2005年07月09日

Waltari / Torcha ! -1992-

  
  01. Lights On ★
  02. The Lie Of The Zombie ★
  03. I Held You So Long
  04. Dedicated To The Flyers ★
  05. Lust Of Life
  06. Vogue ★
  07. Till The Music Nation ★
  08. Fool's Gold ★
  09. You Know Better
  10. Dance Electric ★
  11. Jukolauta
  12. Death Party ★
  13. I'm A Believer ★
  14. Fuckadelican Garden
  15. Waltari-Lapio ★

「Big Bang」や「Yeah! Yeah! Die! Die!~」を聴いた時の衝撃も半端なもんじゃなかったですけど、
このアルバムを聴いて僕は完全にWaltariというバンドに惚れました。フィンランドって凄いよ。
まぁ相変わらず、ごった煮の変てこサウンドですね。オープニングはクラブでかかってても違和感無い
ファンキーなダンスチューン、続く2曲目も似たようなコミカル且つファンキーでノリノリな曲です。
すると4曲目でひたすらFuck連発のパンキッシュな疾走曲""Dedicated To The Flyers""が飛び出し、
かと思えばディスクスクラッチとともにYOYO言っちゃってる"Dance Electric"~"Jukolauta"が登場、
そのままTestamentとMegadethを足して2で割ったような激烈スラッシュ"Death Party"に雪崩れ込み、
最後は大合唱間違いなしのキャッチーなWaltariテーマ曲"Waltari-lapio"でシメる、という感じで
こう文章にしてみればしっちゃかめっちゃかで散漫な印象しか伝わってこないでしょうけども…
全ての曲がWaltari印の極上ポップメタルで味付けされているので、まったく違和感がないんですよほんと。
その極みは何とマドンナのカバー"Vogue"。所々デス声で吼えるわ、サビではヘヴィなギターリフ炸裂だわで
さぞめちゃくちゃにアレンジされてるんだろなと思いつつ、原曲未聴の僕はネットで試聴したんですけど…
腰抜かしました。その、デス声とギターリフ抜かしたら殆どが完コピなんです。十分原曲の面影ありますもん。
あのマドンナを、アルバム内でまったく浮かせず且つ原曲とも離れすぎないアレンジでカバーできる
メタルバンドなんてこのWaltariしかいないと思います。正直初めは地味な曲だと思ってましたけど、
原曲聴いて印象ガラッと変わりましたね。まったく凄いバンドです。フィンランドメタルブームの日本で
このバンドが完全無視されている現状は理解に苦しみます。レコード会社何やってんだ!(2回目)

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 2005年07月09日 00:13 [ アルバム紹介 ]