Status Quo / Ain't Complaining -1988-
イギリスでは国民的英雄、日米ではさっぱり知名度の無い彼らの、格別に知名度の無い作品。
かくいう僕も、中古格安で見つけなければ手に取ることはなかったでしょう。初期の初期はサイケポップ、
後に徹底したハードブギー路線で大成功を収める彼らですが、数えてみて驚き、88年時点でこれが20作目でございます。
何と今でも現役ですから、かのRolling Stonesにも肉薄する(もしかして追い越してる?)のモンスターバンドな訳です。
んでこのアルバム、一聴してビックリしたんですが、シンセを大胆にフィーチャーしたいかにも80年代らしい
産業ロック的なポップスなんですね。Quoと言えばハードブギー!な方には衝撃とも言えるサウンドですけど、
前述したように元々サイケポップで評判を呼んだ、ポップスやらせたら天下一のバンドなだけあって非常に出来が良いです。
全曲◎ですが、特にラストの二曲、すぐにも踊りだしたくなる幸せな名曲"Burning Bridges"と、
イントロとギターソロが特に格好よい最高のハードポップ"Magic"には久々に感動させられました。
大体の名盤は聴いたつもりになってましたけど、まだまだ名曲は眠ってるもんなんですね。
名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★★
投稿者 suma : 2002年04月12日 19:01 [ アルバム紹介 ]