The Sweet / A -1994-
|
|
"The Sweet"とは書きましたが、正確には"Andy Scott's Sweet"、オリジナルメンバーは
ギタリストのアンディ・スコットしかおりません。この人のボーカルはファンには不評で、
この時期のSweetは殆ど無視に近い扱いを受けていますが、しかしこれは腰を抜かした。
音の方は完全にHR/HM、元MSGのメンバーの名前も見受けられますが、何と言ってもボーカル。
マル・マクナルティーという専任のVoが参加してるのですが、何と何と、グラハム・ボネットそっくり!
若干この人のほうが器用かな、という印象はあるのですが声質、そしてあのガナリ声は完全に同じです。
Weaponというマイナーバンド出身、この「A」の前作「Live At Marquee」でもベース弾いてただけの
本当に無名の人なんですが、聴いた誰もが絶対に腰を抜かすもの凄い力量の持ち主です。
Voのインパクトが凄すぎて曲の評価がおろそかになりがちですが、伊達にSweetは名乗っておりません。
"Dangerous Game"なんて、名前からしてグラハムのあのアルバムを髣髴とさせる曲が入っていますが
これがまた素晴らしい名曲でして、このためだけに買っても絶対損をさせない保障を致します。
"Crudely Mott"は、「分かる人だけ笑ってください」ってなおちょくりソング。
何度も言いますが、グラハムファンなら絶対!買い!のアルバムです。ほんとに鳥肌立ちますよ。
余談ですがこのアルバムでベース弾いてるジェフ・ブラウンって人が今Andy Scott's SweetのVoをやってまして
この人も何故か中々上手いんですが、多分2曲目6曲目辺りこの人が歌ってると思います。
声質が明らかに違うんでそうだとは思うんですが、もしこれもマルさんだったらいよいよ凄いVoですわ。
誰か日本音響研究所で声紋鑑定やってもらってきてください。
名盤:★★★☆☆ 有名:★☆☆☆☆ 聴易:★★★★☆
投稿者 suma : 2005年05月15日 15:15 [ アルバム紹介 ]