2005年06月04日

Sentenced / The Funeral Album -2005-

  
  01. May Today Become the Day ★
  02. Ever-Frost ★
  03. We Are But Falling Leaves ★
  04. Her Last 5 Minutes ★
  05. Where Waters Fall Frozen ★
  06. Despair-Ridden Hearts ★
  07. Vengeance Is Mine ★
  08. A Long Way To Nowhere
  09. Consider Us Dead
  10. Lower The Flags ★
  11. Drain Me ★
  12. Karu
  13. End of the Road ★

残念ながら先日解散を発表した、フィンランドのゴシックメタルバンドSentencedの最終作。
巷では「自殺メタル」なんて呼ばれる彼ら、本作のタイトルも「葬式アルバム」ということで
いったいどれほどの陰鬱ワールドが繰り広げられるのか…?なんて思いましたが、何とこれが
意外や意外、非常に力強い明るいメタルサウンドなのですよ。「明るい」とは言っても
LAメタルみたいに能天気にハジけてるわけではなく、人間的な温かみを感じる希望に満ち溢れた音。
どこかで見かけた非常に的確な表現をお借りしますが、今までが絶望の底を覗いているのなら
本作はそのドン底から光の差し込む天を仰いでいるかのような…もし「解散」の報を聞いて
本当に自殺を考えているファンがいたとしたら、これを聴けば絶対に思いとどまることと思います。
「メランコリック」なんて言葉には全然ピンとこない僕ですが、本作には心底感動しました。
1曲、デスラッシュ時代の彼らを思わせるインストナンバーが入ってますがこれも格好良い。
ゴシックメタルを退屈な陰鬱メタルと考えている人、本作を聴けば印象変わりますよ。
まだ6月ですけど、個人的2005年度ベストアルバム候補登場です。Korpiklaani?何ですかそれ。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 2005年06月04日 22:10 [ アルバム紹介 ]