love ★
  13. Waiting for 22
  14. My Empty Room
  15. Eyes of a Stranger ★

僕が誰でも知ってる有名盤を引っ張り出してきたらネタ切れの兆候だと思ってください。
こんなんならまだストックはいっぱいありますんで…てか書くの忘れてただけなんですけどね。
さてQueensryche、誰でも認める最高傑作が本作でしょうか。メタル史に残る
コンセプトアルバムの名盤!はい、まさにその通り。しかし僕、輸入盤持ってるせいで
このアルバムのコンセプトが全然分からないのです。そんな僕にも名盤と思わせるのは、
非常に都合の良い持論「真のコンセプトアルバムの名盤はコンセプトが分からなくても良さが分かる」
というのがあながち間違っちゃいないということの証明になるんじゃないかと勝手に思っとります。
前半の怒涛の名曲波状攻撃に対して後半若干、若干だれますのであんまり聴く機会が無いんですが
こうして改めて聴き返せばやはり物凄いアルバムです。ドリムシなんかも絶対お手本にしてる
高IQのプログレッシヴサウンドですが、決して「プログレメタル」なんぞではなく
100%純のヘヴィメタルであるところが好感度大です。ジェフ・テイトのハイトーンも
まったく嫌味がないですし、とどのつまり御託抜かしてただ単に僕の好みであるという。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 20:29 [ アルバム紹介 ]

2005年05月22日

Caravan / For Girls Who Grow Plump in The Night -1973-

  
  01. Memory lain Hugh / Headloss ★
  02. Hoedown ★
  03. Surprise Surprise ★
  04. Cthlu Thlu ★
  05. Dog the Dog He's At It Again ★
  06. Be Alright / Chance of a Lifetime ★
  07. L'Auberge Du Sanglier ★

Caravanの代表作といえば、「グレイとピンクの地」かこの「夜ごと太る女のために」でしょうか。
個人的にはテナーボイスのベーシスト、リチャード・シンクレアの参加してない
本作にあまり魅力を感じないのですが…まぁそんなことは抜かしても名盤だと思います。
Caravanの特徴は「ユーモラス且つとことんポップ」という点にありますが、本作も例外ではなく
カントリー風リズミカルナンバーの1,2曲目や甘いラブソング"Dog the Dog He's At It Again"など
聴いているだけで心が暖かくなるようなメロディアスなポップスのオンパレード。
本当にあのSoft Machineと兄弟バンドなのか?と思ったプログレファンは
7曲目、10分に渡る大作、"L'Auberge Du Sanglier"を聴きましょう。
一部をSoft Machineの名作「Third」から引用してるので当然といっちゃ当然ですが、
プログレファンに大いにアピールできるサイケデリックかつハードなジャズロックの名曲となっています。
このアルバム以降Caravanはさらに急速にポップ化していくわけで、
そういった意味ではポップ志向と大作志向のバランスが取れた素晴らしい名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 14:49 [ アルバム紹介 ]

2005年05月15日

The Sweet / A -1994-

  
  01. Do As I Say ★
  02. Am I Ever Gonna See Your Face Again ★
  03. Stand Up ★
  04. Nouveau Rock Star ★
  05. Natural
  06. Mind
  07. Marshall Stack
  08. Red Tape ★
  09. When Friends Fall Out
  10. Is It True ★
  11. Dangerous Game ★
  12. Crudely Mott

"The Sweet"とは書きましたが、正確には"Andy Scott's Sweet"、オリジナルメンバーは
ギタリストのアンディ・スコットしかおりません。この人のボーカルはファンには不評で、
この時期のSweetは殆ど無視に近い扱いを受けていますが、しかしこれは腰を抜かした。
音の方は完全にHR/HM、元MSGのメンバーの名前も見受けられますが、何と言ってもボーカル。
マル・マクナルティーという専任のVoが参加してるのですが、何と何と、グラハム・ボネットそっくり!
若干この人のほうが器用かな、という印象はあるのですが声質、そしてあのガナリ声は完全に同じです。
Weaponというマイナーバンド出身、この「A」の前作「Live At Marquee」でもベース弾いてただけの
本当に無名の人なんですが、聴いた誰もが絶対に腰を抜かすもの凄い力量の持ち主です。
Voのインパクトが凄すぎて曲の評価がおろそかになりがちですが、伊達にSweetは名乗っておりません。
"Dangerous Game"なんて、名前からしてグラハムのあのアルバムを髣髴とさせる曲が入っていますが
これがまた素晴らしい名曲でして、このためだけに買っても絶対損をさせない保障を致します。
"Crudely Mott"は、「分かる人だけ笑ってください」ってなおちょくりソング。
何度も言いますが、グラハムファンなら絶対!買い!のアルバムです。ほんとに鳥肌立ちますよ。

余談ですがこのアルバムでベース弾いてるジェフ・ブラウンって人が今Andy Scott's SweetのVoをやってまして
この人も何故か中々上手いんですが、多分2曲目6曲目辺りこの人が歌ってると思います。
声質が明らかに違うんでそうだとは思うんですが、もしこれもマルさんだったらいよいよ凄いVoですわ。
誰か日本音響研究所で声紋鑑定やってもらってきてください。

名盤:★★★☆☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 15:15 [ アルバム紹介 ]

2005年05月14日

Silvertide / Show & Tell -2004-

  
  01. Ain't Comin' Home ★
  02. Devil's Daughter
  03. S.F.C. ★
  04. California Rain ★
  05. Blue Jeans ★
  06. Mary Jayne
  07. Heartstrong
  08. To See Where I Hide
  09. You Want It All ★
  10. Nothing Stays
  11. Foxhole J.C.  ★

某誌でやたらプッシュされてるんで結構前に聴いていたアルバムなんですけど、
良い悪いを判断する以前に何故か無性に腹が立ちまして(汗
そのままずっとほったらかしてたんですが、ネタに困って今引っ張り出してきてみたら
これが悪くない。音楽性としてはAerosmithやBlack Crowsみたいな泥臭いアメリカンHR…
という一言で説明できてしまう何の新鮮味もない音なんですが、確かに新人とは思えない完成度です。
しかし、完璧なアルバム=名盤とはならないわけで、このバンドの場合あまりにも
「新人らしくない」のが裏目に出ているような気がします。北欧の某バンドにも言えることなんですけど。
まぁでも曲ありきでみたらケチの付けようの無い出来なんで買って損はしないと思います。
そういや最近、何故か中古屋で多く見かけますねぇ。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 13:13 [ アルバム紹介 ]

2005年05月13日

Accept / Balls to the Wall -1983-

 
  01. Balls To The Walls ★
  02. London Leatherboys ★
  03. Fight It Back ★
  04. Head Over Heels ★
  05. Losing More Than You've Ever Had ★
  06. Love Child ★
  07. Turn Me On ★
  08. Losers And Winners ★
  09. Guardian Of The Night ★
  10. Winterdreams ★

夏にはおそらく最後となるであろう来日公演を行うジャーマンメタルの大御所Accept。
例のごとくチケットは確保できてませんが、這ってでも行こうかと思っとります。
そんな僕が彼らの最高傑作だと思うのはこれ。「Restless & Wild」と「Metal Heart」に挟まれ
地味な印象のある作品ですが、Accept至上一番ヘヴィ且つメロディアス、
そして捨て曲がまったく無い!のがこの「Balls to the Wall」だと思います。
「地響き」とも「野獣」とも形容される漢臭いコーラスが印象的なタイトル曲は
ライブでも大盛り上がりの代表曲ですが、その他の曲も非常に粒揃いで素晴らしい。
全体的にビシッ!と締まったタイトなリズムが心地よいミディアムテンポの曲が並びますが
まさに「これそヘヴィメタル」、近年の走りまくる若手バンドとは存在感・威圧感がまったく違います。
LPサイズだとさらに恐ろしいげーじゅつ的なジャケットがとにかくきもいのが難点ですけど。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 19:23 [ アルバム紹介 ]

2005年05月08日

Queen / Queen -1973-

 
  01. Keep Yourself Alive ★
  02. Doing All Right
  03. Great King Rat ★
  04. My Fairy King ★
  05. Liar ★
  06. The Night Comes Down ★
  07. Modern Times Rock 'N' Roll ★
  08. Son & Daughter
  09. Jesus ★
  10. Seven Seas Of Rhye

何を隠そう、Queenでは4番目に好きな作品です。(3番は「Hot Space」)
大阪でやっすいLP(200円くらいだった)を購入して、素晴らしさを再確認。
発表当時評論家からこれでもかと酷評されたというのは有名なエピソードですが、
実際、現代においてもそれほど再評価されてるとは思えませんね。
Queen好きと名乗る人でも、何だかんだで聴いてない人多いんじゃないでしょうか。
僕なんかハードロックQueenとしては2ndよりも傑作だと思ってるんですが…
だって、あのQueenのデビューアルバムですよ?駄作な訳がないじゃないですか。
"Keep Yourself Alive"や"Liar"の格好よさについては今更語るまでもないですけど、
個人的ベストチューンは"Great King Rat~My Fairy King"。
いかにもQueenらしい、ドラマティックな展開を見せるこの手の曲では一番好きな曲です。
ZEPの影響丸出しのロジャーVo"Modern Times Rock 'N' Roll"なんかも良い。
ひたすら「ジーザス!」言ってる"Jesus"はStryperへの影響大。(大嘘)

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 21:32 [ アルバム紹介 ]

Iron Savior / Condition Red -2002-

 
  01. Titans Of Our Time ★
  02. Protector
  03. Ironbound ★
  04. Condition Red ★
  05. Warrior
  06. Mindfeeder ★
  07. Walls Of Fire
  08. Tales Of The Bold ★
  09. I Will Be There
  10. No Heroes ★
  11. Paradies
  12. Thunderbird ★
  13. Crazy

「新しいバンドを!」と意識するとメタルしか出てこないのは僕の趣味が偏りまくりなせいですが
これは久し振りに気に入った。初期にはカイ・ハンセンやBlind Guardianのトーメンも参加してたという
さながらジャーマンメタルオールスターズの様相を呈していたこのバンドですが、
現在では極初期のHelloweenに在籍してたというピート・シールクが一人で頑張っています。
まぁ、この音楽性にあってピートのグラハム似のガナリ声というだけで僕の贔屓ポイントは大幅UP。
しかし曲も素晴らしく、1曲目などこの手のメタルが好きな人にはたまらない名曲でしょう。
難点といえば4~5分の曲が13曲もずらりと並んでるってところでしょうか、
曲が良くメリハリもあるのでキツくはありませんが、飽きるのは早そうな気がします。
しかし、ピートのルックスもあってどうしてもラルフ・シーパーズ率いるPrimal Fearと比較してしまいますが…
正直、どっちも変わらんような気がします。Voの好みで聞き分ければいいのでは。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 14:40 [ アルバム紹介 ]

2005年05月06日

Spiritual Beggars / On Fire -2002-

 
  01. Street Fighting Saviours ★
  02. Young Man, Old Soul
  03. Killing Time ★
  04. Fools Gold
  05. Black Feathers
  06. Beneath the Skin
  07. Fejee Mermaid
  08. Dance of the Dragon King ★
  09. Tall Tales
  10. Lunatic Fringe
  11. Look Back ★

どうも最近、この真っ白いサイトがどこかセピア色がかってきたような気がするので、
せっかく買ったことだし比較的最近のバンドであるSpiritual Beggarsのコレでも。
どことなくIron Butterflyっぽいバンドロゴからサイケ色の強いものを想像してたんですが、
やはりそこはマイケル・アモット、基本的にはSabbath的なドゥームメタルですね。
無論バンドコンセプトである「70年代的HRを現代サウンドで聴かせる」ってのはその通り、
Thin LizzyやDeep Purple、Rainbowなんかの影響も随所に感じます。
で、これを書くに当たって結構な回数繰り返し聴いてみたんですけど…印象に残る曲が無い!
質は文句なしに高く、聴きこむ作業自体にはまったく退屈さを感じなかったんですけど、
歌メロにフックがないためかまたは全編徹底してミドルテンポの曲で埋められているためか
「アルバムの顔」となるような突出した名曲を見つけることは出来ませんでした。
う~んこうやって聴いてる分にはいいけど、これらの曲ライブでは盛り上がるんだろうか…?

と「名盤紹介」の癖して否定的な文章になってしまいましたが…
デヴィッド・カヴァーデイルを豪傑にしたようなVoも中々上手いですし、
ジョン・ロード丸出しのオルガンを弾くKeyもいかにも70年代臭くGood。
良い意味でキャッチーな曲さえ書ける様になればかなりお気に入りとなりそうなバンドなので
DIOとのジョイントライブは結構楽しみです。って、これしか聴いてないんですけど。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 00:26 [ アルバム紹介 ]

2005年05月02日

Iron Maiden / Killers -1981-

 
  01. Ides of March ★
  02. Wrathchild ★
  03. Murders in the Rue Morgue ★
  04. Another Life ★
  05. Genghis Khan ★
  06. Innocent Exile ★
  07. Killers ★
  08. Prodigal Son ★
  09. Purgatory ★
  10. Twilight Zone ★
  11. Drifter ★

悪夢と関係があるのかは定かではありませんが、この2ndがMaidenでは一番好きです。
何故ならエディが一番かっちょいいからです。…いや、マジで。
個人的にブレイズ期と「Brave New World」以外は全部傑作だと思ってるので、
もう判断基準はそこくらいしか無くなっちゃうのですよ。
さて、ディアノ期では「勢いの1st、曲の2nd」なんて言われたりもしますがまさにその通り、
インパクトという点ではあの1stには負けますが、プロダクションもずっとメジャーになり
完成度の非常に高い文句の付けようの無い作品になってます。
スティーブ・ハリスのベースが一番バキバキいってるのもこのアルバムでしょう。
ハイハット刻みまくり・スネア叩きまくりのクライブ・バーもほんと格好いいし。
この人のドラム聴くといつもマーチングバンドを思い出す…のは僕だけでしょうか。
Maidenはヘヴィでプログレッシヴでパンキッシュなこの時期がやっぱ一番だなぁ…。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 21:02 [ アルバム紹介 ]

2005年04月29日

Judas Priest / Angel of Retribution -2005-

 
  01. Judas Rising ★
  02. Deal With The Devil ★
  03. Revolution ★
  04. Worth Fighting For
  05. Demonizer ★
  06. Wheels Of Fire
  07. Angel ★
  08. Hellrider ★
  09. Eulogy
  10. Lochness ★

なんたることか、チケットは早々に確保したくせにこれ買ってませんでした。
まず一聴して安心したのは、「Painkiller」路線でなかったこと。
名作だとは思いますが、Judasらしくないブチキレ具合がどうも苦手だったのです。
威厳放ちまくりの"Judas Rising"で早くも半泣き、続く疾走曲"Deal With The Devil"も
あくまでJudasらしく非常にカッコいい。一番の名曲は最後、13分もある大作"Lochness"。
実際どうだか分かりませんが、これ聴いた人誰もが「Judasの最後」を意識するであろう
まさにエピローグに相応しい涙腺刺激しまくりの素晴らしい曲です。
曲単位ではめちゃくちゃ好きなのに、アルバムだとちょっと…という意味で
僕的にはDeep Purpleと同じ位置にあるJudas Priestですが、このアルバム、
最後まで飽きずに聴けたということで個人的には最高傑作です。
「Judasは全曲名曲!」といった人やPainkiller崇拝者には多分評判悪いと思いますが。

ボーナスのDVDもカッコいいですなぁ~。サビなんか殆ど客に歌わせてますけど。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 21:26 [ アルバム紹介 ]

2005年04月27日

Blind Guardian / Tales from Twilight World -1990-

 
  01. Traveler In Time ★
  02. Welcome To Dying ★
  03. Weird Dreams
  04. Lord Of The Rings
  05. Goodbye My Friend ★
  06. Lost In The Twilight Hall ★
  07. Tommyknockers ★
  08. Altair 4 ★
  09. The Last Candle ★
  10. Run For The Night (Live)

今まで幾度となく愛は表明してきましたが、気が付いたら黄金期の作品を紹介するの忘れてたという
大失態を犯していたのであわててこのアルバムを。僕がメタル界で一番好きなバンドであります。
まぁ俗に言うメロパワ(BGに"メロスピ"はしっくりこない)、Helloween直系のジャーマンメタルバンドですね。
僕は、メタル云々以前に彼らはロックンロールバンドであると思ってるんですけど
ややこしくなるので止めにして、この3rd,次作4thが一般的に最高傑作とされていますかね。
スラッシュばりのゴリ押しパワーリフに民族調のクサメロ、Acceptを髣髴とさせる漢臭いコーラス。
かくいう僕は此間までこの時期のBGが全然ピンとこず、近年のクワイヤ使いまくり、
プログレメタルばりの難解大作志向作品ばかり聴いてましたが…
Vo.ハンズィ・キアシュは近頃歌い方が変わってきましたけど、このアルバムで聴ける
ドス効かせまくりの大仰吐き捨てダミ声ボーカルはもうほんとに僕のドツボ。
名曲"Lost In The Twilight Hall"に参加のカイ・ハンセンも非常に素晴らしい。
この声はもはや才能の一つでしょう、「下手」の一言で片付けられるものではありません。

個性的なリズムを叩きBGサウンドの要を成していたDr.トーメンが脱退、
まさにこの時期そっくりの音を出すバンドで活動を始めたのはファンして喜んでいいのか
どうか非常に複雑な心境ですが、こればっかりは新譜待ちですなぁ。今年夏には出るらしいけど。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 02:43 [ アルバム紹介 ]

2005年04月26日

人間椅子 / 三悪道中膝栗毛 -2004-

 
  01. 洗礼 ★
  02. 野垂れ死に
  03. 意趣返し ★
  04. 道程 ★
  05. 与太郎正伝 ★
  06. 悪霊 ★
  07. 新生 ★
  08. 夜間飛行 ★
  09. のれそれ ★
  10. 発射 ★
  11. 痴人の愛

元祖純和風ハードロックバンド、人間椅子の現時点での最新作。
「和風」といえば今ではすっかり陰陽座のほうが有名ですが、奴らが平安メタルなら
人間椅子は江戸メタルであります。相変わらずのBlack Sabbathラヴな人間椅子サウンドですが、
アメリカンノリノリロケンロー"道程"、ZEP風ポップソング"与太郎正伝"、
能天気ですらあるポジティブソング"新生"、「ええじゃないか」な"のれそれ"など、
徹頭徹尾ドゥーミー!ではなくキャッチーな曲もやってくれるあたり面白いバンドです。
まぁ「ダンシン~グ!シンギン~グ!」なんてこのバンドがやればギャグにしか聞こえませんが(笑
しかし決して色物の一言で片付けられる音ではなく、初期サバスがそのまま走り倒してるような"悪霊"や
歌詞にガツンとやられる"意趣返し"、スペーシーなベストチューン"夜間飛行"など本当に感動しました。
これほどの音を出してる人たちが音楽一筋で食べていけない現状に世の中の不条理を感じますなぁ。
しかし"発射"はほんと腹抱えて笑った。面白すぎ。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 20:12 [ アルバム紹介 ]

2005年04月25日

S.O.D. / Speak English or Die -1985-

 
  01. March of the S.O.D.
  02. Sargent "D" & The S.O.D.
  03. Kill Yourself ★
  04. Milano Mosh
  05. Speak English or Die ! ★
  06. United Forces
  07. Chromatic Death
  08. Pi Alpha Nu
  09. Anti-Procastination Song
  10. What's That Noise ★
  11. Freddy Krueger
  12. Milk ★
  13. Pre-Menstrual Princess Blues
  14. Pussy Whipped ★
  15. Fist Banging Mania
  16. No Turning Back
  17. Fuck the Middle East
  18. Douche Crew
  19. Hey Gordy!
  20. The Ballad of Jimi Hendrix ★
  21. Diamonds and Rust (Extended version)

