2002年04月12日

Waltari / Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C -1996-

 
  01. Misty Dreariness
  02. A Sign
  03. Deeper Into The Mud
  04. The Struggle For Life And Death Of Knowledge
  05. Completely Alone
  06. Move
  07. Time, Irrelevant
  08. The Top

というわけで、これが「Big Bang」の次に飛び出した第6作。タイトルからも分かるとおり、
「デスメタルと生オーケストラの競演」。言われなきゃ絶対気付きませんけど、ライブ録音です。
古くはMoody BluesからRhapsodyまで、似たようなことはずっと前から色んなバンドがチャレンジしてますし、
前作のような変態的ごった煮サウンドがあまり味わえないので個人的に少し物足りないんですが、
そんなことは抜きに、メジャーメタルバンドが100束になっても敵わない、まさに「天才的」としか言いようが無い
恐怖を感じるほど完成度の高い作品になっております。本当、デスボイスの後ろで笑っちゃうほど荘厳なストリングスが
鳴り響くんですけどまったく違和感無いんですよ。こんな強烈な作品の最後、何とノリノリのロックンロールで
シメてしまうところがやはりWaltariらしくてニヤニヤとしてしまいます。
メタル一直線で無いバンドにこんなの作られちゃあ、本職にしてる人たちはもう形無しですね。
前作ともども、メタラーだけでなく万人に聴いて欲しい素晴らしい作品です。

ちなみにこのアルバムは、前作ほど入手困難では無いと思います。(それでもかなり少ないんですけど)
ネット上でもこれに限ってはちらほらレビューを見かけますし。某xametalにもあったのは驚きました。
なるほど、確かにある意味クサメタルかも。

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★☆☆ 

投稿者 suma : 2002年04月12日 19:31 [ アルバム紹介 ]