2005年05月08日
Queen / Queen -1973-
何を隠そう、Queenでは4番目に好きな作品です。(3番は「Hot Space」)
大阪でやっすいLP(200円くらいだった)を購入して、素晴らしさを再確認。
発表当時評論家からこれでもかと酷評されたというのは有名なエピソードですが、
実際、現代においてもそれほど再評価されてるとは思えませんね。
Queen好きと名乗る人でも、何だかんだで聴いてない人多いんじゃないでしょうか。
僕なんかハードロックQueenとしては2ndよりも傑作だと思ってるんですが…
だって、あのQueenのデビューアルバムですよ?駄作な訳がないじゃないですか。
"Keep Yourself Alive"や"Liar"の格好よさについては今更語るまでもないですけど、
個人的ベストチューンは"Great King Rat~My Fairy King"。
いかにもQueenらしい、ドラマティックな展開を見せるこの手の曲では一番好きな曲です。
ZEPの影響丸出しのロジャーVo"Modern Times Rock 'N' Roll"なんかも良い。
ひたすら「ジーザス!」言ってる"Jesus"はStryperへの影響大。(大嘘)
名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★
Iron Savior / Condition Red -2002-
「新しいバンドを!」と意識するとメタルしか出てこないのは僕の趣味が偏りまくりなせいですが
これは久し振りに気に入った。初期にはカイ・ハンセンやBlind Guardianのトーメンも参加してたという
さながらジャーマンメタルオールスターズの様相を呈していたこのバンドですが、
現在では極初期のHelloweenに在籍してたというピート・シールクが一人で頑張っています。
まぁ、この音楽性にあってピートのグラハム似のガナリ声というだけで僕の贔屓ポイントは大幅UP。
しかし曲も素晴らしく、1曲目などこの手のメタルが好きな人にはたまらない名曲でしょう。
難点といえば4~5分の曲が13曲もずらりと並んでるってところでしょうか、
曲が良くメリハリもあるのでキツくはありませんが、飽きるのは早そうな気がします。
しかし、ピートのルックスもあってどうしてもラルフ・シーパーズ率いるPrimal Fearと比較してしまいますが…
正直、どっちも変わらんような気がします。Voの好みで聞き分ければいいのでは。
名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆
2005年05月06日
Spiritual Beggars / On Fire -2002-
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01. Street Fighting Saviours ★ 02. Young Man, Old Soul 03. Killing Time ★ 04. Fools Gold 05. Black Feathers 06. Beneath the Skin 07. Fejee Mermaid 08. Dance of the Dragon King ★ 09. Tall Tales 10. Lunatic Fringe 11. Look Back ★ |
どうも最近、この真っ白いサイトがどこかセピア色がかってきたような気がするので、
せっかく買ったことだし比較的最近のバンドであるSpiritual Beggarsのコレでも。
どことなくIron Butterflyっぽいバンドロゴからサイケ色の強いものを想像してたんですが、
やはりそこはマイケル・アモット、基本的にはSabbath的なドゥームメタルですね。
無論バンドコンセプトである「70年代的HRを現代サウンドで聴かせる」ってのはその通り、
Thin LizzyやDeep Purple、Rainbowなんかの影響も随所に感じます。
で、これを書くに当たって結構な回数繰り返し聴いてみたんですけど…印象に残る曲が無い!
質は文句なしに高く、聴きこむ作業自体にはまったく退屈さを感じなかったんですけど、
歌メロにフックがないためかまたは全編徹底してミドルテンポの曲で埋められているためか
「アルバムの顔」となるような突出した名曲を見つけることは出来ませんでした。
う~んこうやって聴いてる分にはいいけど、これらの曲ライブでは盛り上がるんだろうか…?
