2005年08月23日

Waltari / So Fine ! -1994-

  
  01. The Beginning Song ★
  02. Mad Boy ★
  03. So Fine ★
  04. A Forest ★
  05. 4S ★
  06. Celtic Funk ★
  07. (Your) Nature Is Wild
  08. To Give
  09. Piggy In The Middle ★
  10. Freddie Laker
  11. Autumn ★
  12. Rhythm Is A Cancer ★
  13. Misty Man ★
  14. Mysterious ★

現在僕が本命級に愛するバンドですが、しかしもう一体これは何なんでしょうね。
彼らのディスコグラフィーの中でも「最ごった煮作」となるのがこのアルバムでしょう。
極端なところを挙げますが3.と5.と6.と9.と12.と13.が同じアルバムに収録されているという事実、
そしてその全てが非常に高いレベルで完成されているという事実が全くもって有り得ません。
まず1曲目"The Beginning Song"、イントロがほんの一瞬バキバキのデスメタルですが
すぐにポップなメロディの乗る爽やかな疾走曲に。続く"Mad Boy"もダンサブルなポップスです。
明るい女性Voをフィーチュアした"So Fine"は北欧民俗音楽とダンスミュージックを融合させた名曲。
"A Forest"はゴス・オルタナバンド(よく知らん)The Cureのカバー。僕にはWaltariにしか聞こえません。
マリリン・モンローが歌ってそうなバラード"4S"の次は曲名そのまま、スイスの極悪大魔王
Celtic Flostとファンクを融合させてしまったという稀代のアホ曲"Celtic Funk"へ。
Flost知ってる人ならこの唸り声を聞いただけで爆笑は必至ですが、そうでなくとも
アホ曲なのに物凄いクオリテイを持つこの曲の素晴らしさに何かしら感動できるはず。
チャカポコしたリズムが可愛らしい"Piggy In The Middle"は所謂ポルカってやつでしょうか。
一転"Rhythm Is A Cancer"はドゥーミーなリフから激烈デスメタルに展開する収録曲中最も激しい曲。
そんな曲の次にシングルカットもされた最もポップな曲"Misty Man"を持ってきて本編は終了。
12分ある"Mysterious"は隠しトラック扱い。始めはメロディアスなボーカルパートが聴けますが
8分過ぎた辺りからバキバキゴリゴリドカドカゲボゲボのグラインドコアになります。
「俺は雑食リスナーだ」という自負がある人に是非とも聴いていただきたいアルバムですね。
相変わらず入手困難ですがジャケクリックから飛べる独Amazonで全曲試聴できるのでどうぞ。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 2005年08月23日 00:00 [ アルバム紹介 ]