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2005年07月26日

Queen / Hot Space -1982-

  
  01. Staying Power ★
  02. Dancer ★
  03. Back Chat ★
  04. Body Language
  05. Action This Day ★
  06. Put Out The Fire ★
  07. Life Is Real (Song For Lennon) ★
  08. Calling All Girls ★
  09. Las Palabras De Amor ★
  10. Cool Cat
  11. Under Pressure ★

さて、(Flash Gordon抜かして)Queen最大の問題作として名高い?この「Hot Space」。
かく言う僕も世間の評価を鵜呑みにしてかなり後回しで聴いたアルバムなんですけど…
いやいやもう、1曲目"Staying Power"を聴いた瞬間に名作認定でしたね。格好良過ぎですもん。
そりゃ「Queenらしくない!」と怒る人の気持ちも分かりますけど、そもそもQueenというバンドは
ジャンル分け不可能の強烈な個性を発揮してるバンドですからこういうのも全然アリだと僕は思います。
ていうか"Life Is Real"や"Las Palabras De Amor"なんて普通にQueenバラードの名曲じゃないですか。
色々偏屈言う人もデヴィッド・ボウイとのデュエット"Under Pressure"には文句無しでしょう。
個人的には曲調もPVもヘンテコ、でも何故か中毒性のある"Calling All Girls"が一番好きです。
まぁ僕の場合、始めにベスト盤を穴が開くほど聴きこんでいるので、ベストに殆ど収録されてない
この「Hot Space」や1st,2ndなどは「新鮮味」という点でどうしても高評価にならざるを得ない…
というオチなんですけどもね。逆に「The Game」や「The Miracle」あたりは未だにダメっす。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★★★ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 22:35 [ アルバム紹介 ]

2005年07月24日

Celtic Frost / To Mega Therion -1985-

  
  01. Innocence and Wrath
  02. The Usurper ★
  03. Jewel Throne ★
  04. Dawn of Megiddo
  05. Eternal Summer ★
  06. Circle of the Tyrants ★
  07. (Beyond the)North Winds ★
  08. Fainted Eyes
  09. Tears in a Prophet's Dream
  10. Necromantical Screams ★

スイスの極悪大魔王としてその名を轟かせ、現在のブラックメタル勢に大きな影響を与えた
このCeltic Frost。音楽的にはMoterhead辺りから派生してきた時代相応のスラッシュメタルであって
今の激烈音楽に慣れている人にとっては物足りないかもしれませんけど、しかしほんの少しでも
そっち系の趣味があるのなら是非とも聴いておいてほしいバンドです。普通の人にはお勧めしません。
まさにホラー映画的な仰々しいオーケストラを導入した恐怖のイントロからなだれ込む2曲目
"The Usurper"を聴いた時点で完全にハマる人とダメな人、綺麗に分かれると思います。
僕はこのVo独特の「ヴッ」という唸り声を聴いた時点でもう痺れまくりましたが…
激しいリズムチェンジで走り倒す疾走曲とドゥーミーで陰鬱な曲が半々で収録されており
パターン的にはちょっと乏しいかなという気もしないではないですがこの雰囲気だけで十分。
リアリティのあるグロではなくホラー、エンターテイメントとしての恐怖がここにあります。
ジャケもお馴染みH.R.ギーガーですし。てか僕が幾ら駄文を書き散らしたところで
気に入る人はそれこそ信者化するしダメな人はもう悪夢に出るというアルバムなので…
ここまで書いてようやくチョイスを間違えたことに気付きましたけど勿体無いので載せときます

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★☆☆☆

投稿者 suma : 21:17 [ アルバム紹介 ]

2005年07月22日

Van Der Graaf Generator / Still Life -1976-

  
  01. Pilgrims ★
  02. Still Life ★
  03. Rossa ★
  04. My Room (Waiting for Wonderland)
  05. Childlike Faith in Childhood's End ★

ブリティッシュプログレとしては4大バンドの次に来るぐらいの大御所なのですが、
どこかマニア・通受け止まりで、「孤高」とも評される存在感を放っているこのVDGG。
先日何度目かの再結成をして新譜も発表したことが話題になりましたね。(聴いてないですけど)
音楽性としては繊細で暗く、且つヘヴィでドラマティックなシンフォニックロックでして
「一体どんな変態バンドなんだ」と思っていた僕は肩透かしを食らってしまったのですが…
じゃあ似たようなバンドを挙げてみろと言われるとちょっと困ってしまいます。
サックスとかEast of Edenっぽいなとは思いましたけど流石にこれは的外れもいいとこですし…
まぁ兎にも角にも、そんなVDGGを「孤高」たらしめているのはやっぱりカリスマボーカリスト
ピーター・ハミルによる所が大きいですね。(ってか殆どこの人のワンマンバンドなんですけど)
時に繊細なファルセットボイスで静かに囁き、また力強く吐き捨てるように歌い上げる
この人の歌声のそりゃあもう格好良いこと。特別巧いわけではありませんが、
技術を補って尚有り余るその表現力には気を抜くと呑み込まれそうになります。
てか、この人の力んだ声ってロブ・ハルフォード(中低音域)にそっくりじゃないですか?
初めて聴いた時からずっと思ってたんですけど、探しても同意見の方を見つけられないので
おそらく僕の耳がおかしいのでしょう。ま、あんまり引っ張ると怒られるのでこの辺で…
彼らの代表作としては前期「Pawn Hearts」や後期「World Record」あたりが挙げられますけど
僕としてはこの最高傑作とも名高く、静と動の対比が感動的なこの「Still Life」をお勧めします。
ハミルのある意味プログレボーカリストらしからぬ荒々しい歌声は必聴。

