2005年05月25日

Def Lepperd / Pyromania -1983-

  
  01. Rock Rock (Till You Drop) ★
  02. Photograph ★
  03. Stagefright ★
  04. Too Late For Love ★
  05. Die Hard The Hunter ★
  06. Foolin' ★
  07. Rock Of Ages ★
  08. Comin' Under Fire ★
  09. Action! Not Words ★
  10. Billy's Got A Gun ★

Def Lepperdの最高傑作が「Hysteria」だというのは捻くれものの僕でも認めざるを得ませんが
イコール一番好きな作品、ではないわけでそんな僕のイチオシはこの「Pyromania」です。
しかし不思議なバンドですね。NWOBHMの代表格なのに音は全然イギリスっぽくないし、
HR/HMなのに全然走る曲がなく、演奏は置いといて曲だけを見れば「一般洋楽的」に高品質な
ポップソングばかり。まぁこのあたりはジョー・エリオットの独壇場なのでしょうけど。
んでこのアルバム、1stで見せたようなストレートなハードロックバンドとしてのLepsと
「Hysteria」のようなオーバープロダクションによるキャッチーなLeps、どちらも楽しめる名盤だと思います。
前者の典型は1曲目"Rock Rock (Till You Drop)"。モロAC/DC…というよりは同時期に出た
オーストラリアのHeavenにそっくりな曲がありましたが、どちらが先なのでしょうか。
ちなみにここでのジョー・エリオットの声はCinderellaのトム・キーファーそっくり。
そして後者は、シングルカットもされた"Photograph"、"Foolin'"あたりでしょう。
「Hysteria」に入っていても違和感の無い、完成されたいかにも売れそうな名曲です。
血気盛んなメタルファンにはウケの悪いバンドだと思いますが、一度じっくり聴き込んでみて下さい。
僕はこのバンドに、ミッドテンポの素晴らしさを教えてもらいました。

名盤:★★★★★ 有名:★★★★☆ 聴易:★★★★★

投稿者 suma : 2005年05月25日 18:04 [ アルバム紹介 ]