Status Quo / Just Supposin' -1980-
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Status Quoというバンドは70年代のハードブギー時代が黄金期と言われていて、その後はパッとしないながらも
頑にハードブギーを演り続けているベテランバンド…という認識がロックファンの間では一般的ですけども、
いやいや何をおっしゃいますやら。ゴリゴリのハードブギーであった時代は意外にも短く、
70年代後期頃からブギを基調とはしつつともハードポップとも言える音楽性にシフトチェンジ。
今日にいたるまでそのポップでキャッチー、ノリの良いブギーサウンドで未だ活動中です。
(現時点での最新作は2007年の「In Search of the Fourth Chord」)
両手両足の指を使っても数え足らないくらい作品が出ていますが、その中でも僕が特に大好きなのがこのアルバム。
前述したハード・ポップ・ブギーに方向性を変えてからの作品では1,2を争う完成度だと思います。
とにかく全曲キャッチーで非常に聴きやすく、"What You're Proposing"や"Lies"など、
思わずメロディを口ずさみながら小躍りしてしまう名曲が揃っています。
そして特筆すべきがラストトラック"Rock 'N' Roll"。曲名から受ける印象とは真逆の、本当に暖かく、
彼らStatus Quoというバンドがロックをいかに愛しているのか伝わってくる感動のバラードで、
僕がこのバンドに最大級の愛着・親しみを感じる理由が全て詰まっている名曲です。
70年代の彼らしか知らないロックを愛する皆さんにぜひ聴いてもらいたいアルバム。
名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★
投稿者 suma : 2010年01月14日 01:34 [ アルバム紹介 ]