と「名盤紹介」の癖して否定的な文章になってしまいましたが…
デヴィッド・カヴァーデイルを豪傑にしたようなVoも中々上手いですし、
ジョン・ロード丸出しのオルガンを弾くKeyもいかにも70年代臭くGood。
良い意味でキャッチーな曲さえ書ける様になればかなりお気に入りとなりそうなバンドなので
DIOとのジョイントライブは結構楽しみです。って、これしか聴いてないんですけど。
名盤:★★★☆☆ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★☆☆
2005年05月02日
Iron Maiden / Killers -1981-
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01. Ides of March ★ 02. Wrathchild ★ 03. Murders in the Rue Morgue ★ 04. Another Life ★ 05. Genghis Khan ★ 06. Innocent Exile ★ 07. Killers ★ 08. Prodigal Son ★ 09. Purgatory ★ 10. Twilight Zone ★ 11. Drifter ★ |
悪夢と関係があるのかは定かではありませんが、この2ndがMaidenでは一番好きです。
何故ならエディが一番かっちょいいからです。…いや、マジで。
個人的にブレイズ期と「Brave New World」以外は全部傑作だと思ってるので、
もう判断基準はそこくらいしか無くなっちゃうのですよ。
さて、ディアノ期では「勢いの1st、曲の2nd」なんて言われたりもしますがまさにその通り、
インパクトという点ではあの1stには負けますが、プロダクションもずっとメジャーになり
完成度の非常に高い文句の付けようの無い作品になってます。
スティーブ・ハリスのベースが一番バキバキいってるのもこのアルバムでしょう。
ハイハット刻みまくり・スネア叩きまくりのクライブ・バーもほんと格好いいし。
この人のドラム聴くといつもマーチングバンドを思い出す…のは僕だけでしょうか。
Maidenはヘヴィでプログレッシヴでパンキッシュなこの時期がやっぱ一番だなぁ…。
名盤:★★★★★ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆
2005年04月29日
Judas Priest / Angel of Retribution -2005-
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01. Judas Rising ★ 02. Deal With The Devil ★ 03. Revolution ★ 04. Worth Fighting For 05. Demonizer ★ 06. Wheels Of Fire 07. Angel ★ 08. Hellrider ★ 09. Eulogy 10. Lochness ★ |
なんたることか、チケットは早々に確保したくせにこれ買ってませんでした。
まず一聴して安心したのは、「Painkiller」路線でなかったこと。
名作だとは思いますが、Judasらしくないブチキレ具合がどうも苦手だったのです。
威厳放ちまくりの"Judas Rising"で早くも半泣き、続く疾走曲"Deal With The Devil"も
あくまでJudasらしく非常にカッコいい。一番の名曲は最後、13分もある大作"Lochness"。
実際どうだか分かりませんが、これ聴いた人誰もが「Judasの最後」を意識するであろう
まさにエピローグに相応しい涙腺刺激しまくりの素晴らしい曲です。
曲単位ではめちゃくちゃ好きなのに、アルバムだとちょっと…という意味で
僕的にはDeep Purpleと同じ位置にあるJudas Priestですが、このアルバム、
最後まで飽きずに聴けたということで個人的には最高傑作です。
「Judasは全曲名曲!」といった人やPainkiller崇拝者には多分評判悪いと思いますが。
ボーナスのDVDもカッコいいですなぁ~。サビなんか殆ど客に歌わせてますけど。
名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★☆
2005年04月27日
Blind Guardian / Tales from Twilight World -1990-
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01. Traveler In Time ★ 02. Welcome To Dying ★ 03. Weird Dreams 04. Lord Of The Rings 05. Goodbye My Friend ★ 06. Lost In The Twilight Hall ★ 07. Tommyknockers ★ 08. Altair 4 ★ 09. The Last Candle ★ 10. Run For The Night (Live) |
今まで幾度となく愛は表明してきましたが、気が付いたら黄金期の作品を紹介するの忘れてたという
大失態を犯していたのであわててこのアルバムを。僕がメタル界で一番好きなバンドであります。
まぁ俗に言うメロパワ(BGに"メロスピ"はしっくりこない)、Helloween直系のジャーマンメタルバンドですね。
僕は、メタル云々以前に彼らはロックンロールバンドであると思ってるんですけど
ややこしくなるので止めにして、この3rd,次作4thが一般的に最高傑作とされていますかね。
スラッシュばりのゴリ押しパワーリフに民族調のクサメロ、Acceptを髣髴とさせる漢臭いコーラス。
かくいう僕は此間までこの時期のBGが全然ピンとこず、近年のクワイヤ使いまくり、
プログレメタルばりの難解大作志向作品ばかり聴いてましたが…
Vo.ハンズィ・キアシュは近頃歌い方が変わってきましたけど、このアルバムで聴ける
ドス効かせまくりの大仰吐き捨てダミ声ボーカルはもうほんとに僕のドツボ。
名曲"Lost In The Twilight Hall"に参加のカイ・ハンセンも非常に素晴らしい。
この声はもはや才能の一つでしょう、「下手」の一言で片付けられるものではありません。
個性的なリズムを叩きBGサウンドの要を成していたDr.トーメンが脱退、
まさにこの時期そっくりの音を出すバンドで活動を始めたのはファンして喜んでいいのか
どうか非常に複雑な心境ですが、こればっかりは新譜待ちですなぁ。今年夏には出るらしいけど。
名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★☆