正式名称は「Stormtroopers of Death」でしたっけ?
アホみたいな曲数ですが全部で30分弱、CDではボーナスでさらに数曲プラスされてます。
AnthraxのGt.スコット・アゴ髭・イアンとDr.チャーリー・ベナンテに元AnthraxのBa.ダン・リルカ、
ハードコアパンクバンド PsychosのVo.ビリー・ミラノとで結成されたプロジェクトバンドです。
「おフザケプロジェクトなのに歴史に残る名盤を作った!」とはもう使い古された文句ですが、
ハードコアとスラッシュメタルを融合させた至上初のアルバムとしてみれば確かに傑作です。
"Milk"ではブラストビートまで飛び出すベナンテのドラムは本当に凄いの一言。
音楽史上初めてブラストビート使ったアルバムだと風の噂で聞いたんですが本当なんですかね?
しかしまぁこんなこと書いてる今もアホらしいんですが…"The Ballad of Jimi Hendrix"なぞポカーンですよ。
↓の評価は最大級の賛辞です。★5つけるよりこの人たちは嬉しいでしょ多分。
ちなみに2ndも出てますが、これはジャケットだけ傑作。

名盤:☆☆☆☆☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 01:00 [ アルバム紹介 ]

2005年04月24日

I Pooh / Un Po Del Nostro Tempo Migliore -1975-

 
  01. Preludio
  02. Credo
  03. Una Storia Che Fa Ridere
  04. Oceano
  05. Fantasia
  06. Mediterraneo
  07. Eleonora, Mia Madre
  08. 1966
  09. Orient Express
  10. Il Tempo Una Donna La Citta

最近プログレ紹介してなかったなぁ~と思ってこれを引っ張り出してきましたが、
「イプーはプログレじゃねぇ!」という怒号と共に石つぶてが飛んできそうで戦々恐々としております。
さて、イタリアの大ベテランポップロックバンド I Pooh。66年デビュー今でも現役バリバリの彼らですが、
30作近い作品の数々を全部持ってる日本人なんて何人いるんでしょうか。
勿論僕も数作を聴きかじってるだけですけど、その中でも一押しはこの邦題「ロマン組曲」。
日本のプログレファンから一番人気があることからも分かるとおり、
オーケストラをフィーチャーした歌ものシンフォニックロックの大傑作です。
5.のフォークソングなんかで聞かれるイタリア語の響きはまさにロマンチック。
ジャケットと邦題のイメージにピッタリ、中世の世界に思いを馳せながら
日曜の午後に紅茶を飲みつつ楽しみたい非常に上品なアルバムです。あぁ発想が貧乏臭い

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 17:12 [ アルバム紹介 ]

2005年04月23日

Nelson / Imaginator -1996-

 
  01. On/Off
  02. Sinners, Inc.
  03. Do You Believe in Religion ? ★
  04. Kiss Me When I Cry ★
  05. I Don't Mess Around, Boy
  06. Sooner or Later ★
  07. We Always Want What We Can't Get
  08. It's Your Body
  09. She Gets Down ★
  10. Tell Me
  11. Greed
  12. Action ★
  13. Aint' Nothin' Really Changed
  14. We're All Alright ★
  15. Judas Mirror
  16. In a Perfect World
  17. Imaginator

美形金髪双子デュオの3rdアルバム。名盤ではないと思います。
コンセプトアルバムということで、やたらSEが入ってて鬱陶しいことこの上ない。
でも曲単位で見れば、本当にすんばらしい名曲が揃ってますので紹介。
"Kiss Me When I Cry"に"Sooner or Later"、笑うほどBon Jovi風の曲です。
しかしこんなこと言うと刺されますが、僕はBon Joviのどの曲よりも好きですね。
それよりも特筆すべきは、HR/HM界のレノン・マッカートニー、Enuff Z'nuffの
チップ・ズナフ&ドニー・ヴィーが作曲面で参加している"She Gets Down"と
"We're All Alright"。さすがの名曲メイカー、震えが来るほど素晴らしい曲です。
12曲目"Action"、曲名だけで気付いた方には投げキッスを差し上げたい気持ちですが
あのSweetの大名曲のカバーです。未聴の方は信じられないかもしれませんが、
本家やLeps、Atomic Playboys以上にハードな仕上がり。これだけでsuma的贔屓ポイント大幅アップ。
中古屋で投売りされてますし、ポップメタルファンなら買って損の無い作品だと思います。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 14:15 [ アルバム紹介 ]

2005年04月21日

William Lyall / Solo Casting -1976-

 
  01. Solo Casting
  02. Us
  03. Playing in the Sand
  04. Supertrader
  05. Reasons
  06. Deeper You Get
  07. Maniac
  08. Don't Be Silly
  09. Take Me Up
  10. Sleep
  11. Maniac (Single Version)
  12. Solo Casting (Single Version)

「Two's A Crowd」CD化前祝いと言うことで、前も触れましたけどこのアルバムの紹介を。
僕の敬愛する伝説的ブリティッシュポップロックバンドPilotの、Key奏者
故ビリー・ライオール唯一のソロアルバムです。この作品を発表した時は
彼はPilotを脱退していたのですが、ゲストとしてPilotの面々の名前が見られます。
その他にもフィル・コリンズやフィル・チェン、ロバート・アーワイなど腕利きが
バックを固め、とても完成度の高い素晴らしい英国ポップスの作品となっています。
ストリングスアレンジ、そしてこのKeyの美しさにはひたすら溜息が出るばかり。
ルックスに似合わないおどけたような声には若干癖がありますが、僕は大好き。
もしかするとPilotの作品群より好きなアルバムかもしれません。
僕のようなブリティッシュファンには垂涎もののサウンドだと思います。
現在入手困難ですが、これもそのうち再発してくれることを信じたい。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 22:13 [ アルバム紹介 ]

2005年04月20日

Stryper / Soldiers Under Command -1985-

 
  01. Soldiers Under Command
  02. Makes Me Wanna Sing
  03. Together Forever
  04. First Love
  05. The Rock That Makes Me Roll
  06. Reach Out
  07. (Waiting For) A Love That's Real
  08. Together As One
  09. Surrender
  10. Battle Hymn Of The Republic

LAメタルシーンを代表する、クリスチャンしましまメタルバンドの2nd。
「どのアルバムもまったくカラーが一緒、しかも全部質が高いときてるからまずベスト買え」
と、散々(?)このサイトで言ってきましたが、あえて1枚選ぶならこれ。
「バラードロック」なんて呼ばれたりもする彼らですが、確かにその通りです。
バリバリの疾走曲であろうと、このメロディを持ってして聴き心地はバラードのそれと同じ。
このバンドを聴けば、昨今の「メロハー」がメロディアスに聞こえなくなりますよほんと。
宗教色の強いクリスチャンメタルということで、欧米では非難も浴びたようですが、
英語の分からん日本人なら何の問題もなくただただ曲の素晴らしさに感動できると思います。
(さすがに「ジーザス!」なんてコーラスは笑いますけど)

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 19:23 [ アルバム紹介 ]

2005年04月16日

Sum 41 / Does This Look Infected ? -2002-

 
  01. Hell Song
  02. Over My Head Better Off Dead
  03. A**hole
  04. My Direction
  05. Still Waiting
  06. Yesterday.com
  07. All Messed Up
  08. Mr. Amsterdam
  09. Thanks for Nothing
  10. Hyper-insomniaparachondriod
  11. Billy Spleen
  12. Hooch

若いロックファンなら、聴く聴かないは別にして名前くらいは絶対知ってると思われるこのバンド。
色々言われてる事もあって、かなり先入観入りまくりで聴いてみたんですが…
いやぁ、普通にカッコいいじゃないですか。噂には聞いていましたけど、
ここまでメタルラヴなサウンドだとは思いませんでした。(ファンはどうか知らんけど)
誤解を恐れずに超極端なことを言えば、初期メイデンをとことんポップにしたような感じ。
いや全曲とは言いませんけど、5曲目とか間違いなくそんな雰囲気です。
今でこそパンクのカテゴリーに入れられてますが、仮に演ってる奴が
いかつい長髪マッチョだったとしたら、音がそのままでも絶対メタルになってます。
ジャンル分けなんて、そんなもんなんですよねぇ。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 22:42 [ アルバム紹介 ]

Bay City Rollers / Strangers in the Wind -1978-

 
  01. Another Rainy Day In New York City ★
  02. All Of The World Is Falling In Love ★
  03. Where Will I Be Now ★
  04. Back On The Street ★
  05. Strangers In The Wind ★
  06. Love Brought Me Such A Magical Thing ★
  07. If You Were My Woman
  08. Every Tear I Cry ★
  09. Shoorah Shoorah for Hollywood
  10. When I Say I Love You (The Pie)

看板Voレスリー・マッコーエン在籍最後の作品にして、ソフトロック史に残る大名盤。
プロデューサーにDavid Bowieのハリー・マズリンを向かえ、イーグルスの影響色濃い
AOR調のフォークロックやファンキーなホーンの聴けるPOPな曲など名曲揃いの作品になってます。
まったく持って「アイドル」BCRのサウンドではありませんし、それがこの作品の
低評価を招いているのでしょうが、曲さえよければ何でもいい僕にとっては
レスリー期の最高傑作であると言っても全然過言ではありません。
CDは廃盤となってしまっているのがもうやり切れない気持ちで一杯ですが、
LPなら低価格で手に入りますんで、とりあえずせめて聴くだけは聴いて頂きたい。
ゲストで参加の、ニッキー・ホプキンス(!)のピアノもいい味出していますよ。
Air Supply、エリック・カルメンが好きな人にはめちゃくちゃお勧め。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 14:54 [ アルバム紹介 ]

2005年04月14日

Heaven / Where Angels Fear To Tread -1983-

 
  01. Where Angels Fear To Tread
  02. Love Child
  03. Scream For Me
  04. Don't Mean Nothin'
  05. Rock School
  06. Madness
  07. Hard Life
  08. She Stole My Heart
  09. You
  10. Sleeping Dogs

最近はひたすらヤフオクにてLP10枚セットとか買い漁ってるんですけど、
その中にあったアルバムの中で特に気に入ったのがこれ。
オーストラリア出身のハードロックバンドです。オージーロックと言えばAC/DC、
当時はそのフォロワーみたいな扱いをされてたようですが、確かにシャキッとした
ロックンロールではありますけど、そんなに似てるとは思えませんね。
Iron Maidenの前座を経てスティーブ・ハリスに見出され、この2ndアルバムも
伊藤政則のライナー付きで国内盤出てるんですけど…今じゃCD化もされてないようです。
そのライナーではさっぱり触れられてないのが謎なんですが、バッキングボーカルに
グレンヒューズ、そして何と"Evil Eyes"なる変名でロニー・ジェイムス・ディオ(!)が参加してます。
…ええ、書きたかったのはこれだけ。いや、でも良いアルバムですよ。

追記:"リタ・フォード"って人もバックVoで参加してまして、「どっかで聴いた名前だなぁ」
と思っていたんですが…ようやく思い出しました。こりゃランナウェイズの姐御ですね。
ほんと、妙に豪華なゲストたちですなぁ。サウンドには全然影響見られないんですけど。

名盤:★★★★☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 21:07 [ アルバム紹介 ]

2002年04月20日

【ベスト盤】 The Sweet / The Very Best of Sweet -2005-

 
  1.Blockbuster
  2.Hell Raiser
  3.Ballroom Blitz
  4.Teenage Rampage
  5.Co-Co
  6.The Six Teens
  7.Love is like Oxygen
  8.Papa Joe
  9.Funny Funny
  10.Turn It Down
  11.Alexander Graham Bell
  12.Lies In Your Eyes
  13.Action
  14.Its the Sweet Mix
  15.Little Willy
  16.Wig-Wam Bang
  17.Fox On The Run
  18.Restless
  19.Set Me Free
  20.Burn On The Flame

2005年にもなって、ようやくSweetベストの決定版が出てきました。
"Hell Raiser" "Action" "Set Me Free"が一度に聴けるのは、多分これだけだと思います。
所謂メドレーの"Sweet Mix"もちゃっかり入ってたりしますし。ただ、後期の曲がまったく入っていないので、
そこがちょっと寂しいかなぁ。しかしこのジャケ、ちょっと前日本で流行ったオムニバスの類を思い出させますね。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:25 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Stryper / 7: The Best of Stryper -2003-

 
  1.Something
  2.For You
  3.Shining Star
  4.Lady
  5.All for One
  6.In God We Trust
  7.Always There for You
  8.To Hell With the Devil
  9.Calling on You
  10.Free
  11.Honesty
  12.Way
  13.Soldiers Under Command
  14.Makes Me Wanna Sing
  15.Reach Out
  16.From Wrong to Right
  17.Loving You
  18.Believe

クリスチャン・メタルバンドとして有名な彼らの、新曲2曲を含むベストアルバム。
彼らの作品はどれも楽曲が粒揃いで素晴らしく、カラーはまったく一緒なので
ベストが手っ取り早いですね。あんまり言ってなかったんで初耳の人も多いでしょうけど、
僕はこのバンドが大好きなんです。女性的なハイトーンボイスを持つマイケル・スウィート、
心が洗われるほどに綺麗でメロディアスな曲、何もかもが僕の好みで。
"Calling on You"、こんな神々しいバラードは初めて聴きましたよ。
キリスト教にゃ何の縁の無い僕でも拝みたくなってしまいます。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:24 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Slade / Greatest Hits -2002-

 
  1.Get Down and Get With It
  2.Coz I Luv You
  3.Look Wot You Dun
  4.Take Me Back 'Ome
  5.Mama Weer All Crazee Now
  6.Gudbye T' Jane
  7.Cum on Feel the Noize
  8.Skweeze Me Pleeze Me
  9.My Friend Stan
  10.Everyday
  11.Bangin' Man
  12.Far Far Away
  13.How Does It Feel
  14.In for a Penny
  15.We'll Bring the House Down
  16.Lock up Your Daughters
  17.My Oh My
  18.Run Runaway
  19.All Join Hands
  20.Radio Wall of Sound
  21.Merry Xmas Everybody

Sladeはベストからの典型的バンドですね。全英No.1ヒットが多数、しかもその殆どは
アルバム未収録の曲ですから。選曲も文句無しで大抵の人はこのベストで満足だと思いますが、
出来ればオリジナルにも手を出してほしいなぁ。僕は「Sladest」収録、"Wild Winds Are Blowin'"
という曲が大好きで大好きで。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:21 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Queen / Greatest Hits 1 & 2 -1995-

 
Disc1
  1.Bohemian Rhapsody
  2.Another One Bites The Dust
  3.Killer Queen
  4.Fat Bottomed Girls
  5.Bicycle Race
  6.You're My Best Friend
  7.Don't Stop Me Now
  8.Save Me
  9.Crazy Little Thing Called Love
  10.Somebody To Love
  11.Now I'm Here
  12.Good Old-Fashioned Lover Boy
  13.Play The Game
  14.Flash
  15.Seven Seas Of Rhye
  16.We Will Rock You
  17.We Are The Champions
Disc2
  1.A Kind Of Magic
  2.Under Pressure
  3.Radio Ga Ga
  4.I Want It All
  5.I Want To Break Free
  6.Innuendo
  7.It's A Hard Life
  8.Breakthru
  9.Who Wants To Live Forever
  10.Headlong
  11.The Miracle
  12.I'm Going Slightly Mad
  13.The Invisible Man
  14.Hammer To Fall
  15.Friends Will Be Friends
  16.The Show Must Go On
  17.One Vision

Queenも多作なバンドですし、まずはベスト。Disc1が初期、Disc2が後期の名曲・有名曲目白押しです。
しかも値段が安い安い。1と2を別々に揃えた僕は間違いなくアホです。
これだけ曲があっても駄曲が一つも無いどころか、ベストに入りきらない名曲がまだまだたくさんあるので
是非オリジナルアルバムにも手を出してみてください。間違ってもジュエルズとかいうのは買わないように。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:19 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 KISS / The Very Best of KISS -2002-

 
  1.Strutter
  2.Deuce
  3.Got To Choose
  4.Hotter Than Hell
  5.C'Mon And Love Me
  6.Rock And Roll All Nite (live)
  7.Detroit Rock City
  8.Shout It Out Loud
  9.Beth
  10.I Want You
  11.Calling Dr. Lov
  12.Hard Luck Woman
  13.I Stole Your Love
  14.Christine Sixteen
  15.Love Gun
  16.New York Groove
  17.I Was Made For Loving You
  18.I Love It Loud
  19.Lick It Up
  20.Forever
  21.God Gave Rock 'N' Roll To You II

「あの曲が無い」とか言い出したらキリが無いわけで、とりあえず代表曲を網羅したこのベストは
KISS入門に最適だと思われます。この次はライブ盤の「Alive!」シリーズに手を出していくのがよいかと。
名曲"Rock And Roll All Nite"はライブVerが収録。このおかげで、僕は未だこの曲のスタジオ版を聴いたことがありません。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:17 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Judas Priest / Metal Works 1973 - 1993 -1994-

 
Disc 1
  01. The Hellion
  02. Electric Eye
  03. Victim of Changes
  04. Painkiller
  05. Eat Me Alive
  06. Devil's Child
  07. Dissident Aggressor
  08. Delivering the Goods
  09. Exciter
  10. Breaking the Law
  11. Hell Bent for Leather
  12. Blood Red Skies
  13. Metal Gods
  14. Before the Dawn
  15. Turbo Lover
  16. Ram it Down
  17. Metal Meltdown
Disc 2
  01. Screaming for Vengeance
  02. You've Got Another Thing Comin'
  03. Beyond the Realms of Death
  04. Solar Angels
  05. Bloodstone
  06. Desert Plains
  07. Wild Nights, Hot and Crazy Days
  08. Heading Out to the Highway
  09. Living After Midnight
  10. A Touch of Evil
  11. The Rage
  12. Night Comes Down
  13. Sinner
  14. Freewheel Burning
  15. Night Crawler


一家に一枚のスーパーベスト。"The Hellion~Electric Eye"で始まる構成に、まず50点差し上げたい。
その後も"Painkiller"、"Exciter"、"Breaking the Law"、"Hell Bent for Leather"、"Metal Gods、"Turbo Lover"、
""Ram it Down"、"You've Got Another Thing Comin'"、"Living After Midnight"、"Sinner"、"Freewheel Burning"…
とズラリと並ぶ数々の名曲、挙げていけばキリが無いです。駄作はないが決定打もない(と個人的に思う)
オリジナル作品に手を出す前に、これで予習しましょう。"Rocka Rolla"、"Hot Rockin'"、"Johnny B.Goode"、
"The Ripper"が入ってたら100点だったのに。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:15 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Focus / The Best of Focus -2002-

 
  1.Hocus Pocus
  2.Anonymus
  3.House Of The King
  4.Focus
  5.Janis
  6.Focus II
  7.Tommy
  8.Sylvia
  9.Focus III
  10.Harem Scarem
  11.Mother Focus
  12.Focus IV
  13.Bennie Helder
  14.Glider
  15.Red Sky At Night
  16.Hocus Pocus (US Single Ver)

あんまりプログレ系のベストはお勧めしたくないんですけど、Focusに限ってはいいんじゃないかなぁ~とも
思います。"Hocus Pocus"と"Sylvia"の二大代表曲が一度に聴けるのはベストとライブしかないですし、
どちらもアルバムの流れ云々で聴くべき曲ではないですし。特に"Hocus Pocus"目当てで「Moving Waves」買うと、
他の曲のあまりの地味さに肩透かし食らうでしょうからね。もちろん僕はどっちも好きですけど。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★☆☆

投稿者 suma : 01:14 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Deep Purple / The Very Best of Deep Purple -2000-

 
  1.Hush
  2.Kentucky Woman
  3.Black Night
  4.Speed King
  5.Child in Time
  6.Strange Kind of Woman
  7.Fireball
  8.Demon's Eye
  9.Highway Star
  10.Smoke on the Water
  11.Space Truckin'
  12.Woman from Tokyo
  13.Burn
  14.Stormbringer
  15.Knocking at Your Back Door

「パープルにスタジオの名盤は無い!」を持論としてあちこちで顰蹙買ってる僕ですが、
そんな僕としてはとりあえずこいつを聴いてほしい。まさに名曲、名曲のオンパレードです。
("Demon's Eye"だけは何故入ってるのか理解できませんけど)再発レーベルとして名高いRhinoからの
リリースで音質もよくなっています。そういえばEMIから変なジャケでそっくりな選曲のベストが出てますが、
何か得体が知れないのであまりお勧めはしません。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:12 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Cozy Powell / Very Best of Cozy Powell -1997-

