Status Quo / Riffs -2003-
ついこの間出たばかりの新譜をサクっとスルーして、こんな(失礼)アルバムの紹介文を
せっせと書いているという相変わらずのゴーイングマイウェイ振りには自分でも呆れますが…
そんなことは置いといて本作、2003年に出たStatus Quo通産…何枚目かはもう知りませんが
2006年現在2番目に新しいアルバムとなる有名曲&セルフのカバー曲集であります。
ざっと曲目を見てもCricketsの"I Fought The Law"にSteppenwolfの"Born To Be Wild"、
さらにはJ.Giles Bandの"Centerfold"などなど本当に誰もが知ってるような名曲が名を連ねます。
普通彼らのようなベテランバンドがカバーアルバムを出すとなると、もうしっかり年季の入った
おっさんしか喜ばないような先祖還りのオールディーズカバーがズラリ…となるのが常ですが、
そうではなく老若男女楽しめる有名曲のカバーを楽しく聴かせてくれるあたり流石我らがQuoだな、
と強く実感しますね。(や、実はコテコテのオールディーズカバー集もしっかり出してるんですけど)
そしてセルフカバーの方も、これまた"Caroline"や"Whatever You Want"にトドメの
"Rockin' All Over The World"(まぁこれは正確には"セルフ"カバーじゃないけど)など
彼らの代表曲をこれでもかと聴かせてくれ、…まぁ演奏の方は笑うほどオリジナルに忠実なんですが、
それでも2003年の音で名曲が蘇るんですからファンにとってこれほど有難いことはありません。
そしてまだファンではない人にとっても有名曲のカバーとQuoの代表曲が一度に楽しめる
このアルバムは、そんじょそこらに転がってる熱心なファンが喜ぶ程度のカバーアルバムより
遥かに面白く聞けるんじゃないかと僕は思いますハイ。
名盤:★★★☆☆ 有名:★★★☆☆ 聴易:★★★★★
投稿者 suma : 2006年01月17日 20:04 [ アルバム紹介 ]