2005年10月05日

【ベスト盤】 Bay City Rollers / Souvenirs Of Youth-Early Collection -1975/1978-

01. Keep On Dancing (Original) *
02. Alright *
03. We Can Make Music *
04. Jenny *
05. Manana *
06. Because I Love You *
07. Saturday Night (Original) *
08. Hey! C.B. *
09. Remember Sha La La (Original) *
10. Bye Bye Barbara *
11. Shang-A-Lang
12. Are You Ready For That Rock & Roll *
13. Summerlove Sensation
14. Bringing Back The Good Times *
15. All Of Me Loves All Of You *
16. The Bump *
17. Bye Bye Baby
18. It's For You *
19. Maryanne *
20. Give A Little Love
21. She'll Be Crying Over You *
22. Keep On Dancing
23. The Disco Kid
24. Angel Baby
25. My Teenage Heart
26. Mama Li *

さてまず始めに断っておきますが今回はアルバム紹介なんてするつもり毛頭ありません。
100%僕がウンチク垂れたいだけです。てかCD化されてないんで聴けといっても難しいですし。
おそらくここ見てる人の9割8分は興味ないと思いますけど少々お付き合いください。

んでこのアルバム、Bay City Rollersデビューの1971年から1975年までのシングル
A面B面を全て集めたファン垂涎、日本独自の2枚組ベストアルバムであります。
オリジナルアルバム未収録曲に*印を付けてみたら付いてないのを探す方が難しいという
状態になってしまいましたが、そういうわけで以前からファンの間でCD化が望まれています。
(去年くらいに再発されたオリジナルアルバムのCDにはボーナストラックとして
このアルバムからの音源がちょろちょろ入ってますけど)

タイトルやジャケが面倒なことになっていますが、実はこれ1975年にCBSソニーから出た
「Souvenirs Of Youth」(上)と、1978年に東芝EMIから出た「Early Collection」(下)の2種類があるんですよね。
邦題はどっちも「青春の記念碑」で紛らわしいことこの上ないんですが、この二つには決定的な違いが。
前者「Souvenirs Of Youth」では、7曲目"Saturday Night"と9曲目"Remember Sha La La"が
オリジナルのノビー・クラークVoではなくレスリー・マッコーエンVoのバージョンになっています。
これでは「歴代シングルA面B面」というこのベストアルバムの趣旨に大きく反するので、
苦情が相次いだのかは知りませんが「Early Collection」の方ではしっかりオリジナルが収録。
逆に言えばその点とジャケット・タイトル以外違うところはないのですが、変態の僕は
しっかり前者をLP、後者をブートCDで持っていたりします。完全にマニヤの領域ですね…

曲紹介に入りますと、まず1曲目から10曲目までが初代Voノビー・クラークが歌う曲。
まぁ何というか、Deep Purpleで言えばロッド・エヴァンス的位置づけにある人ですね。
デビュー曲"Keep On Dancing"こそスマッシュヒットしましたが、その後は悲しいほどに
さっぱり売れなかったこれらの曲、個人的には非常に大好きです。(正直古臭いポップスですけど)
特に誰もが知ってる"Saturday Night"、後に2代目レスリー・マッコーエンが爽やかに歌って
全米1位の大ヒットを記録しましたがこの名曲のオリジナルはこの人のVoなんですよ。
そういうわけで曲自体には十分売れる要素があったにもかかわらず、それでも売れなかったのは…
死ぬほど有名なあの「S.A.T.U.R.D.A.Y.NIGHT!」の掛け声が重いというか怖いというかせいではないかと。
レスリーVoの焼き直しバージョンにてお馴染みの爽やかな掛け声に変えたのは大正解ですね。
同じ曲でも弄りようによって月とスッポンほどの差になるという非常に良い例だと思います。
ちなみに4曲目"Manana"には、本国イギリスではさっぱり売れなかったのに何故かイスラエルで
ゴールドディスクを獲得しているという珍事実があります。ひたすらマニャニャ言ってる変な曲なんですけど。

そんで11曲目からが2代目レスリー・マッコーエン時代の曲です。一般的にRollersと言えばこの人ですね。
このあたりからオリジナルアルバムに収録されてる曲もちょろちょろ混じってるのに加え、
未収録の曲もあまり大した出来ではないのであまり面白くありませんが、しかしその中で
19曲目"Maryanne"と26曲目"Mama Li"に限ってはほんと飛びぬけて素晴らしい曲です。
特に"Maryanne"はシングルB面という位置に収まってるのが本当にもったいない稀代の名曲。
せめてオリジナルアルバムには入れておいても良かったんじゃないかなぁ。ああもったいない。

しかしまぁ、未だこのバンドについてこれだけ語れる自分に驚きを禁じ得ません。
ここ1年くらい全然聴いてなかったんだけど…やっぱマジで好きなんだなぁとしみじみ。

選曲:★★★★☆ お勧め度:★★★★☆

投稿者 suma : 2005年10月05日 22:27 [ アルバム紹介 ]