Бони НЕМ / День Победы -2003-
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ようやく、ようやく聴く事が出来ました。このБони НЕМというバンドはですね、HR/HMに限らず
世界中のありとあらゆる名曲を(やたらクオリティの高い)デスメタルでカバーしまくるという
ロシアという国に対する見方まで変わってしまいそうな強烈アホバンドなんですけれども、
そのБони НЕМが2003年、満を持してリリースしたデビュー8年目にして初のオリジナルアルバムがこれ。
まずこの人をおちょくりきったジャケットに僕の変態心は大変そそられたのですが(マサルさんみたいだ…)
その中身が何とまぁ、インダストリアル風味も覗かせる2003年最先端エキストリームメタル!
なんですから腰を抜かしましたよ。特に1曲目、これはシンフォニックブラックメタルとでも
呼べばいいんでしょうか、アルバム初めのご挨拶にしては何とも強烈過ぎる素晴らしい名曲です。
その次、この曲だけはカバーなんですが、何と同郷最大のアイドルt.A.T.u.をやってくれちゃってます。
原曲は日本では(多分)2番目に有名な"Not Gonna Get Us"という曲なんですけど、しかしまぁ
このバンドのアレンジの才能にはほんとつくづく感心させられますわ。このカバーは反則ですよ。
他にも6曲目なんかRammstein顔負けのかっちょいいインダストリアルメタルですし、9曲目は
「Chito-Glito-Malgarito」という、まるで子供の言葉遊びみたいなFinntroll級の童謡・民謡メタル。
14曲目にしてやっと登場のタイトル曲は、「勝利の日」という意味の曲名通りに勇ましい名曲なんですが、
"Radio Edit"と銘打って何とたったの20秒で終わりやがります。最後の最後でアホバンドの真髄発揮…
何とも強烈としか言いようがないデスヴォイスのボーカルが人によってはネックになるかもしれませんが
しかしまた、人によっては一生もんの経験になるかもしれない「物凄い」バンドですよこれは。
追記:どうやらやっぱりこれもカバー集っぽいです。Ariaとかやってるそうなんですけど、
何せ情報が少なすぎて何が何だか分かりませんわ…ほんとすみません。
名盤:★★★☆☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★☆☆☆
投稿者 suma : 2005年11月26日 14:17 [ アルバム紹介 ]