 
  1.Theme One
  2.Killer
  3.Sweet Poison
  4.The Loner
  5.Over The Top
  6.Cat Moves
  7.Sunset
  8.Hot Rock
  9.The Blister
  10.Up On The Downs
  11.Formula One
  12.Dartmoore
  13.633 Squadron
  14.Octopuss
  15.The Big Country
  16.The Rattler

今手に入るのは再発盤のようですが、元々はコージーの亡くなる直前に発表されたベストアルバム。
少なくとも、当方所持のライナーでは事故についてまったく触れられておりません。
彼のソロ「Over the Top」「Tilt」「Octopuss」から、名曲ばかりがチョイスされておりかなりお勧めです。
これらの作品が手に入りにくい今、彼のソロの音源を聴くにはこのベストが手っ取り早いかと。
ここでは敢えて触れませんが、参加メンバーもめちゃくちゃ豪華です。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:10 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Bay City Rollers / Rollers MEGA HITS -1998-

 
  1.Saturday Night
  2.Shang A Lang
  3.Remember (Sha La La)
  4.Bye Bye Baby
  5.I Only Wanna Be With You
  6.All of Me Loves All of You
  7.Give A Little Love
  8.Summerlove Sensation
  9.Rebel Rebel
  10.Money Honey
  11.Keep On Dancing
  12.Love Me Like I Love You
  13.Once Upon A Star
  14.Be My Baby
  15.You Made Me Believe In Magic
  16.The Way I Feel Tonight
  17.Another Rainy Day In N.Y. City
  18.It's A Game
  19.There Goes My Baby
  20.Rock'n Roll Love Letter
  21.Mama Li
  22.Maryanne
  23.MEGA MIX

彼らに関しては、山のようにベストが発売されており、どれも似たような選曲なので
どれでもいいっちゃあどれでもいいんですが、一部に再結成メンバーでの再録音物があるので注意。
ここでは、定番を外さないながらもちょっと選曲の面白いこれを。特に"Mama Li"と
"Maryanne"は、このアルバムと再発「Dedecation」のボーナス以外では聴けないレアな名曲です。
ライナーも各曲ごとに解説があって詳しく、ダサいジャケと恥ずかしい写真でいっぱいの
ブックレットに我慢できる方には十分お勧めできるベスト。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★☆

投稿者 suma : 01:07 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 ASIA / Anthologia -2002-

 
Disc1
  1.Heat of the Moment
  2.Only Time Will Tell
  3.Sole Survivor
  4.One Step Closer
  5.Time Again
  6.Wildest Dreams
  7.Without You
  8.Cutting It Fine
  9.Here Comes the Feeling
  10.Ride Easy
  11.Don't Cry
  12.Smile Has Left Your Eyes
  13.Never in a Million Years
  14.My Own Time
  15.Heat Goes On
  16.Eye to Eye
  17.Last to Know
  18.True Colors
Disc2
  1.Midnight Sun
  2.Open Your Eyes
  3.Daylight
  4.Lyin' to Yourself
  5.Go
  6.Voice of America
  7.Hand on Me
  8.Wishing
  9.Rock and Roll Dream
  10.Countdown to Zero
  11.Love Now Till Eternity
  12.Too Late
  13.Suspicion
  14.After the War
  15.Am I in Love?
  16.Summer
  17.Prayin' 4 a Miracle
  18.Days Like These

ASIAは黙ってこれを買いましょう。ジョン・ウェットン在籍時の名盤「Asia」「Alpha」「Astra」
収録曲を、全て余さず曲順もそのままで2枚組CDに納めてしまった超お買い得アルバムです。
しかもアルバム未収録のB面曲まで付いてきちゃって、一体これを買わずに何を買うというのかってなもんです。
僕は持ってないですけど。

選曲:★★★★★ お勧め度:★★★★★

投稿者 suma : 01:04 [ アルバム紹介 ]

2002年04月12日

Yes / Fragile -1972-

 
  1.Roundabout ★
  2.Cans and Brahms
  3.We Have Heaven
  4.South Side of the Sky
  5.Five Per Cent of Nothing
  6.Long Distance Runaround ★
  7.Fish (Schindleria Praematurus)
  8.Mood for a Day
  9.Heart of the Sunrise ★

ELPやKing Crimson、Pink Floydに並んで「プログレ4大バンド」と称されるYes。
メンバー全員が名プレイヤーに数えられる超テクニカル集団です。これは1972年に発表
した4thアルバムで、今作から名キーボーディスト リック・ウェイクマンが参加しています。
有名曲 1.Roundabout は、静かで長いイントロから突然展開し始める聴きやすい
名曲です。ハードなイントロが印象的な 9.Heart of the Sunriseも必聴。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:39 [ アルバム紹介 ]

Yes / Close to the Edge -1972-

 
  1.Close To The Edge
  2.And You And I
  3.Siberian Khatru

プログレファンでこれを聴いていない人は居ないと言えるほど有名なYesの5thアルバム。
再生ボタンを押した瞬間から、ハードでアコースティックでファンタジックでクラシックな
Yesワールドに引きずり込まれます。プログレ=曲が長いというイメージがありますが
このアルバムもオリジナルでは全3曲しか収録されていません。個人的にはイントロの
ギターがかっこいい 3.Siberian Khatruが好きです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:38 [ アルバム紹介 ]

Wintersun / Wintersun -2004-

 
  1.Beyond the Dark Sun ★
  2.Winter Madness ★
  3.Sleeping Stars ★
  4.Battle Against Time ★
  5.Death and the Healing ★
  6.Starchild ★
  7.Beautiful Death ★
  8.Sadness and Hate

元ENSIFERUMのヤリ・マーエンパーが、新たにスタートさせたプロジェクトバンドの1st。
と言っても全然知らない人なんですが、その方面では結構有名らしいです。
それはともかくこのアルバム、かなりの傑作。初期のChildren of Bodomに影響を受けた
メロディックデスメタルに、Blind Guardian的とも言えるケルティックな民族臭漂う
アレンジが僕のツボに見事嵌りました。2.や4.なんかでの疾走曲ではブラストビートが
用いられていますが、ハードコア的なエグさは一切無く苦手な人でも気持ち良く頭が振れるかと思います。
やはり特筆すべきは、ヤリがドラム以外の全てのパートをこなしている事。
ネオクラシカルなギターの腕もかなりのもの、それでいてデス声とクリーンボイスを巧みに操る
素晴らしいマルチプレイヤー振りには同じ楽器弾きとして素直に頭が下がる思いです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:36 [ アルバム紹介 ]

The Who / Live at Leeds -1970-

 
  1.Heaven And Hell ★
  2.I Can't Explain ★
  3.Fortune Teller
  4.Tattoo
  5.Young Man Blues ★
  6.Substitute ★
  7.Happy Jack
  8.I'm A Boy
  9.A Quick One, While He's Away ★
  10.Amazing Journey/Sparks
  11.Summertime Blues ★
  12.Shakin' All Over
  13.My Generation ★
  14.Magic Bus

60年代イギリスでビートルズやストーンズと並んで活躍し、後のHR・パンクバンドに大きな影響を与えたThe Who。
今まで日本での人気はパッとしませんでしたが、先日の初来日(!)で一気にお株を上げましたね。
そんなThe Whoですが、入門は映像から入るのがお勧めです。彼らは正真正銘のライブバンドですので、
CDでは彼らの魅力の10%も味わうことができません。ロジャー・ダルトリーのマイクブン回し、
ピート・タウンゼントのウィンドミル奏法とギタークラッシュ、故ジョン・エントウィッスルの寡黙ながら
目立つ爆音ベースプレイ、そして故キース・ムーンの爆裂ドラミングを眼に焼き付けてこそ
Whoの魅力が分かるってもんです。このDVDがお勧め。高いけど。ってここはアルバム紹介でした。
アルバムならこのライブ盤をお勧めします。曲目も有名曲ばかりでベストに近いですし。
Who知らない人が聴いたらビックリしますよ。

名盤:★★★★★ 音質:★★★★★ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:34 [ アルバム紹介 ]

White Lion / Pride -1987-

 
  1.Hungry
  2.Lonely Nights
  3.Don't Give Up ★
  4.Sweet Little Loving ★
  5.Lady of the Valley ★
  6.Wait ★
  7.All You Need Is Rock & Roll
  8.Tell Me ★
  9.All Join Our Hands ★
  10.When the Children Cry ★

80年代、アメリカで起こったHR/HMムーヴメント LAメタル。
このバンドもその流れに乗っかってヒットを飛ばしました。
中でも2ndにあたるこのアルバムは全米11位の大ヒットに。
非常に聴きやすい、ポップなハードロックアルバムです。
Voはハスキーで評価の分かれる歌声ですが、このアルバムにおいては
哀愁漂う曲調にマッチしてとてもいい味を出しています。
ギターのヴィト・ブラッタには注目。エディ・ヴァンヘイレンそっくりの、それに劣らぬ
素晴らしいプレイを聴かせてくれます。これほどの人がなぜ有名でないのでしょうか。
ジャケ良し・曲良し・演奏良しと三拍子揃った捨て曲なしの名盤です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:32 [ アルバム紹介 ]

Waltari / Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C -1996-

 
  01. Misty Dreariness
  02. A Sign
  03. Deeper Into The Mud
  04. The Struggle For Life And Death Of Knowledge
  05. Completely Alone
  06. Move
  07. Time, Irrelevant
  08. The Top

というわけで、これが「Big Bang」の次に飛び出した第6作。タイトルからも分かるとおり、
「デスメタルと生オーケストラの競演」。言われなきゃ絶対気付きませんけど、ライブ録音です。
古くはMoody BluesからRhapsodyまで、似たようなことはずっと前から色んなバンドがチャレンジしてますし、
前作のような変態的ごった煮サウンドがあまり味わえないので個人的に少し物足りないんですが、
そんなことは抜きに、メジャーメタルバンドが100束になっても敵わない、まさに「天才的」としか言いようが無い
恐怖を感じるほど完成度の高い作品になっております。本当、デスボイスの後ろで笑っちゃうほど荘厳なストリングスが
鳴り響くんですけどまったく違和感無いんですよ。こんな強烈な作品の最後、何とノリノリのロックンロールで
シメてしまうところがやはりWaltariらしくてニヤニヤとしてしまいます。
メタル一直線で無いバンドにこんなの作られちゃあ、本職にしてる人たちはもう形無しですね。
前作ともども、メタラーだけでなく万人に聴いて欲しい素晴らしい作品です。

ちなみにこのアルバムは、前作ほど入手困難では無いと思います。(それでもかなり少ないんですけど)
ネット上でもこれに限ってはちらほらレビューを見かけますし。某xametalにもあったのは驚きました。
なるほど、確かにある意味クサメタルかも。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:31 [ アルバム紹介 ]

Waltari / Big Bang -1995-

 
  01. Big Bang (Dream Avenue)
  02. Atmosfear
  03. Follow Me Inside
  04. Sensitive Touch
  05. On My Ice
  06. Showtime
  07. Color TV
  08. The Stage
  09. Jankha
  10. One In The Line
  11. Feel!
  12. Connection
  13. Real One
  14. Let's Get Crucified
  15. Slow Thinking Street

フィンランド産、変態≒天才ミクスチャーロックバンドの5作目。ポップス・テクノ・HR/HM・パンク、
ファンクやヒップホップまでとにかく節操無く取り込んだそのサウンドは、一般的に言われる
ミクスチャーサウンドとはかけ離れてはいますが聴けば分かる。彼らこそが本物の「ミクスチャー」バンドであると。
ポップでファンキーなボーカルに乗せてピコピコとシンセが鳴ったと思ったら凶悪なギターリフと共にデスボイスが飛び出したりする
本当なんでもありのサウンドですが、どの音も非常に高い次元で昇華されこの世に二つと無い「Waltariサウンド」を
作り上げています。…とまぁ、あまりに凄い作品を前にするとまったく言葉が出てこなくなるのは僕の悪い癖ですが、
2曲目"Atmosfear"を聴いてブルブルと震えてしまった感動と興奮は、間違いなく本物なのであります。
しかしこんな作品の次には、「デスメタルとオーケストラの競演」というライブアルバムを発表するんだから
「凄い」を通り越して「怖い」バンドですなぁ。Waltari、そしてフィンランド実に恐るべし。

なお、このアルバム実はめちゃくちゃ入手困難です。国内ではほぼ入手不可、海外の通販を利用しても
簡単には手に入らないと思います。かくいう僕もブートまがいの方法で聴いてますが、
どうにかもうちょっと手に入りやすい状況にはならないものなのでしょうか。レコード会社何やってんだクソッタレ!
すみませんまだ興奮してます。いやー本当凄い作品。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:28 [ アルバム紹介 ]

Vince Neil / Exposed -1993-

 
  1.Look In Her Eyes ★
  2.Sister Of Pain ★
  3.Can't Have Your Cake ★
  4.Fine, Fine Wine
  5.The Edge
  6.Can't Change Me
  7.Set Me Free ★
  8.Living Is A Luxury
  9.You're Invited (But Your Friend Can't Come) ★
  10.Gettin' Hard ★
  11.Forever

ご存知Motley Crueのフロントマン ヴィンス・ニールのソロ1stアルバム。
路線的には「モトリーよりモトリーらしい」ストレートなロックンロールの
名曲が多数収められています。特にスティーヴ・スティーヴンスによる爆裂ギターが
素晴らしい。ギター弾くくせにギター不感症の僕ですが、これには一目惚れならぬ一聴惚れしてしまいました。
"Set Me Free"はSweetのカバーですが、溢れんばかりの個人的感情を排除して言わせて貰うと
アルバム1枚としてみた場合少し浮いてるかな…というのが感想。演奏自体は素晴らしいんですが。
とにかく、モトリー好きなら買い!の良盤です。何故か中古で多く見かけますし。
ただ、明らかに二番煎じなバラードは頂けないなぁ…


名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:20 [ アルバム紹介 ]

Uriah Heep / Look at Yourself -1971-

 
  1.Look at Yourself ★
  2.I Wanna Be Free ★
  3.July Morning ★
  4.Tears in My Eyes ★
  5.Shadows of Grief ★
  6.What Should Be Done
  7.Love Machine

ZEPやサバスと同時期に活躍した英のハードロックバンド Uriah Heep の代表作。
とにかくケン・ヘンズレーによる「グワァァァァ」と迫ってくるようなオルガンの音が印象的です。
HR界随一のクリアボイスの持ち主 故デビット・バイロンも聴かせてくれます。
1.Look at Yourselfのイントロでノックアウト。名盤です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:19 [ アルバム紹介 ]

Turisas / Battle Metal -2004-

 
  01. Victoriae & Triumphi Dominus
  02. As Torches Rise
  03. Battle Metal
  04. Land Of Hope And Glory
  05. Messenger
  06. One More
  07. Midnight Sunrise
  08. Among Ancestors
  09. Sahti-Waari
  10. Prologue For R.R.R.
  11. Rex Regi Rebellis
  12. Katuman Kaiku

「メタル先進国」フィンランドの、シンフォニックヴァイキングメタルバンドデビュー作。
Rhapsody直系とも言えるシンフォサウンドに、デスボイスが勇壮に吼えるクッサクサの作品ですけど、
僕が今まで聴いてきた洋楽アルバムの中で一番「RPG」を意識させてくれたのがこれでした。
Rhapsodyなんかはあの世界観からRPGメタルの総本家みたいに言われてますが、サウンド自体は
具体的にRPGを思い起こさせるものは少なかったと思います。しかしこの「Battle Metal」、
RPGファンなら身悶えして咽び泣くような、どこかで聴いたようなフレーズがバンバン飛び出してくるんですよね。
特にタイトル曲の一度聴けばすぐ分かるメインテーマ部分、絶対ロマサガあたりで出てきますって。多分

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:17 [ アルバム紹介 ]

Testament / The Legacy -1987-

 
  1.Over the Wall
  2.Haunting
  3.Burnt Offerings
  4.Raging Waters
  5.C.O.T.L.O.D.
  6.First Strike Is Deadly
  7.Do or Die
  8.Alone in the Dark
  9.Apocalyptic City

ベイエリアスラッシュメタルバンドの代表格、Testamentの1st。この辺り詳しくないので
よく分かりませんけど、Metallicaをさらに暴力的に、かつメロディアスにしたようなサウンドです。
ひたすらヘッドバンギングなザクザクリフと、流れるようなギターソロの対比は圧巻。
よく音が軽い(特にドラム)って所がマイナスポイントとして挙げられますが、僕に言わせりゃ
これくらいがちょうどいいっす。とまぁ、スラッシュ嫌いにもお勧めできる名盤。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:15 [ アルバム紹介 ]

Twisted Sister / Stay Hungry -1984-

 
  1.Stay Hungry ★
  2.We're Not Gonna Take It ★
  3.Burn in Hell ★
  4.Horror-Teria
  5.I Wanna Rock ★
  6.The Price ★
  7.Don't Let Me Down ★
  8.Beast
  9.S.M.F. ★

ケバケバしい化粧で有名な、Vo.ディー・スナイダー率いる Twisted Sister の代表作。
女子プロレスラーみたいなディーですけど、サウンドはしっかり男らしく原始的、骨太且つ
キャッチーなハードロックです。普段プログレなんぞ聴いては知ったかこいてる僕ですけど、
心から応援したいのはこういうバンドなんですよねぇ~。とにかく代表曲、"I Wanna Rock"と
"We're Not Gonna Take It"は外せません。PVも抱腹絶倒の面白さなんですけど、楽曲の方も
一緒にこぶしを突き上げて合唱したい、非常に楽しい気分にさせてくれる名曲です。
情けないギターソロなんか超初心者の僕でも10分でコピーできましたが、
こういう曲が書けるようになれるのならテクなんぞいらん。欠点と言えばこのチャカポコした音質、
ということになりますが2004年の再録音物「Still Hungry」ではその辺り改善されてますので
こちらにも手を伸ばしてみてはどうでしょうか。少々の勢い不足も否めませんけど。


名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:12 [ アルバム紹介 ]

Sex Pistols / Never Mind the Bollocks -1977-

 
  1.Holidays In The Sun ★
  2.Bodies
  3.No Feelings ★
  4.Liar
  5.God Save The Queen ★
  6.Problems ★
  7.Seventeen
  8.Anarchy In The U.K. ★
  9.Sub Mission
  10.Pretty Vacant
  11.New York
  12.EMI ★

Sex Pistolsのデビューアルバムにして、音楽界に革命を起こした伝説の名盤。
世の中・政治・大人たち全てに中指を突き立てた、これぞパンク魂。
歌も下手糞・演奏もデタラメ、でも伝わってくる勢いには物凄いものがあります。
有名曲5.God Save The Queen は疾走感あふれるカッコいいハードロック。
Pistolsに限らず、この時期出てきた所謂オリジナルパンクはハードかつキャッチーなのが
特徴で、最近のものとはまた一線を画します。パンク嫌いも偏見持たずに聴いてみてください。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:09 [ アルバム紹介 ]

The Sweet / Give us a Wink -1976-

 
  1.Action ★
  2.Yesterday's Rain
  3.White Mice
  4.Healer ★
  5.Fox on the Run ★
  6.The Lies In Your Eyes ★
  7.Cockroach
  8.Lady Star Light ★
  9.Keep It In
  10.4th Of July

4作目になるこの作品では、さらにヘヴィなハードロックに仕上がっています。
やはり、Def Leppardがカバーしたことで有名な名曲 1.Action は必聴。
他にもシンセが印象的な代表曲5.Fox on the Runなどが並び、まさに名盤と
言って良いでしょう。もっとも、彼らはベストから入るのが一番なんですが…
日本盤と英盤では曲目が違い、当方が所持しているのは日本盤ですが
Amazonにあるものは英盤で、Fox on the RunとLady Star Lightの代わりに別の曲が収録されているので注意。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:07 [ アルバム紹介 ]

The Sweet / Level Headed -1978-

 
  1.California Nights ★
  2.Silver Bird ★
  3.Dream On ★
  4.Fountain ★
  5.Love Is Like Oxygen ★
  6.Anthem, No. 1 (Lady of the Lake) ★
  7.Strong Love
  8.Lettres d'Amour ★
  9.Anthem, No. 2 ★
  10.Air on a Tape Loop