名盤:★★★★★ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 19:41 [ アルバム紹介 ]

2005年07月14日

Primus / Antipop -1999-

  
  01. Intro
  02. Electric Uncle Sam ★
  03. Natural Joe ★
  04. Lacquer Head
  05. Antipop ★
  06. Eclectic Electric
  07. Greet the Scared Cow ★
  08. Mama Didn't Raise No Fool ★
  09. Dirty Drowning Man ★
  10. Ballad of Bodacious ★
  11. Power Mad ★
  12. Final Voyage of the Liquid Sky
  13. Coattails of a Dead Man

88年にアルバムを1枚出したのみで消えたBlind IllusionというB級スラッシュメタルバンドが
いるのですが、そのバンドのベースとギターが中心となって結成されたのがこのPrimus。
Screaming Headless TorsosやWaltari、Nomeansnoなんかと共に「変態ミクスチャー四天王」と
(僕だけに)呼ばれている通り、その音楽性は言葉では説明できない独自の世界観を築き上げています。
敢えて他のバンドに例えれば「ザッパ流変態前衛ユーモアセンスを持ったやたらファンキーなRUSH」
といった感じでしょうか…?まぁRUSHの名前を出したのは、彼らが同じ編成のトリオだというのと
自身影響を受けたと公言しパロディーもやってる、というだけで実際は全然違う音楽ですけども。
あらゆるジャンルを吸収した「ミクスチャー」と言えど、やはりバンドごとに根底にあるものは違うわけで
たとえばWaltariならポップメタルになるのでしょうが、このPrimusの場合はファンクとプログレだと思います。
変拍子バリバリのドラムに実はジョー・サトリアーニ門下生だったりするザッパフリークギター、
そこへ全編に渡ってスラップをかます目立ちまくりのバカテクベースが絡むこの変態音楽に
一度ハマったらもう抜け出せません。ミュージシャンの間でも非常に人気が高く、この作品には
Metallicaのジェイムス・ヘットフィールド、元Policeのスチュワート・コープランド、トム・ウェイツ、
Rage Against The Machineのトム・モレロにLimpbizkitのフレッド・ダーストなど豪華ゲストが参加。
タイトルこそ「アンチポップ」ですが、実は彼らの中で一番聴きやすいというこの作品から
変態世界に入門するのが良いでしょう。特に、ベーシストならずともベース好きなら必聴です。

名盤:★★★★☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★☆☆

投稿者 suma : 15:01 [ アルバム紹介 ]

2005年07月09日

Waltari / Torcha ! -1992-

  
  01. Lights On ★
  02. The Lie Of The Zombie ★
  03. I Held You So Long
  04. Dedicated To The Flyers ★
  05. Lust Of Life
  06. Vogue ★
  07. Till The Music Nation ★
  08. Fool's Gold ★
  09. You Know Better
  10. Dance Electric ★
  11. Jukolauta
  12. Death Party ★
  13. I'm A Believer ★
  14. Fuckadelican Garden
  15. Waltari-Lapio ★

「Big Bang」や「Yeah! Yeah! Die! Die!~」を聴いた時の衝撃も半端なもんじゃなかったですけど、
このアルバムを聴いて僕は完全にWaltariというバンドに惚れました。フィンランドって凄いよ。
まぁ相変わらず、ごった煮の変てこサウンドですね。オープニングはクラブでかかってても違和感無い
ファンキーなダンスチューン、続く2曲目も似たようなコミカル且つファンキーでノリノリな曲です。
すると4曲目でひたすらFuck連発のパンキッシュな疾走曲""Dedicated To The Flyers""が飛び出し、
かと思えばディスクスクラッチとともにYOYO言っちゃってる"Dance Electric"~"Jukolauta"が登場、
そのままTestamentとMegadethを足して2で割ったような激烈スラッシュ"Death Party"に雪崩れ込み、
最後は大合唱間違いなしのキャッチーなWaltariテーマ曲"Waltari-lapio"でシメる、という感じで
こう文章にしてみればしっちゃかめっちゃかで散漫な印象しか伝わってこないでしょうけども…
全ての曲がWaltari印の極上ポップメタルで味付けされているので、まったく違和感がないんですよほんと。
その極みは何とマドンナのカバー"Vogue"。所々デス声で吼えるわ、サビではヘヴィなギターリフ炸裂だわで
さぞめちゃくちゃにアレンジされてるんだろなと思いつつ、原曲未聴の僕はネットで試聴したんですけど…
腰抜かしました。その、デス声とギターリフ抜かしたら殆どが完コピなんです。十分原曲の面影ありますもん。
あのマドンナを、アルバム内でまったく浮かせず且つ原曲とも離れすぎないアレンジでカバーできる
メタルバンドなんてこのWaltariしかいないと思います。正直初めは地味な曲だと思ってましたけど、
原曲聴いて印象ガラッと変わりましたね。まったく凄いバンドです。フィンランドメタルブームの日本で
このバンドが完全無視されている現状は理解に苦しみます。レコード会社何やってんだ!(2回目)

名盤:★★★★★ 有名:★★☆☆☆ 聴易:★★★★☆

投稿者 suma : 00:13 [ アルバム紹介 ]

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