2002年04月10日

Frank Zappa / Hot Rats -1969-

 
  1.Peaches En Regalia
  2.Willie The Pimp
  3.Son Of Mr. Green Genes
  4.Little Umbrellas
  5.The Gumbo Variations
  6.It Must Be A Camel

アメリカの前衛音楽家、"奇才"フランク・ザッパのソロ二枚目。時に難解な物もある彼の作品の中でも、
今作における圧倒的演奏力で繰り広げられるジャズロックは、とても聴き易く入門用としても
申し分のない作品に仕上がっています。やはり特筆すべきは、一曲目のPeaches En Regalia。
オリエンタルな風味も感じられる名インスト、これほどまでにキュートで胸を締め付けるようなメロディを
持った楽曲というのはそうそう存在するものではありません。個人的なことですが、
Focusの「Sylvia」を聴いたときと同じような感動を味わいました。
その他、盟友キャプテン・ビーフハートがダミ声を聴かせる2.Willie The Pimp以外は
全てインスト作品となっています。どの作品にも聴かれる不思議で美しいメロディは感涙もの。
時折激しく主張をするギターからは、ザッパのギタリストとしての才能も感じ取ることができます。
これ、人によってはプログレに分類する人もいるのではないでしょうか。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆ 

投稿者 suma : 2002年04月10日 00:54 [ アルバム紹介 ]