音楽性の変化から一般には評価の低いこのアルバム、とんでもない!個人的にはこれが最高傑作です。
アンディ・スコットがボーカルを取る「Fountain」はまるでRenaissanceを思わせるドラマチックな名曲です。
他にもウェストコースト風「California Nights」など序盤から極上のメロディを持った素晴らしい楽曲が並びます。
アルコール中毒の症状が酷く、今作でグループを脱退することになるブライアン・コノリーの歌唱も表現豊かで素晴らしい。
「Action」などでのシャウトも良いですが、やはり彼の持ち味は女性のように優しい歌声ですね。
全英9位を獲得し、ベストでもお馴染みの「Love Is Like Oxygen」は、間奏の長いロングバージョンが収録されておりこちらも必聴です。
個人的お勧めは6.と9.に分かれて収録されている「Anthem」。イントロのハープシコードからブライアンのボーカルに
絶妙に被さるストリングス、まるで中世ヨーロッパを思わせる格調高い名曲です。
確かに全盛期の派手さはありませんが、非常に精神年齢の高い大人のアルバムです。
QueenやJouney、叙情派プログレファンには胸を張ってお薦めできる名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:06 [ アルバム紹介 ]

The Sweet / Sweet Fanny Adams -1974-

 
  1.Set Me Free ★
  2.Heartbreak Today
  3.No You Don't
  4.Rebel Rouser ★
  5.Peppermint Twist ★
  6.Sweet F.A. ★
  7.Restless
  8.Into the Night
  9.AC-DC ★
  10.Burn on the Flame
  11.Own up, Take a Look at Yourself

グラムロック全盛期に活躍し、後のHR/HMバンドに大きな影響を与えた
Sweet の2nd。ポップな曲をハードに演奏し、Vo.ブライアン・コノリーの
ロバート・プラントばりのハイトーンボイスに、Queenにも影響を与えた
金属質なコーラスが被さる彼らのスタイルは一曲目から爆発しています。
ハードな1.Set Me Freeや6.Sweet F.A.も聴き応えがありますが、
グラム臭さの残る4.Rebel Rouserや5.Peppermint Twistも名曲です。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:05 [ アルバム紹介 ]

Slayer / Reign in Blood -1986-

 
  01. Angel of Death
  02. Piece by Piece
  03. Necrophobic
  04. Altar of Sacrifice
  05. Jesus Saves
  06. Criminally Insane
  07. Reborn
  08. Epidemic
  09. Postmortem
  10. Raining Blood

これに★5付けといて、今更「スラッシュが嫌い」なんて申しません。嫌いなのはMetallicaです。わはは。
さてスラッシュメタルを代表する超名盤、今更何を書けば…というか、これ聴いてるときは
物凄い勢いで頭振ってますんで何にも言葉が浮かんできません。虚弱体質な僕、
気持ち悪くなるんでヘドバンするの大嫌いなんですけどこいつをCDプレイヤーにセットしたら最後、
有無を言わさず頭振らされますね。よく「これ聴いてダメならこのジャンル向いてない」なんて言われますけど、
僕は初め聴いた時、このあまりに理解を超えた音楽に何の感想も持つことが出来ませんでした。
あのタモリ倶楽部のエアギター選手権すら冷めた目で見てましたし。
んでしばらく放置してたんですけど、ある日ストレス解消に(笑)聴いてみたらこれが格好いいの何の。
そんな感じで人間いつ壊れるか分かりませんので、メタラーなら一枚くらい持っときましょう。
全10曲、29分というバカにしたような短さも短気な僕にはGood。でもライブは怖くてとてもじゃないけど行けないなぁ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★☆☆☆ 

投稿者 suma : 19:03 [ アルバム紹介 ]

Status Quo / Ain't Complaining -1988-

 
  01. Ain't Complaining ★
  02. Everytime I Think Of You ★
  03. One For The Money
  04. Another Shipwreck ★
  05. Don't Mind If I Do ★
  06. I Know You're Leaving
  07. Cross That Bridge ★
  08. Cream Of The Crop ★
  09. The Loving Game ★
  10. Who Gets The Love ★
  11. Burning Bridges ★
  12. Magic ★

イギリスでは国民的英雄、日米ではさっぱり知名度の無い彼らの、格別に知名度の無い作品。
かくいう僕も、中古格安で見つけなければ手に取ることはなかったでしょう。初期の初期はサイケポップ、
後に徹底したハードブギー路線で大成功を収める彼らですが、数えてみて驚き、88年時点でこれが20作目でございます。
何と今でも現役ですから、かのRolling Stonesにも肉薄する(もしかして追い越してる?)のモンスターバンドな訳です。
んでこのアルバム、一聴してビックリしたんですが、シンセを大胆にフィーチャーしたいかにも80年代らしい
産業ロック的なポップスなんですね。Quoと言えばハードブギー!な方には衝撃とも言えるサウンドですけど、
前述したように元々サイケポップで評判を呼んだ、ポップスやらせたら天下一のバンドなだけあって非常に出来が良いです。
全曲◎ですが、特にラストの二曲、すぐにも踊りだしたくなる幸せな名曲"Burning Bridges"と、
イントロとギターソロが特に格好よい最高のハードポップ"Magic"には久々に感動させられました。
大体の名盤は聴いたつもりになってましたけど、まだまだ名曲は眠ってるもんなんですね。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 19:01 [ アルバム紹介 ]

Running Wild / Death or Glory -1989-

 
  01. Riding the Storm ★
  02. Renegade ★
  03. Evilution
  04. Running Blood ★
  05. Highland Glory (the Eternal Fight) ★
  06. Marooned ★
  07. Bad to the Bone ★
  08. Tortuga Bay ★
  09. Death or Glory ★
  10. Battle of Waterloo ★
  11. March On

ドイツが誇る海賊メタルバンドの、最高傑作と名高い作品。ヴァイキング・メタルじゃありません。
「海賊」メタル、つまりこんな感じです。
個人的には95年の作「Masquerade」をお勧めしたいんですけど、じゃあなんでこのアルバムかと言われれば、
彼らの作品はどれも見事にカラーが同じ、しかもダメな作品(駄作とは言わない)の割合の方が大きいという、
このあたり頭の固いリスナーに叩かれて今日の過小評価に至ってるわけでありますが。
これは僕の勝手な推測ですけど、このバンドは最初に聴いた作品がその人にとっての最高傑作になるんじゃないかなぁ。
じゃあ、聴いたこと無い人には一番評価の高いこれをお勧めしちゃおうという訳であります。自分でも意味が分かりませんけど、
確かにこのアルバムは素晴らしくカッコいい楽曲が一杯詰まっています。音楽性を例えれば…Acceptのパワーと初期Helloweenの
スピードを併せ持った海賊絵巻ジャーマンメタル、といったところでしょうか。1曲目"Riding the Storm"、
これはメタル史に残る超名曲です。これだけでおなか一杯になりますけど、以降の曲も素晴らしい。
何を隠そう、個人的漢メタル三羽烏は、Manowar・AcceptそしてこのRunning Wildなのでありますよ。だから何じゃ。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 18:07 [ アルバム紹介 ]

Rush / Moving Pictures -1981-

 
  1.Tom Sawyer ★
  2.Red Barchetta ★
  3.YYZ ★
  4.Limelight ★
  5.The Camera Eye ★
  6.Witch Hunt
  7.Vital Signs ★

説明不要、カナダの大御所プログレハードバンド。3人組と最小限のメンバーながら、
個々の演奏能力は凄まじい物があり、特にニール・パートは超人的ドラムスで有名。
81年発表のこのアルバムは一般にRushの最高傑作と言われ、「これぞプログレ」と言った
変拍子バリバリの複雑な曲構成に、適度にポップで聴きやすいメロディが特徴です。
1曲目「Tom Sawyer」のイントロ一発で、殆どの人は椅子から転げ落ちますね。
個人的にはこのボーカルがどうも苦手なんですが、それを補って余りある曲と演奏の素晴らしさ、
グゥの音も出ません。欧米で好セールスを記録した通り、Rush未体験の人にも門戸の広い名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:06 [ アルバム紹介 ]

Rhapsody / Power of the Dragon Flame -2002-

 
  1.In Tenebris
  2.Knightrider of Doom ★
  3.Power of the Dragonflame ★
  4.The March of the Swordmaster ★
  5.When Demons Awake ★
  6.Agony Is My Name
  7.Lamento Eroico
  8.Steelgods of the Last Apocalypse ★
  9.The Pride of the Tyrant ★
  10.Garoyles, Angels of Darkness

"Symphonic Epic Hollywood Metal"を自ら名乗るイタリアのバンドRhapsody の4th。
オーケストラとメタルを見事に融合させた彼らの最高傑作。
一撃必殺のサビを持つ9.The Pride of the Tyrantや、勇ましい軍歌調の
4.The March of the Swordmasterなどメタル好きには堪らない楽曲が並びます。
Vo.ファビオ・リオーネの珍しいデスヴォイスが聴ける5.When Demons Awakeも面白い。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 18:04 [ アルバム紹介 ]

Rhapsody / Symphony Of Enchanted Lands -1999-

 
  1.Epicus Furor
  2.Emerald Sword ★
  3.Wisdom Of The Kings ★
  4.Heroes Of The Lost Valley
  5.Eternal Glory ★
  6.Beyond The Gates Of Infinity
  7.Wings Of Destiny
  8.The Dark Tower Of Abyss
  9.Riding The Winds Of Eternity ★
  10.Symphony Of Enchanted Lands

イタリアが世界に誇るシンフォニックメタルバンド Rhapsody の2nd。
まるでRPGから飛び出してきたような世界観と、映画音楽のように
スケールの大きい壮大な広がりを見せる音楽性がウリのバンドです。
彼らの作品の中では一番クラシカルなアルバム。何といっても
彼らの代表曲でありメタル史に残る超名曲 2.Emerald Sword が光ります。
一時期こればかりリピートしまくって聴いてました。後半少しダレるのが惜しい。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 18:03 [ アルバム紹介 ]

Rainbow / On Stage -1977-

 
  1.Kill the King
  2.Medley: Man on the Silver Mountain/Blues/Starstruck
  3.Catch the Rainbow
  4.Mistreated
  5.Sixteenth Century Greensleeves
  6.Still I'm Sad

Rainbow、ロニー・ジェイムス・ディオ在籍時のライブアルバム。「Rising」発表直後のライブだが、
それからの曲は「Starstruck」しかプレイされていない。やはり注目は 1.Kill the King。
少女ドロシーの声~Over the Rainbowからなるライブでお馴染みのあのイントロはいつ聴いても鳥肌物。
無論「Long Live Rockn'n Roll」発売前、何の予備知識なしに聴かされた観客の驚きは、曲終了後の歓声に
至るまでの「間」に集約されていると思います。音質的に今一迫力に欠けるのが難。

名盤:★★★★☆ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 18:01 [ アルバム紹介 ]

Rainbow / Difficult to Cure -1980-

 
  1.I Surrender ★
  2.Spotlight Kid ★
  3.No Release
  4.Magic ★
  5.Maybe Next Time
  6.Can't Happen Here ★
  7.Freedom Fighter ★
  8.Midtown Tunnel Vision
  9.Difficult To Cure ★

今度はグラハムとコージーが抜け、Vo.にジョー・リン・ターナー、Dr.にボブ・ロンディネリを迎えての5th。
更にアメリカ志向が強まり、古くからのファンに非難を浴びました。しかしこのメンバーではどう転んでもポップスになるはずがなく、
2.Spotlight Kid ではしっかりとRainbowらしい必殺のハードロックを聴かせてくれます。ポップ色が強いと非難された 1.I Surrender や
4.Magic も文句なしの出来ですし、9.Difficult To Cure では誰もが知ってるあの曲をRainbow風味にアレンジしていたりと聴き所は多く、
Rainbowの他のアルバムにも引けを取らない名盤だと思います。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:59 [ アルバム紹介 ]

Rainbow / Down to Earth -1979-

 
  1.All Night Long ★
  2.Eyes Of The World ★
  3.No Time To Lose
  4.Makin' Love
  5.Since You Been Gone ★
  6.Love's No Friend
  7.Danger Zone
  8.Lost In Hollywood ★

前作から1年ほどしか経っていませんが、もはや別バンドのごとくメンバーが替わっています。
Vo.は「HR界のやっさん」ことグラハム・ボネット。BassにDeep Purpleのロジャー・グローバー、
キーボードには、ジョン・ロードの替わりに現在Deep Purpleで活躍するドン・エイリーが加入しています。
アメリカ進出のため少し楽曲がポップになっていますが、それでも2.Eyes Of The World や8.Lost In Hollywoodのような
大作は健在です。グラハム・ボネットの絶叫に近いハイトーンボーカルとステージでの衣装は必聴&必見。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:58 [ アルバム紹介 ]

Rainbow / Long Live Rock & Roll -1978-

 
  1.Long Live Rock 'N' Roll ★
  2.Lady Of The Lake
  3.L.A. Connection
  4.Gates Of Babylon ★
  5.Kill The King ★
  6.The Shed (Subtle)
  7.Sensitive To Light
  8.Rainbow Eyes ★

リッチーの性格のせいでメンバーの入れ替わりが激しいRainbowですが、
今作は前作 Risingとほとんどメンバーは変わっていません。相変わらず
コージーは素晴らしいですし、ロニーも物凄い声を聴かせてくれます。
ギターソロが格好いいオリエンタルな雰囲気の4.Gates Of Babylonや
HRを代表する必殺キラーチューン5.Kill The King、ロニーの上手さが再確認
できる、「Rainbow版天国への階段」8.Rainbow Eyesなど名曲揃いです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:57 [ アルバム紹介 ]

Rainbow / Rising -1976-

 
  1.Tarot Woman ★
  2.Run With The Wolf
  3.Starstruck
  4.Do You Close Your Eyes
  5.Stargazer ★
  6.A Light In The Black ★

HRの巨匠リッチー・ブラックモアが、Deep Purpleを脱退後に作ったバンド、
Rainbowの2nd。今作からあのコージー・パウエルが加入し凄まじいドラミングを聴かせてくれます。
5.StargazerではHR最強ボーカリスト ロニー・ジェイムス・ディオの素晴らしい声と雷神のようなコージーのドラムが聴けますし、
6.A Light In The Blackではめちゃくちゃ格好いいギターとキーボードのユニゾンが聴けます。HRを代表する名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:55 [ アルバム紹介 ]

Renaissance / Scheherazade & Other Stories -1975-

 
  01. Trip to the Fair
  02. Vultures Fly High
  03. Ocean Gypsy
  04. Song of Scheherazade

プログレ勢の中ではMAGMAかRenaissanceかというほど大好きなバンド。この4thアルバムは、
ファンの間では最高傑作とされているようです。まぁRenaissanceの全盛期における作品は全てが大傑作、
と言い切ってもいいんじゃないかと思いますけど。これも傑作「Ashes Are Burning」がフォーク色の強いアルバムなら、
こちらはクラシック色の強い作品。前者収録の大曲"Ashes Are Burning"と双璧をなすRenaissance組曲、
アラビアンナイト「千夜一夜物語」をモチーフにした"Song of Scheherazade"はもちろん必聴ですが、
他の曲も決して「その他小曲」で括るには勿体無さ過ぎる名曲ばかり。1曲目、その名も"Trip to the Fair"を聴けば
ひとたびファンタジーの世界へ誘われます。アップテンポの"Vultures Fly High"も素晴らしい。
"Ocean Gypsy"は、Blackmore's Nightのカバーでも有名なバラードの超名曲。僕はこっちのが100倍好きです。
だってキャンデス歌下手っぴですもん。アニーと比べるのは酷かもしれませんが、音楽的・世界観的に好みであるはずの
Blackmore's Nightに今一ハマれないのはこの理由に尽きる。まぁそれはともかく、難点はジャケットだけの超名盤です。
紙ジャケで持ってても全然嬉しくないですけど、リマスターで音がめちゃくちゃ良くなってますのでお勧め。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:53 [ アルバム紹介 ]

Renaissance / Ashes Are Burning -1973-

 
  1.Can You Understand
  2.Let It Grow
  3.On the Frontier
  4.Carpet of the Sun
  5.At the Harbour
  6.Ashes Are Burning

イギリス屈指のプログレッシブロックバンド Renaissanceの4作目。
フォーク・トラッドやクラシックを基調とした、美しくのどかな傑作アルバムです。
Blackmore'sNightにも通じるところがある…というかめちゃくちゃ影響与えてますが、こちらのほうが寄り「ロック」に近い。
Vo.アニー・ハズラムの「天使の声」と呼ばれるクリアハイトーンボイスは必聴。
美しいピアノのイントロから一転、静かなアコギに美声が響く 1.Can You Understand や
10分を超える大作 6.Ashes Are Burning も素晴らしいですが、間に挟まれた小曲も無くてはならない名曲ばかりです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:51 [ アルバム紹介 ]

Renaissance / Azure d'Or -1979-

 
  01. Jekyll and Hyde
  02. Winter Tree
  03. Only Angels Have Wings
  04. Golden Key
  05. Forever Changing
  06. Secret Mission
  07. Kalynda (A Magical Isle)
  08. Discovery
  09. Friends
  10. Flood at Lyons

巷では評価の低いこのアルバムですが、僕は傑作だと思います。
元々持ち味であるフォーク・クラシック要素と、この後急激に傾倒していくことになるポップ路線が
絶妙のバランスで融合しており、明るくて躍動感を持った楽曲たちは、「燃ゆる灰」その他
Reniassanceの素晴らしき名盤群と比較しても決して劣るものではありません。
寧ろ、メロディの美しさだけで言えばこのアルバムが最高峰なのでは。しかし時たま顔を出す、
ジョン・キャンプのボーカルは頂けません。大して上手くも無いのに、天才的ボーカリスト
アニー・ハズラムをを差し置いて、一体何様のつもりか。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:49 [ アルバム紹介 ]

Premiata Forneria Marconi / Per Un Amico -1972-

 
  1.Appena un Po'
  2.Generale
  3.Per un Amico
  4.Banchetto
  5.Geranio

略してPFM、Areaと並びイタリアンプログレの頂点と称されるバンドです。
セカンドアルバムであるこの作品は、後にアレンジのし直しとピート・シンフィールドによる
英詩を乗せて「Photos Of Ghosts」として全世界でリリース、絶大な評価を受けますが
僕はこちらの言わばオリジナルバージョンの方が好きです。「Photos Of Ghosts」に比べると
幾分あっさりとしたアレンジなのですが、その分楽器・楽曲の素晴らしさがストレートに伝わってきます。
内容的にはイタリアンロックの超名盤と称される通り、何のケチも付けようがない素晴らしい作品。
美しすぎるメロディとダイナミックな演奏は、決してイギリスのバンドでは味わうことの出来ない
イタリアならではのロマンチズム溢れるもの。ていうか、このレベルの作品を前にしては
言葉という物は無力ですわ。僕の貧相な頭では「聴け!」という言葉しか浮かんできません。
申し訳ないです。とにかく聴いてください。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:41 [ アルバム紹介 ]

Queen / Queen II -1974-

 
1.Procession
2.Father To Son ★
3.White Queen (As It Began) ★
4.Some Day One Day
5.The Loser In The End
6.Ogre Battle ★
7.The Fairy Feller's Master-Stroke ★
8.Nevermore ★
9.The March Of The Black Queen ★
10.Funny How Love Is ★
11.Seven Seas Of Rhye ★

偉大なるブリティッシュ・ロックバンド Queen の2nd。
通はこのアルバムを最高傑作に挙げることが多いのではないでしょうか。
レコードではGt.ブライアン・メイ作曲(Dr.ロジャー・テイラー作もあり)の
A面Side Whiteと、6.Ogre Battleから始まるVo.フレディ・マーキュリー作曲
のB面Side Blackに分けられており、特にSide Blackの怒濤の流れはまさに圧巻としか言いようがありません。
9.The March Of The Black Queenは、Bohemian RhapsodyやInnuendoに並ぶQueenの超大作。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:37 [ アルバム紹介 ]

Queen / A Night at the Opera -1975-

 
  1.Death On Two Legs ★
  2.Lazing On A Sunday Afternoon ★
  3.I'm In Love With My Car ★
  4.You're Best Friend ★
  5.'39 ★
  6.Sweet Lady
  7.Seaside Rendezous ★
  8.The Prophet's Song
  9.Love Of My Life ★
  10.Good Company
  11.Bohemian Rhapsody ★
  12.God Save The Queen

1975年発表、Queenの4thアルバム。一般的に最高傑作と言われています。
世紀の大名曲11.Bohemian Rhapsodyの他にも、ジョン・ディーコン作曲の
ポップな名曲4.You're Best Friendやブライアンが歌う5.'39など聴き所は
たくさん。バラード9.Love Of My Lifeでは誰もが涙するでしょう。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:36 [ アルバム紹介 ]

Public Image Ltd. / Compact Disc -1985-

 
  1.FFF ★
  2.Rise ★
  3.Fishing ★
  4.Round
  5.Bags ★
  6.Home ★
  7.Ease ★

Sex Pistols解散後に、Vo.ジョン・ライドンが新たに結成した前衛的バンドの一枚。
アルバムタイトルをどう表記しようか迷いました。何しろLPでの原題は「Album」、
ミュージックテープでは「Cassette Tape」、そしてご覧のように、CD化の際には
「Compact Disc」となってますから。この人をおちょくった馬鹿馬鹿しさがいかにも
ジョン・ライドンと言った感じで良いです。さて楽曲の方ですが、これが驚きかなりの
ハードロック。1曲目「FFF」のイントロから、腰が抜けるほどの重量感です。
しかし「Rise」に聴ける空気のようなグルーヴ感、ここがCanなどに影響を受けたと語る
ライドンの成せる業でしょう。この作品に限り一般リスナー、特にHR/HMファンに
とっては名盤と成り得る素質を持った良い作品です。最後にとっておきの情報。
参加メンバーですが、Gt.がスティーブ・ヴァイ、Ba.にビル・ラズウェル、
Dr.ジンジャー・ベイカー(Cream)、そしてKeyがなんと坂本龍一となっています。
これだけでショップに走る価値があるのでは。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 17:35 [ アルバム紹介 ]

【ベスト盤】 Pilot / Magic -1974-

 
  1.Just a Smile ★
  2.Magic ★
  3.Lucky for Some
  4.Girl Next Door ★
  5.Lovely Lady Smile
  6.Sooner or Later
  7.Don't Speak Loudly ★
  8.Over Speak Moon
  9.Never Give Up ★
  10.High into the Sky
  11.Auntie Iris
  12.Sky Blue ★
  13.Just Let Me Be ★
  14.January ★
  15.Do Me Good
  16.The Mover ★
  17.Canada

ブリティッシュポップの伝説的バンド Pilot の1stアルバムに、
2nd・3rdから5曲のボーナストラックが付加されたお得なアルバムです。
本国ではアイドル扱いされ正当評価されなかった彼らですが、
本当に素晴らしいポップなアルバムを何枚も世に送り出しています。
この1stも名曲揃いで、全ての曲に★印付けたいぐらいです。
特にヒット曲 2.Magic は、誰もが認める名曲でしょう。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:33 [ アルバム紹介 ]

Pavlov's Dog / Pampered Menial -1975-

 
  1.Julia
  2.Late November
  3.Song Dance
  4.Fast Gun
  5.Natchez Trace
  6.Theme From Subway Sue
  7.Episode
  8.Preludin
  9.Of Once And Future Kings

アメリカのプログレバンド一作目。プログレというよりはハードロックに近い音ですが、
所謂アメリカンプログレハードとは一味違うブリティッシュな湿っぽさも感じられます。
オープニングの名バラード"Julia"に始まり、全編に渡って泣きのメロディアスハードロックが
繰り広げられており、シンフォロック、メロハー・様式美メタルなどが好きな人に特にお勧めできます。
Rushのゲディ・リーをさらに強烈にしたような、金属質なハイトーンは間違いなく好みが分かれるでしょうが、
僕はこの声だけでも聴く価値があると思います。

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 17:32 [ アルバム紹介 ]

Pilot / Second Flight -1975-

 
  1.You're My No.1 ★
  2.Love Is ★
  3.Call Me Round ★
  4.55゜North 3゜West ★
  5.To You Alone
  6.Do Me Good
  7.Heard It All Before
  8.Bad To Me ★
  9.Your Devotion
  10.January ★
  11.Passion Piece ★
  12.Dear Artist ★

Pilotの2ndアルバム。一般的に本作が最高傑作と言われます。"Magic"に並ぶ彼らの有名曲
"January"が収録されています。イアン・ベアンスンの爽やかなギターが映えるインスト
"55゜North 3゜West"など、他にも彼ららしいポップな名曲が並びます。余談ですが、
彼らはこの後2枚アルバムを出した後解散、メンバーは Alan Parsons Project や Camel などで活躍します。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 17:30 [ アルバム紹介 ]

Osanna / Palepoli -1979-

 
  1.Oro Caldo
  2.Stanza Citta
  3.Animale Senza Respiro

イタリアのプログレバンド Osanna。何故かフランスのバンドというイメージが抜け切れませんが、
Atoll あたりと混同しているのでしょうか。そんなことは置いといてこのPalepoli、名盤です。
一部では問題作と評されるほど、混沌とした暗黒の世界。静かで奇妙なインストパートが続くと思ったら、
突然サックスとギターがヘビーに暴れだす、これの繰り返し。静と動の対比がはっきりした非常に印象的なアルバムです。
同じイタリアのPFMやArtiと比べると、決定的にボーカルが上手い。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:34 [ アルバム紹介 ]

人間椅子 / 羅生門 -1998-

 
  1.もっと光を! ★
  2.人間椅子倶楽部 ★
  3.なまけ者の人生 ★
  4.埋葬蟲の唄
  5.青森ロック大臣 ★
  6.ナニャドヤラ ★
  7.ブラウン管の花嫁
  8.憧れのアリラン
  9.羅生門 ★

元祖和風ハードロックバンド人間椅子の4作目。彼らといえばデビュー作「人間失格」が代表作と
なるのでしょうが、では何故ここでこのアルバムを紹介するのかと言うとただ単にこれしか
聴いていないからであります。わはは。音の方を単純に表現するなら、「和製Black Sabbath」
といったところですね。所謂一般的な「ジャパメタ」サウンドではありませんが、
ブリティッシュの香りプンプンな演奏、特に思いっきりトニー・アイオミ+ロバート・フリップな
ギターなんかは洋楽ファンにも大いにアピールするものだと思います。
おどろおどろしく文学的且つユーモラスな歌詞を歌うボーカルは好みが分かれそうですが、
オジーだってネイティブが聴いたらこんなもんでしょう。キャッチーなスピードナンバー
"もっと光を!"、ライブの定番"青森ロック大臣"、重厚で壮大な展開を見せる"羅生門"あたりが特にお勧め。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:32 [ アルバム紹介 ]

Mr. BIG (UK) / Photographic Smile -1976-

 
  1.Photographic Smile ★
  2.Romeo ★
  3.What Colous Is The Wind
  4.Louisiana Street
  5.Feel Like Calling Home
  6.Goodbye World
  7.Vampire ★
  8.Hold Me ★
  9.Can We Live/Angel Of My Life
  10.Easy ★

70年代、Queenの後継者とも言われたブリティッシュ・ハードポップバンドの2nd。
ちなみに、某米ハードロックバンドとは同名異バンドです。
ドラマーが2人いる変則構成にも関わらず、このアルバムではサイモン・フィリップスとジム・ケルトナーの
一流ドラマーが参加しており、曲ごとに違った味のドラムが楽しめます。ヒット曲 2.Romeo はポップで聴きやすい名曲。
その他の曲も中華風ありハードありと Vo.でリーダーのディッケンの才能溢れる名曲ばかり。
少々入手しにくいですが、かなりお奨めのアルバムです。

名盤:★★★★☆ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 01:27 [ アルバム紹介 ]

Moody Blues / Days of Future Passed -1968-

 
  1.The Day Begins
  2.Dawn: Dawn Is I A Feeling
  3.The Morning: Another Morning
  4.Lunck Break: Peak Hour
  5.The Afternoon Forever
  6.Evening: The Sunset Twilight Time
  7.The Night: Nights In White Satin

イギリスでは国民的人気を誇るロック・グループ Moody Blues の実質デビュー作。
「オーケストラとロックの融合」なんてのは色んなアーティストがやってきましたが、
このアルバムでは完全にオーケストラの方が主役で、ロック色のある曲は後半にならないと
出てきません。個人的には前半の見事なオーケストレーションの方が好きだったりします(汗
7.The Night: Nights In White Satin は大ヒットして有名になりました。
どうでもいいですが、僕はこのアルバムを聴くと何故かドラクエを思い出します。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:25 [ アルバム紹介 ]

Manowar / Kings of Metal -1988-

 
  1.Wheels of Fire ★
  2.Kings of Metal ★
  3.Heart of Steel
  4.Sting of the Bumblebee
  5.Crown and the Ring (Lament of the Kings)
  6.Kingdom Come
  7.Pleasure Slave
  8.Hail and Kill ★
  9.Warrior Prayer
  10.Blood of the Kings ★

アメリカの、漢による漢のためのメタルバンド Manowar。
メタルのメタルたる部分を徹底的に突き詰めたその世界観と音楽性に、拒否反応を示す人も
少なくないでしょう。その「やりすぎ感」はRhapsodyにも通じるものがあります。しかし、
こういう物だと割り切って楽しめば、とても格好いい音楽をプレイしていることに気づきます。
こう見えて、歌メロは凄くポップで取っ付きやすいものだったりしますから。
必殺の疾走チューン 1.Wheels of Fire を聴いて何も感じない人は漢失格。
何気にエリック・アダムスは、メタル界随一のボーカリストだと思います。
「他のバンドは演るが、マノウォーは殺るのだ!」とは 2.Kings of Metal の歌詞より。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:22 [ アルバム紹介 ]

MAGMA / Mekanik Destruktiw Kommandoh -1973-

 
  1.Sopesi Nell 'Incredible
  2.Felona
  3.Solitudine Di Chi Protegge Il Mondo
  4.L'Equilibrio
  5.Sorona
  6.Attesa Inerte
  7.Ritratto un Mattino
  8.All 'Infuori del Tempo
  9.Ritorno Al Nulla

フランス在住、コバイア星出身の宇宙人達が結成したプログレッシブロックバンド。
リーダーでドラマーのクリスチャン・ヴァンデによる、独自すぎる世界観を持ったバンドです。
コバイア星出身の彼らは当然 独自言語コバイア語で歌い、コーラスします。
このアルバムは彼らの代表作。通称「MDK」。音のほうは…何と言えばいいのでしょうか、ジャズロックを
基礎としたミステリアスでエキセントリックなヘヴィなサウンドです。ヘビィと言っても重厚とか
退廃的とかそういう重さでなく、とあるカルト宗教集団の密行のような、見てはいけないものを
覗き見してしまったときのような重さ。全然説明になっていませんが、聴いていただければ
分かると思います。「一人オーケストラ」ヤニック・トップによる地鳴りベースと、いつまでも続く、
コバイア語による狂ったような女性コーラスが印象的。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:21 [ アルバム紹介 ]

MAGMA / Kohntarkosz Anteria -2004-

 
  1.K.A.Part1
  2.K.A.Part2
  3.K.A.Part3

フランスを代表するプログレッシヴ・ロックバンドMAGMA、20年振りの新作。
これだけでも十分驚きなんですが、中身がもうとんでもない。曲自体は73年作曲、
ライブで3回演っただけでお蔵入りしてしまった所謂未発表曲ですが、
あの完璧主義者クリスチャン・ヴァンデが、20年も経った今になって持ち出してくるのですから
そんじょそこらの並みの曲で無いことは想像に難くないでしょう。
まさに70年代のMAGMA、あの狂気のコバイア星人が現代に蘇った、いや更なる進化を遂げた
彼らが、全3曲48:50の中に詰め込まれています。このエネルギーは超名盤「MAGMA Live」にも匹敵。
個人的スタジオ最高傑作です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:20 [ アルバム紹介 ]

MAGMA / Live -1975-

 
  Disc1
  1.Kohntark (Part One)
  2.Kohntark (Part Two)
  3.Emehnteht-Re (Announcement)
  Disc2
  1.Hhai
  2.Kobah
  3.Lihns
  4.Da Zeuhl Wortz Mekanik
  5.Mekanik Zain

MAGMAの最高傑作であり、ロックライブアルバム10傑にランクインすること必至の屈指の名盤。
スタジオ盤ではどこか引っ込んで聞こえたヴァンデのドラムは身震いするほどパワフルに、
圧倒的テンションで繰り広げられるコバイアワールドはまさに「圧巻」の一言。
若干17歳の天才、ディディエ・ロックウッドによるヴァイオリンも火花を散らします。
とにかく「凄い」としか言いようが無い、素晴らしいライブアルバム。
なおこのアルバムにはCD一枚ものと二枚組のものがあり、広く出回っているものは一枚ものですが
内容・音質ともに二枚組の方が上回るので極力二枚組を入手することをお勧めします。ハマタイ!

名盤:★★★★★ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 01:18 [ アルバム紹介 ]

The Mars Volta / De-Loused in the Comatorium -2003-

 
  1.Son Et Lumiere
  2.Inertiatic Esp
  3.Roulette Dares (The Haunt Of)
  4.Tira Me A Las Aranas
  5.Drunkship Of Lanterns
  6.Eriatarka
  7.Cicatriz Esp
  8.This Apparatus Must Be Unearthed
  9.Televators
  10.Take The Veil Cerpin Taxt

あえてジャンル分けするとすれば、プログレッシブ・ミクスチャーラテンハードロックと言ったところですかね?
圧倒的演奏力で複雑な展開を見せるハードなギター・叩きまくりのドラムに女性のように繊細なハイトーンボイス、
仄かにラテンやジャズの香りを漂わせているところが面白い。2003年発表のアルバムで、
バンドの生い立ち・参加メンバーなどからあまりHR/HM的な観点では語られませんが、
往年のプログレファン、そしてドリームシアターなどが好きな人には是非聴いてもらいたい作品です。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:17 [ アルバム紹介 ]

2002年04月11日

Led Zeppelin / How the West Was Won -2003-

 
Disc 1
1.L.A.Drone
2.Immigrant Song
3.Heartbreaker
4.Black Dog
5.Over The Hills And Far Away
6.Since I've Been Loving You
7.Stairway To Heaven
8.Going To California
9.That's The Way
10.Bron-Y-Aur Stomp
Disc 2
1.Dazed And Confused
2.What Is And What Should Never Be
3.Dancing Days
4.Moby Dick

Disc 3
1.Whole Lotta Love (Medley)
2.Rock And Roll
3.The Ocean
4.Bring It On Home

説明不要のHRバンド Led Zeppelinの、2003年になってようやくリリ-スされた
全盛期のライブアルバム。名盤「IV」リリース後の1972年演奏だけに楽曲は粒ぞろいです。
驚くのはボンゾのドラミング。スタジオ盤を聴いてもどこが凄いのか分からなかった僕が
一発でノックアウトされた、そのパワフルでダイナミックなプレイは必聴。プラントの声も
スタジオ以上とは言いませんがしっかり出ており、ZEPの代名詞とも言える膨大な量のブートに
手を出す前に、まずこのアルバムから彼らのパワーを感じましょう。

名盤:★★★★★ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 18:10 [ アルバム紹介 ]

Le Orme / Felona E Sorona -1973-

 
  1.Sopesi Nell 'Incredible
  2.Felona
  3.Solitudine Di Chi Protegge Il Mondo
  4.L'Equilibrio
  5.Sorona
  6.Attesa Inerte
  7.Ritratto un Mattino
  8.All 'Infuori del Tempo
  9.Ritorno Al Nulla

イタリアのベテランプログレバンド Le Ormeの、最高傑作と名高いアルバム。
キーボードトリオなため何かとELPと比較されますが、このバンドの魅力はエマーソンのような
激しいキーボードプレイではなく、イタリア語によって歌われる美しく繊細なメロディにあると思っています。
とは言ってもキーボード主体のシンフォニックなアルバムであることは確かで、
クラシカルでドラマティックな曲調が好きな人なら必ず気に入るでしょう。
個人的にはドラムがカール・パーマーより好き。と、最後の最後にELPと比較(汗

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:08 [ アルバム紹介 ]

Korpiklaani / Voice of Wilderness -2005-

 
  1.Cottage & Saunas ★
  2.Journey Man ★
  3.Fields in Flames
  4.Pine Woods ★
  5.Spirit of the Forest
  6.Native Land
  7.Hunting Song ★
  8.Ryyppajaiset ★
  9.Beer Beer ★
  10.Old Tale
  11.Kadet Supina (Hands as Their Wings)

フィンランド森の妖精、コルピクラーニの2ndアルバム。北欧ブラックメタル辺りを基礎としつつ、
故郷フィンランドの民族楽器をふんだんに用いてフォーク・トラッド要素を融合させた素朴なサウンドが特徴です。
一度聴いたら絶対に忘れられないキャッチーなギターリフ・サビのコーラスは笑っちゃうほどクサいんですが、
日本盤オビにもあるとおり、呑めや歌えの大宴会に参加するつもりで、身も心もアホとなってコブシを突き上げ
聴くのが一番かと思われます。アホに成りきるのも時には大切ですよ。短い短いサンプル音源が
出回ったときには分かりませんでしたが、4.と8.のインストが格好よいです。ボーナス手抜きすんな。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 18:07 [ アルバム紹介 ]

King Crimson / In the Court of the Crimson King -1969-

 
  1.21st Century Schizoid Man
  2.I Talk To The Wind
  3.Epitaph
  4.Moon Child
  5.In The Court Of The Crimson King

何を今更の超超有名アルバムですが、どうせ何時かは書かなきゃならないんだから
今のうちに片付けてしまおう。とは言っても、こんな作品に感想書けという方が酷と言ったもの。
まぁ洋楽ロック聴く人なら遅かれ早かれ必ず手にすることになるアルバムですので、
「とにかく聴け!」の一言で片付けさせていただきます。お前は音楽サイト止めてしまえ。
お買い得情報としましては、横のリンクからも買える去年発売の再発盤は、
ようやく見つかったオリジナルマスターを使用してますので音質が格段に向上しておりますよ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:06 [ アルバム紹介 ]

Jethro Tull / Thick As A Brick -1972-

 
  1.Thick As A Brick

フルートおじさん イアン・アンダーソン率いるブリティッシュロックの代表格。
色々と音楽性が変化している彼らですが、この頃はプログレの範疇に括っても
何ら問題の無い複雑な展開を見せる楽曲を演奏していました。フルートの静かなイントロから、
ユニゾンに次ぐユニゾンで怒涛のごとく展開していく様子は本当にカッコイイ。
Iron Maidenに大きな影響を与えたというのも十分頷けます。
しかしながら全米No.1に輝いた事実が物語るように、時折出てくる牧歌的で柔らかなメロディは
非常に親しみやすく、この辺りが難解なだけのプログレバンドは一線を画す所でしょう。
入門にもお勧めの歴史的名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:04 [ アルバム紹介 ]

Jan Akkerman / Tabernakel -1974-

 
  1.Britannia by John Dowland ★
  2.Coranto for Mrs. Murcott by Francis Pilkington
  3.Earl of Derby, His Galliard by John Dowland ★
  4.House of the King ★
  5.Galliard by Anthonie Holborne
  6.Galliard by John Dowland
  7.Pavan by Thomas Morley
  8.Javeh ★
  9.Fantasy by Laurencini of Rome
  10.Lammy ★

オランダのプログレバンドFocusの名ギタリスト、ヤン・アッカーマンのソロ。
エレ/アコ半々程度、バロック音楽などを基調とした格調高いインストアルバムです。
アコースティック面ではリュートやガットギターを用いて美しい音色を奏で、
4.や10.などでの楽曲ではリズムセクションにティム・ボガート、カーマイン・アピスと
豪華な面々を向かえて、Focusにも劣らない迫力ある演奏を聞かせてくれます。
特に14分にも及ぶアルバムのハイライト「Lammy」はプログレファンなら必聴。
まぁ正直言って退屈な曲もありますが、Focusのファンの方や、Blackmore's Nightなどで
こういったアコースティックな音楽に興味を持った人には是非手を伸ばしてほしいと思います。
1.の始まりなんか、Blackmore's Nightの「Shadow Of The Moon」にちょっと似てますし。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:03 [ アルバム紹介 ]

Iron Maiden / Seventh Son of a Seventh Son -1988-

 
  1.Moonchild ★
  2.Infinite Dreams
  3.Can I Play With Madness ★
  4.The Evil That Men Do ★
  5.Seventh Son Of A Seventh Son
  6.The Prophecy ★
  7.The Clairvoyant ★
  8.Only The Good Die Young ★

ブルース・ディッキンソン時代ではこのアルバムが一番好きです。
弾き語りから始まる「Moonchild」には驚かされますが、ツインギターが絡んでくれば
やはりそこはメイデン節。全体的にスティーブ・ハリスの趣味が色濃く出たプログレ風の作品。
特に後半の怒涛の展開にはただただ圧倒されるばかりです。しかしそればかりではなく、
シンセの導入によって音作りはポップになっており、特に「Can I Play With Madness」は
LAメタルを髣髴とさせる、コーラスが印象的な明るい曲。楽曲は粒ぞろいで、
ディアノ時代を除けばもっとも捨て曲の少ないアルバムではないでしょうか。ラストの疾走曲
「Only The Good Die Young」、ただただ格好良い隠れた名曲です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:02 [ アルバム紹介 ]

Iron Maiden / The Number of the Beast -1982-

 
  1.Invaders ★
  2.Children of the Damned ★
  3.Prisoner
  4.22 Acacia Avenue
  5.The Number of the Beast ★
  6.Run to the Hills ★
  7.Gangland
  8.Hallowed Be Thy Name ★

「これぞヘビメタ!」な、悪趣味ジャケットでおなじみ、メタルの大御所 Iron Maiden 。
このアルバムからボーカルがブルース・ディッキンソン に変わっています。
おどろおどろしいジャケとは裏腹に、音の方は正統派メタル。
5.The Number of the Beastはメイデンを代表する名曲です。メイデン入門にお勧め。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 18:00 [ アルバム紹介 ]

Iron Maiden / Iron Maiden -1980-

 
  1.Prowler ★
  2.Sanctuary
  3.Remember Tomorrow
  4.Running Free ★
  5.Phantom of the Opera ★
  6.Transylvania ★
  7.Strange World
  8.Charlotte the Harlot ★
  9.Iron Maiden ★

Iron Maidenデビュー作。ボーカルはポール・ディアノ。
一言で表すなら「パンク風ハードロックメタル」と言ったところでしょうか(?)
とにかくパワーの溢れ、目まぐるしく展開するロックを演っています。
ジャケと邦題で敬遠するかもしれませんが、ここは一つ騙されたと思って聴いてみましょう。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:59 [ アルバム紹介 ]

Helloween / Keeper of the Seven Keys, Pt. 2 -1988-

 
  1.Invitation
  2.Eagle Fly Free ★
  3.You Always Walk Alone
  4.Rise and Fall ★
  5.Dr. Stein ★
  6.We Got the Right
  7.Save Us ★
  8.March of Time ★
  9.I Want Out ★
  10.Keeper of the Seven Keys

ジャーマンメタルを代表するバンド Helloween の最高傑作。メタル入門に最適。
超名曲 2.Eagle Fly Free を始め素晴らしい曲が目白押しです。マイケル・キスク のハイトーンボーカルは
凡人にはとてもマネできません。一度で良いからあんな声を出してみたいものです。
Rainbow の Kill the King そっくり、 7.Save Us も結構好き。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 17:57 [ アルバム紹介 ]

2002年04月10日

Gong / You -1974-

 
  1.Thoughts for Naught
  2.P H.P.'s Advice
  3.Magick Mother Invocation
  4.Master Builder
  5.Sprinkling of Clouds
  6.Perfect Mystery
  7.Isle of Everywhere
  8.You Never Blow Y'r Trip Forever

イギリス・フランス両国のメンバーが入り混じったプログレ・グループ Gong の最高傑作。
スペーシーな広がりを見せるシンセサイザーによる大作と、ポップでユーモラスな小曲の対照が面白い
サイケデリック・ロックの名盤です。ジャジーで驚異的な演奏、息を呑む展開、これは「凄い」の一言でしか
表すことが出来ません。King Crimson、MAGMA、Can、Tangerine Dream、Soft Machine、Beatles、ザッパ、
全ての良い所取りをしたようなこの世界、全プログレファン必聴です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:19 [ アルバム紹介 ]

Gamma Ray / Land of the Free -1991-

 
  01. Rebellion in Dreamland
  02. Man on a Mission ★
  03. Fairytale ★
  04. All of the Damned ★
  05. Rising of the Damned
  06. Gods of Deliverance ★
  07. Farewell
  08. Salvation's Calling ★
  09. Land of the Free ★
  10. Savior
  11. Abyss of the Void
  12. Time to Break Free
  13. Afterlife ★

ジャーマンメタル界を代表するアーチスト、カイ・ハンセン率いるGamma Rayの代表作。
前作まで、素晴らしいハイトーンボイスを響かせていたラルフ・シーパーズが脱退し、
今作ではカイ自らVoを取っています。…元々魔女の役とが似合いそうな奇声の持ち主である上に
歌唱力も大したことが無いので、攻撃の格好の的となっておりますが、しかしその分、
楽曲の方は申し分ないと思います。やはりHelloweenは彼のバンドだったと思わざるを得ない、
非常に良質のジャーマンメタルがずらり。特に"Man on a Mission"は必聴ですね。アーライ。
ちなみに"Time to Break Free"では元Helloweenのマイケル・キスクがゲストで参加してますが…
う~ん、これが圧倒的少数意見である限りおかしいのは僕の耳なんでしょうけど、
やっぱりこの人ヘタですよ。と言うより、「歌心が無い」といった方がいいのかもしれませんけど…
ラルフには是非戻ってきてほしいですが、キスクに加入してくれなんてこれじゃとても思えませんわ。
と、これでまた敵が増える増える(^^;

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 01:17 [ アルバム紹介 ]

Green Day / American Idiot -2004-

 
  1.American Idiot ★
  2.Jesus of Suburbia ★
  3.Holiday ★
  4.Boulevard Of Broken Dreams
  5.Are We Waiting
  6.St. Jimmy ★
  7.Give Me Novacaine
  8.She's a Rebel ★
  9.Extraordinary Girl
  10.Letterbomb
  11.Wake Me Up When September Ends ★
  12.Whatsername

現在のポップパンク・ロックシーンを牽引するアメリカのバンドGreen Day、4年振りの新作。
メンバー自身も語るように最高傑作と評判高い本作は「バカなアメリカ人」を歌ったコンセプト・アルバム。
一曲目こそ彼ららしいストレートでパンキッシュな疾走感あふれるサウンドを聴かせてくれますが、
The Whoやデビット・ボウイから影響を受けたと語る組曲、2.・11.の9分にもわたる
"パンク・オペラ"は彼らの音楽性としては異例の楽曲です。しかし曲展開はよく練りこまれており
決して飽きることのない好作品となっています。その他も全体的にミドルテンポの曲が並び、
パンクというよりは Oasisのようなポップ・ロックを聴いているような感触を受けました。
1stに代表されるような、俗にメロコアと呼ばれる疾走感のあるメロディアスなサウンドを期待すると
少々肩透かしを受ける作品ですが、作りこまれた完成度の高い楽曲は、
今までの彼らが好みでなかった人にも訴えかけるものがあるかも。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:15 [ アルバム紹介 ]

Guns N' Roses / Appetite for Destruction -1987-

 
  1.Welcome To The Jungle ★
  2.It's So Easy ★
  3.Nightrain
  4.Out Ta Get Me
  5.Mr. Brownstone ★
  6.Paradise City
  7.My Michelle ★
  8.Think About You
  9.Sweet Child O' Mine
  10.You're Crazy ★
  11.Anything Goes
  12.Rocket Queen ★

ロック史に燦然と輝く世紀の大名盤。収録曲全てが名曲という怪物アルバム。
まさに"ロックンロール"という言葉が似合うテンションの高いハードロックです。
1.Welcome To The Jungle のイントロでノックアウト。何だかんだ言ってやっぱりVo・アクセル・ローズは凄いです。
2.It's So Easy ではまったく別人のような声を聞かせてくれます。同じ人ですよ、コレ。
また、空耳の多いアルバムとしても有名。「悦子の母乳だ!」 「兄貴の位牌・・・ヤクザ!」

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:14 [ アルバム紹介 ]

Gentle Giant / Playing the Fool -1977-

 
  1.Just the Same/The Proclamation
  2.On Reflection
  3.Exceprts from "Octopus"
  4.Funny Ways
  5.Runaway/Experience
  6.So Sincere
  7.Free Hand
  8.Sweet Georgia Brown
  9.Peel the Paint/I Lost My Head

イギリスのテクニカルプログレバンド Gentle Giant が76年に発表した通産9枚目にあたるライブ盤。
楽器を頻繁に持ち替え、Queenも真っ青の華麗なコーラスをしながら演奏する曲芸マルチプレーは有名。
ジャズやクラシック、牧歌やロックをごちゃまぜにして複雑怪奇に仕立てあげた楽曲は
意外なほど聴きやすく、ポップを通り越してユーモラスでさえもある。
名盤と言われる「Free Hand」発表後のライブであるため楽曲に幅があり、
彼らの名曲を一気に楽しめるところが魅力か。彼らについては先日DVDも発売されたのでチェックしておきたい。

名盤:★★★★★ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 01:12 [ アルバム紹介 ]

Gamma Ray / Heading for Tomorrow -1989-

 
  1.Welcome
  2.Lust For Life ★
  3.Heaven Can Wait ★
  4.Space Eater
  5.Money ★
  6.The Silence ★
  7.Hold Your Ground ★
  8.Free Time
  9.Heading For Tomorrow
  10.Look At Yourself ★
  11.Mr. Outlaw

元Helloweenのカイ・ハンセンが、脱退後新たに結成したバンドの1st。
Helloweenが迷走していた時期だったこともあって、この素晴らしきメタルアンセムは
大絶賛のもと迎え入れられました。正にジャーマンメタルのお手本というべき
カイの魅力がふんだんに詰まったスピードメタルの名曲を、Voラルフ・シーパーズが
高らかに歌い上げます。カイ独特のユーモアセンスによるポップな楽曲が随所に見られ、
特に"Money"は僕のお気に入り。ハイトーンVoは幾らでも居ますけど、
こんな声が出せるのはカイしか居ませんよ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:11 [ アルバム紹介 ]

Great White / Once Bitten -1987-

 
  1.Lady Red Light ★
  2.Gonna Getcha ★
  3.Rock Me ★
  4.All Over Now ★
  5.Mistreater ★
  6.Never Change Heart
  7.Fast Road ★
  8.On the Edge
  9.Save Your Love ★

後に、屈指のZEPトリビュートアルバムを発表することになる彼ら。
ここでは、LAメタルの華やかさと渋く色気のあるブルースを見事に融合させた
大人のサウンドを聴かせてくれます。Voの声質こそロバートプラントにそっくりですが、楽曲の方では
しっかり個性を発揮していたため、Kingdom Comeのように後ろ指を指される事はありませんでした(笑)
またマーク・ケンドールのギターも素晴らしく、最大の名曲「Rock Me」では艶のあるソロに加え
最後にはタッピングまで披露し曲を大いに盛り上げます。本国アメリカや日本で高く評価され、
辛口で有名な某B誌では何と98点を獲得しています。何故かやたら安く手に入るので、
未聴の方は入手をお奨めします。しかしこのジャケットだけは酷すぎる…

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 01:09 [ アルバム紹介 ]

Faye Wong / 唱遊 -1999-

  01. 感情生活
  02. 瞼 ★
  03. 色誠 ★
  04. 半途而廃
  05. 飛
  06. 祢 ★
  07. 小聡明
  08. 醒不来
  09. 紅豆 ★
  10. 童
  11. 麻酔(Remix)
  12. Eyes on Me ★
  13. 原諒自己 ★
  14. 償還 ★
  15. 情誠 ★

アジアの歌姫フェイ・ウォンのメジャー2nd。僕がこれを衝動買いしたのは決してジャケが萌えだからでなく
稀代の名曲"Eyes on Me"が入ってるからであります。FF8の主題歌としてシングルカットもされ
高い評価を得ましたが、こうアルバム通して聴いてもやっぱり飛びぬけてます。
この曲だけ英語で歌われているというのもありますが、やっぱり曲のクオリティが段違い。
米Amazonでもやたら絶賛のレビューがついている通り、この人は英語で歌えば絶対に世界狙えます。
しかし他の曲はダメなのかと言えばとんでもない。アッパーな曲は殆どなくポップ・ロックファンには
少々物足りないかもしれませんが、フェイの天才的天使の歌声も相まって極上のヒーリング音楽となっています。
「チャイニーズポップス」と聞いてどうも胡散臭さを感じる人、せめてこのアルバムだけでも買って損はないと思います。
ネックは「いかにも日本人が想像する中国語」、北京語の歌になりますけど、前述したとおり"Eyes on Me"入ってるし
13.14.15では英語の感触に非常に近い広東語で歌われているのであまり気にならないかと。
この声聴いたらそんなことどうでもよくなりますよ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 00:58 [ アルバム紹介 ]

Focus / Live at the Rainbow -1974-

 
  1.Focus III
  2.Answers? Questions! Questions? Answers!
  3.Focus II
  4.Eruption/Orfeus/Answer/Orfeus/Answer/Pupilla/Tommy/Pupilla
  5.Hocus Pocus
  6.Sylvia
  7.Hocus Pocus (Reprise)

オランダのプログレバンド Focus の絶頂期に収録されたライブアルバム。
フルートと、ヤン・アッカーマンによるハードなギターが印象的なバンドです。
Focusといえば、Hamburger Concerto や FocusIIIが名盤として挙がると思いますが、あえてここではこれを。
HRバンドもビックリのハードなリフと、ユニークなヨーデルボーカルが特徴の
5.Hocus Pocus は、スタジオ盤を遥かに凌駕するスピードと重さで進行していく名演です。

名盤:★★★★★ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★☆ 

投稿者 suma : 00:56 [ アルバム紹介 ]

Frank Zappa / Hot Rats -1969-

 
  1.Peaches En Regalia
  2.Willie The Pimp
  3.Son Of Mr. Green Genes
  4.Little Umbrellas
  5.The Gumbo Variations
  6.It Must Be A Camel

アメリカの前衛音楽家、"奇才"フランク・ザッパのソロ二枚目。時に難解な物もある彼の作品の中でも、
今作における圧倒的演奏力で繰り広げられるジャズロックは、とても聴き易く入門用としても
申し分のない作品に仕上がっています。やはり特筆すべきは、一曲目のPeaches En Regalia。
オリエンタルな風味も感じられる名インスト、これほどまでにキュートで胸を締め付けるようなメロディを
持った楽曲というのはそうそう存在するものではありません。個人的なことですが、
Focusの「Sylvia」を聴いたときと同じような感動を味わいました。
その他、盟友キャプテン・ビーフハートがダミ声を聴かせる2.Willie The Pimp以外は
全てインスト作品となっています。どの作品にも聴かれる不思議で美しいメロディは感涙もの。
時折激しく主張をするギターからは、ザッパのギタリストとしての才能も感じ取ることができます。
これ、人によってはプログレに分類する人もいるのではないでしょうか。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 00:54 [ アルバム紹介 ]

2002年04月09日

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus -1971-

 
  1.Tarkus ★
  2.Jeremy Bender
  3.Bitches Crystal
  4.The Only Way (Hymn)
  5.Infinite Space (Conclusion)
  6.A Time And A Place
  7.Are You Ready Eddy? ★

キース・エマーソンによるキーボードを全面に押し出したサウンドが印象的のELP。
何と言っても目玉は20分に及ぶ組曲 1.Tarkus でしょう。この曲、FF6のラスボス曲 妖星乱舞
に強い影響を与えたと言われています。他にも 7.Are You Ready Eddy?のような
遊び心溢れる曲も入っていて面白いアルバムです。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 16:30 [ アルバム紹介 ]

Enuff Z'Nuff / Strength -1991-

 
  01. Heaven or Hell ★
  02. Missing You ★
  03. Strength ★
  04. In Crowd ★
  05. Holly Wood Ya ★
  06. World Is a Gutter ★
  07. Goodbye ★
  08. Long Way to Go ★
  09. Mother's Eyes ★
  10. Baby Loves You ★
  11. Blue Island ★
  12. Way Home ★
  13. Something for Free ★
  14. Time to Let You Go ★

「名曲メイカー」として通の間では有名な、ポップハードロックバンド Enuff Z'Nuff の2nd。
あまりこういうアホみたいなことは言いたくないんですけど、敢えて言わせていただきます。
「全曲名曲、捨て曲なし!80~90年代ポップメタルファン、ビートルズ・チープトリックファンなら
絶対!買え!!」…もう、1曲目の"Heaven or Hell"から素晴らしすぎる名曲です。"Strength"は、
彼らにしては暗く重いナンバーですけど、このバンドですからどうしてもチープトリックの
"Heaven Tonight"(曲の方)あたりを思い出してしまいます。他にも"In Crowd"、"Holly Wood Ya"、
"Goodbye"、"Long Way to Go"、"Mother's Eyes"、"Baby Loves You"…ため息が出るほどの名曲しか
収録されていないというこのアルバムですが、何と今では世界的に廃盤、手に入れるには中古か
オークション、しかも結構なお値段で取引されているそうで。訳の分からん絶賛レビューの挙句に
こんなオチで大変恐縮ですが、それでも手に入れる価値は十分にあると思います。
しかし、こればかりは我がド田舎の中古屋の存在を神に感謝するしかないですなぁ。

追記:ついに2005/07/12、輸入盤のみながら再発されることになりました。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 16:29 [ アルバム紹介 ]

Emerson, Lake & Powell / Emerson, Lake & Powell -1986-

 
  1.The Score ★
  2.Learning To Fly ★
  3.The Miricle
  4.Touch and Go
  5.Love Blind
  6.Step Aside
  7.Lay Down Your Guns
  8.Mars, The Bringer Of War
  9.The Loco-Motion ★
  10.Vacant Possession

Asia 結成の為脱退したドラマーのカール・パーマーの代役は、なんとあのコージー・パウエル。
頭文字が P だから…というわけではなく、どうやらエマーソンとはバイク仲間だったらしいです。
1.The Score はプロレスのテーマ曲に使われているとか。やっぱりコージーのドラムはカッコいい。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 16:27 [ アルバム紹介 ]

Emerson, Lake & Palmer / Welcome Back My Friends -1974-

 
  1.Hoedown
  2.Jerusalem
  3.Toccata
  4.Tarkus
  5.Take a Pebble (Still You Turn Me On)
  6.Piano Improvisations
  7.Take a Pebble (conclusion)
  8.Jeremy Bender/The Sheriff
  9.Karn Evil #9 (parts 1-3)

傑作「恐怖の頭脳改革」リリース後、Yesの「イエスソングス」に対抗する形で発表された
二枚組(アナログでは三枚組)の大作ライブアルバム。特色としてはやはり、「Tarkus」と
「Karn Evil 9」の二大大曲がフル演奏されていること。この二曲をフルで聴き比べられるのは
このアルバム以外に無いので、そのへんのベストを買うよりこちらのほうがお得といえるでしょう。
その他にも、原曲の何倍ものスピードで展開される 1.Hoedown やエマーソンの素晴らしいキーボード
テクニックが拝める 6.Piano Improvisations など聴き所は多数。

名盤:★★★★☆ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★☆ 

投稿者 suma : 16:25 [ アルバム紹介 ]

East of Eden / Snafu -1970-

 
  1.Have to Whack It Up
  2.Leaping Beauties for Rudy/Marcus Junior
  3.Xhorkom/Ramadhan/In the Snow for a Blow/Better Get Hit in Yo' Soul
  4.Uno Transito Coapori
  5.Gum Arabic/Confucius
  6.Nymphenburger
  7.Habibi Baby/Beast of Sweden/Boehm Constrictor
  8.Traditional

イギリスのプログレバンドEast of Edenの2ndアルバム。エスニックな味付けのされた、
ギター・サックス・ヴァイオリン大暴れのヘヴィなジャズロックです。テンションが爆発したときの演奏は
ハードロック顔負け。ギターとヴァイオリンのユニゾン、リフレインにも痺れます。
メジャーだとかポピュラーとはまったく正反対の音ですが、この危険な香りがたまらない。
あれほどに人懐っこくはありませんけど、Jethro Tullとか好きな人は気に入るかもしれません。
しかし、こんな訳の分からん(失礼!)ジャズロックを愛聴しておきながら、
本物のジャズをまったくと言っていいほど聴いたことの無い僕って一体。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 16:24 [ アルバム紹介 ]

The Eagles / Hotel California -1976-

 
  1.Hotel California ★
  2.New Kid In Town ★
  3.Life In The Fast Lane ★
  4.Wasted Time ★
  5.Wasted Time (Reprise)
  6.Victim Of Love ★
  7.Pretty Maids All In A Row
  8.Try And Love Again ★
  9.The Last Resort ★

ウエストコーストロックの大名盤。カリフォルニアの香りが漂ってきそうなアコースティックな
ロックです。誰もが知ってる 1.Hotel California を始め9.The Last Resort まで名曲のオンパレードです。
一家に一枚。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 16:22 [ アルバム紹介 ]

Emerson, Lake & Palmer / Brain Salad Surgery -1973-

 
  1.Jerusalem ★
  2.Toccata ★
  3.Still...You Turn Me On
  4.Benny the Bouncer
  5.Karn Evil 9 ★

プログレ界最高峰のキーボーディスト キース・エマーソン が率いるELPの最高傑作。
ほとんどインストなのに聴きやすい。時があっという間に過ぎ去ります。特に30分にも
及ぶ大作 5.Karn Evil 9 は必聴。後半部分が某アニメ主題歌にこっそりパクられてます。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 16:21 [ アルバム紹介 ]

Deep Purple / Made In Japan -1972-

 
  Disc1
  1.Highway Star
  2.Child in Time
  3.Smoke on the Water
  4.Mule
  5.Strange Kind of Woman
  6.Lazy
  7.Space Truckin'
  Disc2
  1.Black Night
  2.Speed King
  3.Lucille

1972年発表、以来ライブアルバムの名盤として高評価を受けている 第二期Deep Purpleの傑作。
特に、ギランの火を噴くような咆哮、リッチーの鬼気迫るギタープレイはまさしくスタジオ盤以上。
ほとんどの曲が10分近くまで引き伸ばされて演奏されているが、それだけインプロヴィゼーションの
ぶつかり合いが凄まじいと言う事だろう。いまさらこの名盤にどうこう言うこともないが、
欠点を挙げるとすれば、個人的に選曲が気に食わないのと音質が好みでないところくらいですか。

名盤:★★★★★ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 16:16 [ アルバム紹介 ]

Dream Theater / Images & Words -1992-

 
  1.Pull Me Under ★
  2.Another Day ★
  3.Take the Time ★
  4.Surrounded
  5.Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper ★
  6.Under a Glass Moon
  7.Wait for Sleep
  8.Learning to Live

アメリカのテクニカル・メタルバンド Dream Theater の2nd。
巷ではプログレ・メタルなんて呼ばれて高評価を受けている彼らですが、
ジェイムス・ラブリエのハイトーンボイス、ジョン・ペトルーシの刻む激しいリフと
ピロピロ速弾き、マイク・ポートノイの力強く手数の多い正確無比なドラミング と、
どれを取ってもメタルバンドのそれと変わらないと思います。しかし、変拍子を多様し
インスト・パートを重視した曲構成がプログレを髣髴とさせることは確かです。
個人的には彼らに「プログレッシブ」なものを感じませんが、演奏技術・曲の質とも
ズバ抜けた素晴らしい名盤だと思います。好みじゃないですけど。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 16:14 [ アルバム紹介 ]

The Darkness / Permission to Land -2003-

 
  1.Black Shuck ★
  2.Get Your Hands Off My Woman ★
  3.Growing On Me ★
  4.I Believe In A Thing Called Love ★
  5.Love Is Only A Feeling
  6.Givin' Up
  7.Stuck In A Rut
  8.Friday Night ★
  9.Love On The Rocks With No Ice
  10.Holding My Own

2003年デビューのイカしたロック野郎達。ただいま全世界で人気爆発中。
Vo. ジャスティン・ホーキンスの超絶ファルセットボイスが何かと話題になりますが、
曲の方も70年代の古きよきハードロックに影響を受けた素晴らしいもの。
しかし、具体的に「どこがどのバンドに似てるの?」と聞かれれば答えに窮するのも事実。
Queen+AC/DCなんて表現もされますが、実際どちらにもそんなに似てないと思いますし。
つまりただの70年代ロックのフォロワーではなく、しっかりとオリジナリティを持ったバンドだということでしょう。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 16:12 [ アルバム紹介 ]

Deep Purple / The Book of Taliesyn -1969-

 
  1.Listen, Learn, Read On ★
  2.Wring That Neck ★
  3.Kentucky Woman ★
  4.Exposition/We Can Work It Out ★
  5.Shield
  6.Anthem ★
  7.River, Deep, Mountain High

パープルと言えば「マシン・ヘッド」や「紫の炎」が名盤として挙がると思いますが、
正直、僕には合いませんでした。曲単位で言えば好きな曲はたくさんありますが…
しかし、非常に影の薄い第一期パープルの放った通算2作目のこの作品はカッコいい!
カタカナを並べ立てて音楽性を表現するならば、クラシカルなサイケデリックプログレ
ハードロックといったところでしょうか。もちろん2期以降のゴリゴリハードロックは聴けませんが、
一曲目 Listen, Learn, Read On 始め素晴らしい曲が勢ぞろいです。
インスト曲 2.Wring That Neck では影の薄いリッチーもここでは弾きまくっています。
3.Kentucky Womanはベスト盤でおなじみ。ビートルズのカバー 4.Exposition/We Can Work It Out も面白いです。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 16:11 [ アルバム紹介 ]

Cinderella / Long Cold Winter -1988-

 
  1.Bad Seamstress Blues (Fallin' Apart at the Seams) ★
  2.Gypsy Road ★
  3.Don't Know What You Got (Till It's Gone) ★
  4.Last Mile ★
  5.Second Wind ★
  6.Long Cold Winter ★
  7.If You Don't Like It ★
  8.Coming Home ★
  9.Fire and Ice ★
  10.Take Me Back ★

全曲★付けてしまった。メタル全盛期の80年代後半に活躍したメタルバンドの2ndです。
彼らのアルバムは3rdまで全て名盤揃いなので本当どれでもいいんですが、僕の個人的な好みだけで
ここではこれをお勧めさせていただきます。ボンジョヴィの弟分としてデビューした彼ら、
1stこそはギリギリLAメタルの範疇に括られる煌びやかなHRを演っていましたが、このアルバムから
彼らの元々持っていたブルース趣味が前面に押し出された渋い音作りがされるようになりました。
ブライアン・ジョンソンを思わせるカナキリ声のトム・キーファ、彼の類稀なる才能が目一杯詰まった名盤。
また余談…にするには勿体無い話ですけど、彼らの作品には豪華ゲストがこっそり参加していることが
一部で有名だったりしますが、このアルバムでは何とコージー・パウエルが全曲でドラムを叩いています。
彼にしては地味なプレイですが、曲調によく合ったタイトなドラミングは流石と言えますね。
(ちなみに1stにはジョン・ボン・ジョヴィ、3rdにはジョン・ポール・ジョーンズとケン・ヘンズレーが参加)

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:56 [ アルバム紹介 ]

Camel / Mirage -1974-

 
  1.Freefall ★
  2.Supertwister ★
  3.Nimrodel-The Procession-The White Rider
  4.Earthrise ★
  5.Lady Fantasy ★

人気の高い、イギリスのプログレッシブバンド Camel。
ファンタジックな音を得意とする彼らのアルバムの中でも、結構ハードな部類に入ります。
軽快で印象的なオルガンと、哀愁漂う泣きのギターの対比が素晴らしい。どの曲にも非常に
印象深い決定的なフレーズが織り込まれており、特にライブの定番曲5.Lady Fantasy
ではギターによるロマンチックな泣きの名フレーズが聴けます。煙草ジャケもいい感じ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:51 [ アルバム紹介 ]

Camel / Breathless -1978-

 
  1.Breathless ★
  2.Echoes ★
  3.Wing And A Prayer ★
  4.Down On The Farm ★
  5.Starlight Ride
  6.Summer Lightning ★
  7.You Make Me Smile
  8."Sleeper, The"
  9.Rainbow's End ★

Camel 7作目の「Breathless」。前作から Caravan のリチャード・シンクレアが
加入しており、ファンタジックな中にも牧歌的な温かみを感じられるようになりました。
キラキラとしたキーボードで幕を開ける 1.Breathless からシンクレアの穏やかで暖かい
テナーボイスが堪能できます。ギターのテーマが格好良すぎる 2.Echoes も素晴らしい。
牧場の日常を描いた、牧歌的なポップス 4.Down On The Farm は非常にCaravan的。
6.Summer Lightningは今にも踊りだしてしまいそうなノリノリの曲なのに、シンクレアの
ボーカルが哀愁を与えている不思議な曲。哀愁漂いまくりの 9.Rainbow's End はまさしく
アルバムの最後を締めるに相応しい名曲。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 12:47 [ アルバム紹介 ]

Cozy Powell / Over The Top -1979-

 
  1.Theme 1 ★
  2.Killer ★
  3.Heidi Goes To Town
  4.El Sid
  5.Sweet Poison ★
  6.The Loner
  7.Over The Top ★

ハードロック伝説のドラマー コージー・パウエルのソロデビュー作。
といっても延々ドラムソロが続くはずも無く、ボーカル抜きのハードロックインストが
超豪華メンバーによって作られています。参加メンバーをざっと挙げると、ジャック・ブルース
ゲイリー・ムーア、ドン・エイリー等…このメンバーで駄作が出来るはずがありません。
ゲイリーの狂ったようなギターとブルースの爆音ベースが絡み合う疾走曲 2.Killer と
部屋を揺らすようなコージーの凄まじいドラムソロが聴ける 7.Over The Top は必聴。
全編ドン・エイリーのキーボードが活躍しており、ELパウエルが好きな人にもお勧めです。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:46 [ アルバム紹介 ]

Coverdale & Page / Coverdale & Page -1993-

 
  1.Shake My Tree ★
  2.Waiting On You ★
  3.Take Me For A Little While ★
  4.Pride And Joy ★
  5.Over Now
  6.Feeling Hot ★
  7.Easy Does It
  8.Take A Look At Yourself ★
  9.Don't Leave Me This Way
  10.Absolution Blues ★
  11.Whisper A Prayer For The Dying ★

Deep Purple・Whitesnakeのデヴィッド・カヴァーデイルと、説明不要Led Zeppelin
ジミー・ペイジの、まさかまさかの電撃プロジェクト!…なんですけど、世間では糞味噌に
こき下ろされ、中古店ではほんと捨て値で売られてる可哀相なアルバムです。
確かにカヴァーデイルの歌唱は彼本来の持ち味とはかけ離れたシャガレ声、また一方では
明らかにロバート・プラントを意識したとしか思えないヒステリックなハイトーンも飛び出します。
僕なんか初めて聴いたときはあまりにショックで鳥肌まで立ててしまいました。ですがそんなもの、
決してDPでもZEPでもない高品質なハードロックの数々を前にしては、大したことの無いチンケな問題です。
特に"Feeling Hot"は、Motley Crueを思わせる疾走ロックンロールチューンの名曲ですから、
「俺はDP or ZEPの熱烈な信者だ!」という人以外は、今すぐ中古店の捨て値コーナーからこのアルバムを救ってあげましょう。


名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:43 [ アルバム紹介 ]

Children of Bodom / Hate Crew Deathroll -2003-

 
  1.Needled 24/7
  2.Sixpounder
  3.Chokehold (Cocked'N'Loaded)
  4.Bodom Beach Terror
  5.Angels Don't Kill
  6.Triple Corpse Hammerblow
  7.You're Better Off Dead
  8.Lil' Bloodred Ridin' Hood
  9.Hate Crew Deathroll

新進気鋭のメロディック・デスメタルバンド Children of Bodom の4作目。
デスメタルですよ皆さん。ボーカルは死にそうな声でボエボエ言ってるし、
ギターは僕の苦手なスラッシュメタルよりさらにザクザク高速リフを刻んでいらっしゃいます。
しかしこのバンドの凄い所は、とにかくメロディアスで(この手の音楽にしては)聴き易いところ。
妙にキラキラしたキーボードも、意外にピッタリはまっています。全体的に疾走曲が並んでいますが、
特に一曲目"Needled 24/7"はメタル史に残るであろうカッコいい名曲です。
デスメタルと聞いて敬遠してる人もこれを聴いてから判断を下しても遅くは無いでしょう。
全編怒り狂ってる、ストレス解消にはお勧めのアルバム。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★☆☆☆ 

投稿者 suma : 12:42 [ アルバム紹介 ]

Cheap Trick / Heaven Tonight -1978-

 
  1.Surrender ★
  2.On Top of the World ★
  3.California Man ★
  4.High Roller
  5.Auf Wiedersehn ★
  6.Takin' Me Back
  7.On the Radio
  8.Heaven Tonight ★
  9.Stiif Competition ★
  10.How Are You? ★
  11.Oh Claire

未だ現役、影響を与えたバンドは数知れず。イケメン二人におっさん二人の組み合わせでも
有名な、アメリカの偉大なるハードポップバンド Cheap Trick の全盛期に発表された一枚。
前作「In Color」・次作「Dream Police」も外せませんが、個人的お勧めは断然これですね。
アルバムとしての完成度は前述の作品よりほんの0.1歩くらい劣るかもしれませんが、
しょっぱなから名曲「Surrender」に「On Top of the World」、この2曲をもって
聴いてるだけで楽しくなってくるCheap Trickワールドに引きずり込まれてしまいます。
彼らには珍しい、暗~いタイトル曲「Heaven Tonight」だって折り紙付きの素晴らしさ。
しかしこれら名曲を差し置いて、僕は特に「How Are You?」が大好きです。
巷ではあまり語られない曲ですが、これでもかと言うくらいポップで能天気、
どんなに沈んでいてもこれを聴くだけで踊りだしてしまう自信があります。
もう一度言います。大好きなんです。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 12:40 [ アルバム紹介 ]

Caravan / In The Land Of Gray And Pink -1971-

 
  1.Wolf Girl
  2.Winter Wine
  3.Love To Love You (And Tonight Pigs Will Fly)
  4.In The Land Of Gray And Pink
  5.Nine Feet Underground

イギリスの「カンタベリー系ロック」を代表するプログレバンド Caravanの最高傑作。
オルガンを多様した牧歌的で暖かいポップなジャズロックです。
ビビッと来るような決定的な名曲はありません。「なんかいい曲だな」と思ってるうちに
アルバムが終わってしまうでしょう。そしてまた始めから聴きたくなる。この繰り返しです。
疲れたときにふと聴きたくなる、そんな素晴らしい名盤です。「おじいさんの鼻をつまめ!」など
シュールな歌詞も面白い。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:38 [ アルバム紹介 ]

Captain Beyond / Captain Beyond -1972-

 
  1.Dancing Madly Backwards (On a Sea of Air)
  2.Armworth
  3.Myopic Void
  4.Mesmerization Eclipse
  5.Raging River of Fear
  6.Thousand Days of Yesterdays (Intro)
  7.Frozen Over
  8.Thousand Days of Yesterdays (Time Since Come & Gone)
  9.I Can't Feel Nothin', Pt. 1
  10.As the Moon Speaks (To the Waves of the Sea)
  11.Astral Lady
  12.As the Moon Speaks (Return)
  13.I Can't Feel Nothin', Pt. 2

知る人ぞ知るプログレハードバンド Captain Beyond の1st。
音の方はスペーシーなブリティッシュハードロックになっています。元Deep Purpleの
Vo. ロッド・エヴァンスに目が行きがちですが、凄いのはドラムのボビー・コールドウェル。
変拍子を多用した凄テクのドラムを聴かせてくれます。


名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 12:37 [ アルバム紹介 ]

CAN / Future Days -1973-

 
  1.Future Days
  2.Spray
  3.Moonshake
  4.Bel Air

ドイツのプログレバンド、CAN。色んなバンドに影響を与えており、ジョン・ライドンなども
フェイバリットに挙げています。このCANの歴代ボーカリストの名前を繋げた
The Mooney Suzuki なんてバンドもありますね。このアルバムでボーカルを取っているのは、
放浪してたところをCANのメンバーに拾われた日本人、ダモ鈴木。歯切れの良い
リズムセクションとは裏腹に、空気のように軽い歌を聴かせてくれます。
全体的にふわふわでゆるゆるの、印象は薄いが中毒性の高い音楽。
ジャンル分け不可能の、前衛的で実験的な名作。下手なドラッグよりキマります。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 12:35 [ アルバム紹介 ]

Camel / The Snow Goose -1975-

 
  1.Great Marsh
  2.Rhayader
  3.Rhayader Goes to Town
  4.Sanctuary
  5.Fritha
  6.Snow Goose
  7.Friendship
  8.Migration
  9.Rhayader Alone
  10.Flight of the Snow Goose
  11.Preparation
  12.Dunkirk
  13.Epitaph
  14.Fritha Alone
  15.Princesse Perdue
  16.Great Marsh

プログレ4大バンドの影に隠れがちですが、良い作品を多数残しているこのCamel。
Snow Goose という小説にインスパイアされて作ったアルバムで、全編インストゥルメンタルです。
2.Rhayader の印象的なフレーズが耳から離れません。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 12:34 [ アルバム紹介 ]

2002年04月08日

Black Sabbath / Black Sabbath -1970-

 
  1.Black Sabbath ★
  2.Wizard ★
  3.Behind the Wall of Sleep
  4.N.I.B. ★
  5.Evil Woman
  6.Sleeping Village
  7.Warning
  8.Wicked World ★

1970年2月13日金曜日に発売された、Black Sabbath 記念すべき1stアルバム。
ジャズやブルースの影響が強いながらも、サバスらしいオリジナリティを感じられます。
とにかく重い!オジー・オズボーンの悪魔のような声に、トニー・アイオミによる
破壊力抜群のギターリフ、Bass.ギーザー・バトラーの重低音が被さります。
イントロから恐ろしい一曲目 Black Sabbath を聴いたら夜トイレに行けなくなりますよ。
ハーモニカが印象的な Wizard もカッコいい。Heavy Metalの開祖的存在、名盤です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 20:01 [ アルバム紹介 ]

Bay City Rollers / Wouldn't You Like It ? -1975-

 
  1.I Only Wanna Dance With You ★
  2.Don't Stop The Music ★
  3.Shanghai'd In Love
  4.Love Is....
  5.Maybe I'm A Fool To Love You
  6.Too Young To Rock And Roll ★
  7.Saturday Night ★
  8.Give A Little Love ★
  9.Wouldn't You Like It? ★
  10.Here Comes That Feeling Again
  11.Lovely To See You
  12.Eagles Fly ★
  13.Derek's End Piece

70年代全世界を席捲した史上最強のアイドルバンド。
とことんポップでキャッチーな曲が並んでおり非常に聴き易いです。
全米No.1ヒットの 7.Saturday Night は非常に有名。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:58 [ アルバム紹介 ]

The Rollers / Ricochet -1981-

 
  01. Doors Bars and Metal ★
  02. Life On The Radio ★
  03. No Doubt About It
  04. Roxy Lady ★
  05. Ricochet ★
  06. Wont You Come Home With Me
  07. Ride ★
  08. Lay Your Love On The Line
  09. Thats Where The Boys Are ★
  10. Set the fashion
  11. This Is Your Life ★

Bay City Rollers改めThe Rollersの、事実上のラストアルバム。よほどのファンじゃないと存在すら知らないという
この不遇のアルバムは当然のごとくCD化されていません。しかし、CD化する価値の無い駄作か?と問われれば
僕はきっぱりNo!と答えます。音は何と言いましょうか、プログレポップがNWOBHMやってるような個性的な音。
1,5,11,あたり、アイドル時代しか知らないロックファンが聴いたら絶っ対腰抜かします。あの頃と、
ボーカリストしか変わってないんですよ。特に初期YesとIron Maidenのフュージョンみたいなインストゥルメンタル、
"Ricochet"は必聴。最後"This Is Your Life"はキメのテーマがシビれるほど格好いい名曲です。
"ロックファン"を自称する人なら絶対聴いて損はない名盤ですよ。「どうやって聴くんだ」と聞かれれば困りますけど…CD化を待ちましょう。

名盤:★★★★☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:57 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

Bay City Rollers / Once Upon a Star -1975-

    1.Bye Bye Baby
  2.The Disco Kid ★
  3.La Belle Jeane ★
  4.When Will You Be Mine? ★
  5.Angel Baby ★
  6.Keep On Dancing
  7.Once Upon A Star ★
  8.Let's Go ★
  9.Marlina ★
  10.My Teenage Heart ★
  11.Rock And Roll Honeymoon ★
  12.Hey, Beautiful Dreamer ★

以前彼らに文字通りハマってた頃は「BCRは全曲名曲、捨て曲なし!」なんて思ってましたが、
ある程度色んな洋楽を通過した今聴いてみると、可笑しなことにまったく同じ感想なんですねぇ。
これでもかと言うほど激甘、しかし極上のポップス。好きな人にはたまりませんが、嫌いな人は
一秒も聴いてられないでしょうね。僕は言うまでもなく前者ですが、そういう人間に生まれてこれて
ほんと良かったと思ってます。捻くれものの僕は有名曲"Bye Bye Baby"なんぞ聴き飽きてしまいましたが、
"My Teenage Heart"はいつ聴いても中学時代を思い出させてくれる名曲。胸を締め付けすぎて涙が出てきます。
初期の名盤。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:53 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

Black Sabbath / Heaven & Hell -1980-

 
  1.Neon Knights ★
  2.Children of the Sea
  3.Lady Evil
  4.Heaven and Hell ★
  5.Wishing Well
  6.Die Young ★
  7.Walk Away
  8.Lonely Is the Word

こちらはボーカルが Rainbow を脱退したての ロニー・ジェイムス・ディオ に変わっています。
一般的にサバスの最高傑作と言われています。音の方は、ロニーの影響が強く初期Rainbow的。
トニー・アイオミのヘビィなギターリフに痺れる1.Neon Knights やHR・HM史に残る名曲 6.Die Youngなど
多く名曲が収録されておりまさに名盤と言えるでしょう。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:52 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

The Rollers / Elevator -1980-

 
  1.Stoned Houses #1
  2.Elevator ★
  3.Playing In A Rock And Roll Band ★
  4.Hello And Welcome Home ★
  5.I Was Eleven ★
  6.Stoned Houses #2
  7.Turn On The Radio ★
  8.Instant Replay
  9.Tomorrow's Just A Day Away
  10.Who'll Be My Keeper ★
  11.Back On The Road Again
  12.Washington's Birthday

看板ボーカリストレスリー・マッコーエン脱退後、元 RABBIT のダンカン・フォールを迎え
グループ名も The Rollers に改めて1979年にリリースしたアルバム。
従来のファンには完全スルーを喰らいましたが、中々どうして上質のハード・ポップ
アルバムに仕上がっているじゃないですか。ギターを全面に押し出して、ヘビィなリフを
聞かせてくれます。特に、スペーシーなイントロから始まるタイトル曲 2.Elevatorは素晴らしい。
現在廃盤になっており入手困難。再発を激しく希望します。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:48 [ アルバム紹介 ]

Bay City Rollers / Dedication -1976-

 
  1.Let's Pretend ★
  2.You're A Woman ★
  3.Rock'n Roller ★
  4.I Only Wanna Be With You ★
  5.Yesterday's Hero ★
  6.My Lisa
  7.Don't Worry Baby ★
  8.Are You Cuckoo?
  9.Write A Letter ★
  10.Dedication ★
  11.Rock'n Roll Love Letter ★
  12.Money Honey ★
  13.Love Me Like I Love You
  14.Dedication (Single Version)

彼らの人気絶頂期に発売された、一般的に彼らの最高傑作と言われている作品。
これに Saturday Night を追加すればまんまベスト盤になるところが恐ろしい…
全13曲中実に6曲がカバーという状況も異常といえば異常ですが、出来が良いのだから
文句はありません。特に、ダスティ・スプリングフィールドの名曲をカバーし、
彼らのバージョンの方が有名になってしまった 4.I Only Wanna Be With You を
知らない人は居ないでしょう。ビーチボーイズのカバー 7.Don't Worry Baby では
レスリー・マッコーエンの素晴らしいボーカルが聴けますし、彼らのオリジナル曲にも
2.You're A Woman や 10.Dedicationなど良いバラードが並んでいます。
このアルバムは英盤と米盤で微妙に曲目が違うので注意。
Rainbow "Since You've Been Gone"のオリジナルとしても有名なラス・バラード作
8.Are You Cuckoo? が英盤では収録されていません。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 19:47 [ アルバム紹介 ]

Boston / Don't Look Back -1978-

 
  1.Don't Look Back ★
  2.The Journey
  3.It's Easy ★
  4.A Man I'll Never Be ★
  5.Feelin' Satified
  6.Party
  7.Used To Bad News
  8.Don't Be Afraid ★

アメリカン・プログレハードの王者 Boston の2nd。1976年にデビューしてから、
今だアルバムを5枚しかリリースしていません。Queenを思い出させる、トム・ショルツ
による綺麗なギターオーケストレーションが印象的。軽快なリフから始まる1.Don't LookBack
を始め名曲ぞろいです。ブラッド・デルプの伸びのある歌声も素晴らしい。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 19:45 [ アルバム紹介 ]

Blind Guardian / Nightfall in Middle-Earth -1998-

 
  1.War of Wrath
  2.Into the Storm ★
  3.Lammoth
  4.Nightfall ★
  5.Minstrel
  6.Curse of Feanor ★
  7.Captured
  8.Blood Tears
  9.Mirror Mirror ★
  10.Face the Truth
  11.Noldor (Dead Winter Reigns)
  12.Battle of Sudden Flame
  13.Time Stands Still (At the Iron Hill) ★
  14.Dark Elf
  15.Thorn
  16.Eldar
  17.Nom the Wise
  18.When Sorrow Sang ★
  19.Out on the Water
  20.Steadfast
  21.Dark Passage
  22.Final Chapter (Thus Ends...)

ジャーマン・メタルの雄 Blind Gurdian の6th。
Helloween的な疾走メタルにファンタジックなアレンジがウリの彼らですが
これはトールキンの「シルマリルの物語」をモチーフに、とことんファンタジックな
コンセプトアルバムに仕上がっています。曲数がやたら多いですが、その半分は曲間に挟まれる
1分弱のインストだったり。そのせいでかなり聴きにくいアルバムになってますが、
根気良く聴き込めば彼ららしい名曲の数々が転がっていることに気付くはずです。
「どうしても疲れる」という人は、MDやPC上などでインストを全てカットする聴き方をお勧めします。
実は僕もそうしてたり…代表曲でありメタル史に残る名曲 9.Mirror Mirror は必聴。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★☆☆☆ 

投稿者 suma : 19:43 [ アルバム紹介 ]

Blind Guardian / A Night at the Opera -2001-

 
  1.Precious Jerusalem ★
  2.Battlefield ★
  3.Under The Ice
  4.Sadly Sings Destiny
  5.The Maiden and The Minstrel Knight
  6.Wait For An Answer ★
  7.The Soulforged ★
  8.Age Of False Innocence
  9.Punishment Divine
  10.And Then There Was Silence ★
  11.Mies Del Dolor

ブラガ最新作はタイトル通りオペラをモチーフに、コーラス隊を
ふんだんに使ったシンフォニックなサウンドに仕上がっています。
始め聴いた時はピンと来ませんでしたが、あるときふと聴いてみて
あまりの良さにビックリ。これは聴き込みが必要なアルバムですね。
暑苦しいと言われるボーカルも、メタルにありがちなハイト-ンではなく
ダミ声がかった力強い声が個人的に大好きです。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 19:42 [ アルバム紹介 ]

Arti & Mestieri / Tilt -1974-

 
  1.Gravita 9,81 ★
  2.Strips
  3.Corrosione
  4.Positivo/Negativo ★
  5.In cammino ★
  6.Farenheit
  7.Articolazioni ★
  8.Tilt

イタリアン・プログレの大名盤。ジャケがもう最高。個人的5本の指に入ります。
所謂ジャズ・ロックなのですが、ジャズ知識ゼロの自分でも楽に聴けました。
Artiといえば天才ドラマーフリオ・キリコ。その手数の多い超速ドラミングは必聴。
手が3本あるとか8本あるとか言われるのも納得です。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 03:59 [ アルバム紹介 ]

Aerosmith / Rocks

 
  1.Back in the Saddle ★
  2.Last Child
  3.Rats in the Cellar ★
  4.Combination
  5.Sick as a Dog ★
  6.Nobody's Fault
  7.Get the Lead Out
  8.Lick and a Promise ★
  9.Home Tonight

Aerosmith 70年代の最高傑作。今のエアロにはない泥臭さが味わえます。
1.Back in the Saddle でのスティーブン・タイラーのシャウトは圧巻。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 03:58 [ アルバム紹介 ]

Arti & Mestieri / Giro Di Valzer Per Domani -1975-

 
  1.Valzer Per Domani
  2.Mirafiori
  3.Saper Sentire
  4.Nove Lune Prima
  5.Da Nord A Sud
  6.Nove Lune Dopo
  7.Mescal
  8.Dimensione Terra
  9.Aria Pesante
  10.Consapevolezza Parte 1
  11.Sagra
  12.Consapevolezza Parte 2
  13.Rinuncia
  14.Marilyn
  15.Terminal

イタリアのジャズロックバンド Arti E Mestieri の2ndアルバム。
前作 Tilt と比べると、2,3分の小ぢんまりした楽曲が多いですね。
そのかわり各曲に込められたパワーの密度は凄まじく、特にDr.フリオ・キリコは
前作以上にブッ飛んだドラミングを最初から最後まで披露してくれます。
歌モノも多いので前作より聴きやすいのではないでしょうか。
キリコのドラミングを聴くなら 11.Sagra でしょう、腰が抜けますよ。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 03:55 [ アルバム紹介 ]

Alan Parsons Project / Eye In The Sky -1982-

 
  1.Sirus
  2.Eye In The Sky ★
  3.Children Of The Moon ★
  4.Gemini
  5.Silence And I ★
  6.You're Gonna Get Your Fingers Burned ★
  7.Psychobabble
  8.Mammagamma
  9.Step By Step
  10.Old And Wise ★

ビートルズ「アビーロード」にも関わったエンジニア アラン・パーソンズによる
プロジェクト、その代表作。タイトル曲"Eye In The Sky"はあまりにも有名ですが、
他にもアンドリュー・パウエルによるオーケスラ・アレンジが冴える"Silence And I"や
"Old And Wise"など名曲多し。プロジェクト形式と言う事で多数のミュージシャンが
関わっていますが、当サイト的に特に触れておきたいのは、堅実なベースプレイで楽曲を支え、
"Children Of The Moon"では甘い歌声を聴かせるデヴィッド・ペイトン、
全編にわたってギターを泣かせまくるイアン・ベアンスン。どちらも元Pilotの二人です。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★ 

投稿者 suma : 03:53 [ アルバム紹介 ]

Area / Crac ! -1975-

 
  1.L'elefante bianco
  2.La mela di Odessa(1920)
  3.Megalopoli
  4.Nervi scoperti
  5.Gioia e rivoluzione
  6.Imposion
  7.Area 5

イタリアを代表するプログレバンドAreaの最高傑作。
Soft MachineやGentle Giantからの影響が感じられる、いかにも
イタリアらしい、陽気で地中海風のエキゾチックなジャズロックです。
スキャットや声帯模写、果てはホーミーも繰り出すプログレ界最強のボーカリスト
デメトリオ・ストラトスのボイス・パフォーマンスは衝撃の一言ですが、
バックのミュージシャンもスゴ腕ばかり。ジャズロック・イタリアンロック・プログレッシヴロック、
全ての最高峰に位置する名盤です。英のクリムゾン、仏のMAGMA、伊のAreaとは良く言った物。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 03:52 [ アルバム紹介 ]

Accept / Breaker -1981-

 
  1.Starlight ★
  2.Breaker ★
  3.Run If You Can ★
  4.Can't Stand the Night ★
  5.Son of a Bitch ★
  6.Burning ★
  7.Feelings
  8.Midnight Highway ★
  9.Breaking Up Again
  10.Down and Out

ドイツのニコチャン大王、ウド・ダークシュナイダー率いる鋼鉄バンドAcceptの3rdアルバム。
雑誌や何やでは「Metal Heart」が最高傑作とされてますが、僕は断然こっち!です。
カイ・ハンセンも真っ青の「スタァーーライッ!」から幕を開ける鋼鉄ワールドは、
「サノバビッチ!キッスマイアス!」のサビが強烈過ぎる"Son of a Bitch"で大爆発。
他にも初期Helloween風の疾走曲"Breaker"や彼らにしては妙にポップなロックンロール
"Midnight Highway"など名曲の宝庫です。個人的にManowarと並ぶ漢メタルの神様と
崇め立てておりますが、ウドの声質など好みは激しく分かれるタイプのメタルですね。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 03:50 [ アルバム紹介 ]

Avril Lavigne / Under My Skin -2004-

 
  1.Take Me Away ★
  2.Together ★
  3.Don't Tell Me ★
  4.He Wasn't ★
  5.How Does It Feel
  6.My Happy Ending ★
  7.Nobody's Home
  8.Forgotten
  9.Who Knows ★
  10.Fall To Pieces
  11.Freak Out
  12.Slipped Away

説明不要なほど、絶大な人気を誇るカナダの女性シンガー Avril Lavigne。
1stを聴いたときは、ブリトニーみたいなただのポップス歌手だと思ってました。
で、この2ndを聴いてビックリ。彼女、間違いなくロックミュージシャンですね。
歌は上手くなってるし、バックのギターもハードでカッコいいです。
アルバムのほうは、ポップだけどどこか暗く切ない雰囲気漂うロックな曲が多いです。
TVで流れまくってたので知ってる曲が結構ありましたね。
前半に良い曲が集中してる分後半は少々ダレます。

名盤:★★★☆☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 03:48 [ アルバム紹介 ]

Asia / Asia -1982-

 
  1.Heat of the Moment
  2.Only Time Will Tell
  3.Sole Survivor
  4.One Step Closer
  5.Time Again
  6.Wildest Dreams
  7.Without You
  8.Cutting It Fine
  9.Here Comes the Feeling

Yesのスティーブ・ハウ、ELPのカール・パーマー、Bugglesのジェフ・ダウンズ、そしてKing Crimsonの
ジョン・ウェットンという、プログレ界のスーパースターが結集したこのAsia。文字通りスーパーグループとして
プログレファンから非常に大きな期待を寄せられたこの1stアルバムは、何と当時大流行していたバリバリの
産業ロックに仕上がっています。期待を裏切られたプログレファンからは良い評価を貰えませんでしたが、
一般ロックファンからはそのポップでコンパクト、完成度の高い楽曲が大いにウケ、全米1位に9週も居座る
大ヒットを記録した名盤となりました。所々プログレらしいサウンドも聴けはしますが、やはり核となるのは
「4分間プログレ」と形容されるように、高い演奏力を決してひけらかすことなくあくまでコンパクトに纏め上げたポップな楽曲。
シングルとしても大ヒットした1.Heat of the Momentはその代表といえるでしょう。欠点は妙に似た曲が多い所か。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 03:46 [ アルバム紹介 ]

Area / Are(A)zione  -1975-

 
  1.Luglio, agosto, settembre (nero)
  2.La mela di Odessa
  3.Cometa rossa
  4.Are(A)zione
  5.L'Internazionale

イタリアを代表するプログレッシブロックバンド Area の75年発表のライブ盤。
何といっても天才ギリシャ人ボーカリスト、デメトリオ・ストラトスの存在が大きい。
世界中のあらゆる唱法をマスターした彼の歌声は、スタジオ盤以上にダイナミックに
響き渡ります。1st、2nd、3rdからそれぞれ代表曲が演奏されており、音質もGood。
すでに「Arbeit Macht Frei」や「Crac!」を聴いていてももちろん楽しめますが、
Area入門盤としても悪くないでしょう。

名盤:★★★★☆ 音質:★★★★☆ 演奏:★★★★★ 

投稿者 suma : 03:43 [ アルバム紹介 ]

Angel Witch / Angel Witch -1980-

 
  1.Angel Witch ★
  2.Atlantis ★
  3.White Witch ★
  4.Confused
  5.Sorcerers
  6.Gorgon ★
  7.Sweet Danger ★
  8.Free Man ★
  9.Angel of Death ★
  10.Devil's Tower

80年代初頭のNWOBHMブーム、このバンドもその中の一マイナーバンドに過ぎないのですが、
このアルバムだけは後世に語り継がれる名盤として今尚高い評価を得ています。
Metallica時代のデイブ・ムスティンが、いの一番にフェイバリットとして挙げた事でも有名。
モロIron Maiden直系のサウンドですが、Black Sabbath風のサタニックな雰囲気を湛えている所が
このバンドの特徴と言えるでしょう。しかし曲自体は非常にキャッチー、稀代の名曲
「Angel Witch」のサビは一度聴いたら忘れることが出来ないと思います。
以降も高いクオリティの佳曲が並びますが、あまりにもB級臭さの漂うチープな音質だけは残念。
それを除けば世の評価通り素晴らしいアルバムです。繰り返しますが、「Angel Witch」は
ほんとこれがあるだけでCD買ってよかったと思えるHR/HM史に残る名曲。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 03:39 [ アルバム紹介 ]

Anthrax / Spreading the Disease -1985-

  1.A.I.R. ★
  2.Lone Justice ★
  3.Madhouse
  4.S.S.C./Stand or Fall ★
  5.Enemy
  6.Aftershock ★
  7.Armed and Dangerous
  8.Medusa
  9.Gung-Ho ★

アメリカのスラッシュ・メタルバンド Anthrax。
MegadethやMetallca、Slayerと並んで「スラッシュ四天王」と称されます。
Anthraxが他のスラッシュバンドと一線を画すのは、ジョーイ・ベラドナによる伸びのある
しっかりとしたハイトーンボイス。これがツインギターによるザクザクリフに乗せられて
スピーディでメロディアスな曲が奏でられる様は「爽快」としか言いようがありません。
「正統派バンドがスラッシュ寄りのアルバムを作った」と言っても良いくらい聴き易い
アルバムですので、スラッシュ初心者の方の入門用としてもお勧めします。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 03:37 [ アルバム紹介 ]

Anyone's Daughter / Adonis -1979-

 
  01. Adonis
  02. Blue House
  03. Sally
  04. Anyone's Daughter

ジャーマン・プログレと言えば、電子楽器を用いたアヴァンギャルドな現代音楽のイメージが強いですけど、
79年というプログレ衰退期に発表されたこの1stアルバム、何とCamelも真っ青のシンフォニックロック大傑作です。
冒頭から24分の大曲、怒涛の勢いで押し寄せるキーボードと泣きのギターはやはりGenesisやCamelを髣髴とさせます。
キメる所でビシビシ決まるユニゾン、このギターとシンセのまとまりのあるアンサンブルはまさに痛快の一言。
ジョン・ウェットン似のボーカルが優雅なメロディを歌い上げる様は、この手の音楽が好きな人には堪らないでしょう。
個人的には、スリリングな疾走曲、ラストの"Anyone's Daughter"がお気に入り。妙にサックスのファンキーな小曲"Sally"も良い。
しかしまぁ同じジャーマンでも、Running Wildの後にこれを持って来るのはウチしかないわな…と自己満足に浸るのであります。
もはやお決まりのパターン、この素晴らしき名盤も現在廃盤ですんで中古屋を根気よく当たりましょう。僕はネットで2930円。高っ

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 03:32 | コメント&トラックバック () [ アルバム紹介 ]

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